08月07日の命日 - 政治家・指導者

461年

マヨリアヌス

(420 - 461)

西ローマ帝国の皇帝

西ローマ帝国の皇帝として短期間ながらも帝国復興を目指し、軍事・行政改革を推進した人物。

マヨリアヌスは420年に生まれ、457年に西ローマ帝国の皇帝に即位した。在位中は帝国の再建を目指し、税制改革や軍制の整備など多岐にわたる行政改革を実施した。また、ガリアやヒスパニアへの遠征を行い、領土回復に一定の成果を上げた。しかし、実質的な権力を握る将軍リキメルとの対立を深め、461年に失脚・処刑された。その短い治世ながら、ローマ帝国末期の改革者として評価される。

461年マヨリアヌス 420年

1028年

アルフォンソ5世 (レオン王)

(994 - 1028)

レオン王

レオン王国を治め、領土拡大や教会建設など宗教政策にも力を入れた中世スペインの王。

アルフォンソ5世は994年に生まれ、999年にレオン王に即位した。彼はキリスト教国との同盟を強化し、ムーア人勢力との国境地帯を再征服するなど領土拡大を進めた。また、教会施設の建設や修復を支援し、宗教的権威の確立にも努めた。外交面ではイベリア半島の他王国との和平や同盟を模索した。 1028年に死去するまで約29年間の長期政権を維持し、レオン王国の発展に貢献した。

1028年アルフォンソ5世 (レオン王) 994年

1106年

ハインリヒ4世

(1050 - 1106)

神聖ローマ皇帝

神聖ローマ皇帝として教皇との叙任権闘争を繰り広げ、「カノッサの屈辱」で知られる君主。

ハインリヒ4世は1050年に生まれ、1056年にドイツ王として即位、1084年に皇帝に戴冠された。 1075年から教皇グレゴリウス7世との叙任権闘争を繰り広げ、1077年のカノッサの屈辱で一時的に破門を解かれた。その後も諸侯との抗争を続け、息子ハインリヒ5世との対立により1105年には退位を余儀なくされた。 1106年に没し、君主と教会の関係を巡る中世ヨーロッパの政治史に大きな影響を与えた。彼の時代の叙任権闘争は、教皇権と皇帝権の境界を定める重要な契機となった。

1106年ハインリヒ4世神聖ローマ皇帝 1050年

寛永13年7月7日

鳥居忠恒

(1604 - 1636)

山形藩主

江戸時代初期の山形藩主。鳥居家第2代当主として領国経営に努めた。

1604年に鳥居忠政の嫡男として生まれる。山形藩主を継承し、領内の治水事業を推進。家臣団の統制と財政再建に尽力した。藩政改革を進め、農村振興や産業奨励にも取り組んだ。 1636年8月7日に没し、弟の忠英が跡を継いだ。

1636年寛永 7月7日鳥居忠恒山形藩主 1604年

宝暦12年6月18日

酒井忠与

(1721 - 1762)

小浜藩主

江戸時代中期の小浜藩主。領内の治水や産業振興に努めた。

1721年に武蔵国で生まれる。 1731年に小浜藩主の養子となり、藩政を担う。財政再建のため検見法改革や新田開発を推進。藩校設立や藩内産業育成に尽力し、領民の生活向上を図った。 1762年8月7日に没し、その功績は後世にも評価されている。

1762年宝暦 6月18日酒井忠与小浜藩主 1721年

1785年

ルイス・アントニオ・デ・ボルボーン・イ・ファルネシオ

(1727 - 1785)

王族

スペイン王室出身のカトリック枢機卿。芸術の庇護者としても知られる。

ルイス・アントニオ・デ・ボルボーン・イ・ファルネシオは1727年にスペイン王フィリップ5世の甥として生まれた。 1749年にローマに赴き、枢機卿に叙任され、トレド大司教も務めた。スペイン国内の宗教改革や芸術活動の支援に力を注ぎ、名門ボルボーニュ家の教会的権威を高めた。彼のコレクションには多くの宗教美術品が含まれ、文化史における重要な役割を果たした。 1785年に没し、スペインカトリック界に大きな影響を残した。

1785年ルイス・アントニオ・デ・ボルボーン・イ・ファルネシオ 1727年

寛政7年6月23日

黒田斉隆

(1777 - 1795)

第9代福岡藩主

江戸時代の第9代福岡藩主。藩政改革に取り組んだ大名。

黒田斉隆は1777年に生まれ、黒田家第9代当主として藩主職を継承した。領内の財政再建や新田開発を推進し、農業生産力の向上に努めた。藩校の整備を行い、学問や武芸の振興にも力を注いだ。天明から寛政期にかけて、藩政改革を通じて福岡藩の基盤強化を図った。 1795年に23歳で没し、短命ながらも地域社会に影響を残した。

1795年寛政 6月23日黒田斉隆福岡藩主 1777年

文化2年7月13日

松平康乂

(1786 - 1805)

第6代津山藩主

江戸時代の第6代津山藩主。若くして藩政を担った。

松平康乂は1786年に津山藩主細川家の支流・松平家に生まれた。幼少期より家督を継承し、藩政を統括した若き大名である。藩内の財政改革や教育制度の整備に関与し、藩士の士気向上を図った。文化2年（1805年）に享年19で急逝し、その早世は藩内外に惜しまれた。短い在任期間ながら、藩政基盤の維持に尽力した人物である。

1805年文化松平康乂津山藩主 1786年

1809年

ジョナサン・トランブル

(1740 - 1809)

政治家

アメリカ独立期の政治家。コネチカット州知事や米下院議長を務めた。

ジョナサン・トランブルは1740年にコネチカット植民地で生まれた。 1775年の独立戦争中には大陸会議に参加し、軍需調達に携わった。 1789年から1791年までアメリカ合衆国下院の第2代議長を務めた。 1797年から1809年までコネチカット州知事として3期にわたり在任した。連邦政府と州政府の調整役として政治的手腕を発揮し、外交・内政で実績を残した。 1809年に没し、アメリカ初期の政治史にその名を刻んだ。

1809年ジョナサン・トランブル 1740年

1817年

ピエール＝サミュエル・デュ・ポン・ド・ヌムール

(1739 - 1817)

ジャーナリスト、重農主義の経済思想家、政治家

ジャーナリスト重農主義の経済思想家政治家

フランスの重農主義経済学者、ジャーナリスト、政治家。デュポン家の始祖。

ピエール＝サミュエル・デュ・ポン・ド・ヌムールは1739年にフランスで生まれた。重農主義を唱えた経済思想家として知られ、農業中心の経済理論を提唱した。フランス革命期には政治顧問や国庫監査官を歴任し、国政に影響を与えた。王政崩壊後はアメリカに亡命し、後のデュポン家を設立する基盤を築いた。 1817年にパリで逝去し、その思想と実業家としての遺産が後世に受け継がれた。

1817年ピエール＝サミュエル・デュ・ポン・ド・ヌムール 1739年

1820年

エリザ・ボナパルト

(1777 - 1820)

トスカーナ大公

ナポレオンの妹でトスカーナ大公を務めた女性指導者。

エリザ・ボナパルトは1777年にコルシカ島で生まれ、ナポレオンの妹として知られる。 1805年にルッカおよびピオンビーノの公位を与えられ、統治に着手した。 1809年にはトスカーナ大公に任命され、行政改革や都市計画を推進した。教育や産業振興に力を入れ、現地の発展に寄与した。 1814年のナポレオン失脚後は領地を失い、イタリア各地を転々とした。 1820年に没し、女性としての統治経験は歴史に特筆されている。

1820年エリザ・ボナパルトトスカーナ大公 1777年

1821年

キャロライン

(1768 - 1821)

イギリス王ジョージ4世の妃

イギリス王ジョージ4世の王妃。王室内で論争を巻き起こした人物。

キャロラインは1768年にブラウンシュヴァイクで生まれ、ジョージ・オーガスタと結婚した。 1795年にジョージ4世の王妃として戴冠したが、結婚生活は険悪で別居状態が続いた。彼女の称号承認をめぐり議会で激しい論争が起こり、『カロライン事件』として知られる。国民の支持を受けつつも、王室からは冷遇され、ロンドンを追われた。 1821年に没した後、正式な和解は叶わず、波乱の生涯は歴史に語り継がれた。

1821年キャロラインイギリス王ジョージ4世 1768年