08月07日の命日 - 芸術家・音楽家

1491年

ジャック・バルビロー

(1455 - 1491)

作曲家

ルネサンス期のブルゴーニュ楽派に属し、美しいポリフォニー作品を遺した作曲家。

ジャック・バルビローは1455年頃に生まれ、ブルゴーニュ公国廷で活動した。主にミサ曲やモテット、シャンソンなどの声楽作品を作曲し、当時の宮廷音楽に大きな影響を与えた。彼の作品は繊細かつ洗練されたポリフォニー技法で知られ、後世の作曲家に高く評価された。 1491年に逝去した後も、その多くの楽曲は各地の教会で演奏され続けた。バルビローの音楽はルネサンス音楽研究において重要な位置を占めている。

1491年ジャック・バルビロー作曲家 1455年

1616年

ヴィンチェンツォ・スカモッツィ

(1548 - 1616)

建築家

ヴィンチェンツォ・スカモッツィは16世紀イタリアの建築家。パッラーディオの弟子として活躍し、著作と多数の建築設計で知られる。

1548年にヴィチェンツァ近郊で生まれる。パッラーディオの下で働き、彼の未完の建築を完成させた。 1615年には建築理論をまとめた『普遍建築論』を刊行。ヴェネツィアの公共建築や邸宅設計を数多く手掛け、欧州建築に影響を与えた。 1616年8月7日に亡くなり、その設計思想は後世に受け継がれた。

1616年ヴィンチェンツォ・スカモッツィ建築家 1548年

1794年

エトムント・アンゲラー

(1740 - 1794)

作曲家

18世紀後半に活動した作曲家。生涯の詳細は不明。

エトムント・アンゲラーは1740年に生まれ、18世紀後半に活動した作曲家である。生涯の詳細な記録はほとんど残されておらず、出身地や師事した人物は不明である。現存する楽曲数は多くないが、当時の作曲技法や演奏習慣を示す貴重な手がかりとなっている。アンゲラーの作品には、室内楽や協奏曲風の作品が含まれているとされる。 1794年に没後、その名は歴史の記録の片隅に留まった。

1794年エトムント・アンゲラー作曲家 1740年

1893年

アルフレード・カタラーニ

(1854 - 1893)

作曲家

イタリアのロマン派オペラ作曲家。代表作に『ラ・ワリー』などがある。

1854年にパルマで生まれ、ミラノ音楽院で作曲を学んだ。彼はヴェリズモ運動に影響を受けた作品を多く手掛け、情熱的な旋律と豊かなオーケストレーションを特徴とする。代表作のオペラ『ラ・ワリー』（1892年）は今日でも上演されることがある。友情のあったプッチーニとは親交を深めたと言われる。1893年に結核のため亡くなり、36歳の若さだった。短い生涯ながらも後世の作曲家に影響を与え続けている。

1893年アルフレード・カタラーニ 1854年

1899年

ヤコブ・マリス

(1837 - 1899)

画家

オランダの画家。ハーグ派の代表的作家。

1837年にハーグで生まれ、兄たちとともにハーグ派の画風を確立した。風景画や海景画を得意とし、淡い色調と繊細な光の表現で知られる。ロッテルダム美術館などに彼の作品が所蔵されている。国内外で高い評価を受け、オランダ絵画黄金時代の再来を予感させた。弟子や後進にも影響を与え、画家コミュニティを活性化した。1899年にハーグで亡くなった。

1899年ヤコブ・マリス 1837年

1913年

ダーヴィト・ポッパー

(1843 - 1913)

チェロ奏者・作曲家

ボヘミア（現在のチェコ）出身のチェリスト・作曲家。技巧的な練習曲や協奏曲で知られ、数々のコンサートで活躍した。

ダーヴィト・ポッパー（1843-1913）はボヘミア出身のチェロ奏者・作曲家で、ウィーン音楽院で教鞭を執った著名な演奏家である。彼の作品には『チェロ教則本』や『40の練習曲』などがあり、チェロ奏者にとって重要なレパートリーとされる。高度な技巧を要求する楽曲は当時の演奏水準を大きく引き上げた。演奏家としてはヨーロッパ各地でリサイタルを開催し、20世紀初頭のチェロ演奏界をリードした。教育者として多くの弟子を育て、その功績は現在も世界的に評価されている。

1913年ダーヴィト・ポッパーチェロ 1843年

1944年

アグスティン・バリオス

(1885 - 1944)

ギタリスト、作曲家

ギタリスト作曲家

パラグアイ出身のギタリスト・作曲家で、民族色豊かな作品を残した。『ラ・カテドラル』などで知られる。

アグスティン・バリオス（1885-1944）はパラグアイ生まれのクラシックギタリスト・作曲家で、南米の民族音楽を取り入れた独自の作品を数多く作曲した。代表作に『ラ・カテドラル』や『舟歌』があり、その詩的な旋律と技巧的な難易度の高さで高く評価されている。彼は演奏旅行で中南米やヨーロッパ各地を訪れ、教育者としても弟子を育てた。ギターの可能性を広げる演奏技術を駆使し、20世紀前半のギター演奏史に大きな足跡を残した。後世のギタリストに多大な影響を与え、『Mangoré』の筆名でも作品を発表した。

アグスティン・バリオスギタリスト 1885年

1969年

ジョゼフ・コズマ

(1905 - 1969)

作曲家

ハンガリー出身の作曲家。フランスで活動し、名曲『枯葉』を作曲した。

ジョゼフ・コズマ（1905-1969）はハンガリー生まれの作曲家。パリに移住後、映画音楽や舞台音楽を数多く手がけた。ジャック・プレヴェールの詞による『枯葉（Les feuilles mortes）』を1945年に作曲し、世界的なヒットとなった。マルセル・カルネ監督の映画『天井桟敷の人々』などでの音楽も高く評価された。その繊細で叙情的な旋律は後の音楽家にも大きな影響を与えた。 1969年に逝去した。

1969年ジョゼフ・コズマ 1905年

1970年

内田吐夢

(1898 - 1970)

映画監督

日本の映画監督。戦前から戦後にかけて数多くの作品を手掛けた。

内田吐夢は1898年に東京で生まれた映画監督。1924年に監督デビューを果たし、柔軟な演出手法で知られる。戦前は時代劇やドキュメンタリー作品を制作し、戦後は人間ドラマに焦点を当てた作品を多く手がけた。代表作には『浪華悲歌』『寺内小伝』などがあり、映像詩とも称される美しい映像美が特徴。俳優とのコミュニケーションを重視し、リアリズムを追求した演出スタイルは後進にも大きな影響を与えた。 1970年8月7日に没し、日本映画界に残した功績は現在も高く評価されている。

1970年内田吐夢映画監督 1898年

1999年

宮川一夫

(1908 - 1999)

映画カメラマン

日本の映画カメラマン。斬新なカメラワークで多数の名作を支えた。

1908年生まれ。1930年代から1970年代まで活動し、独創的なカメラワークを展開した。海外映画への参加を通じて日本の映像美を世界に紹介。カメラポジションやライティングにこだわり、多くの名作の映像表現を革新した。後進のカメラマンにも大きな影響を与えた。 1999年に逝去した。

宮川一夫カメラマン 1908年

2004年

柴田吉太郎

(1922 - 2004)

映画監督、脚本家

映画監督脚本家

日本の映画監督・脚本家。戦後の映画界で活躍し、多くの作品を手がけた。

1922年生まれ。戦後の日本映画において監督・脚本家として多数の作品を発表。ドラマ性や人物描写を重視し、時代の息吹を映像に映し出した。新人俳優の発掘にも尽力し、後進の育成にも貢献。業界内外から高い評価を受け、晩年は映画教育にも寄与した。 2004年に逝去。

2004年柴田吉太郎 1922年

2008年

バーニー・ブリルスタイン

(1931 - 2008)

映画・テレビプロデューサー

映画やテレビ番組の制作をリードしたプロデューサー。数々のヒット作を手がけた。

1931年生まれ。テレビドラマや映画の企画・制作に携わり、ヒット作を世に送り出した。プロデューサーとして演出や資金調達を統括。エンターテインメント業界における先駆者の一人とされる。 2008年に逝去。

バーニー・ブリルスタイン英語版 1931年