08月07日の誕生日 - 芸術家・音楽家

1571年

トマス・ルポ

(1571 - 1627)

作曲家・ヴァイオル奏者

17世紀初頭のイングランドで活躍した作曲家・ヴィオール奏者。宮廷礼拝堂での演奏と作曲に名を馳せました。

1571年にイタリア系音楽家の家系に生まれ、ロンドン王室礼拝堂楽団員として活動しました。ヴィオール奏者としての優れた技量が評価され、宮廷や貴族の音楽会で演奏を披露しました。コンソートのための多声器楽合奏曲やソロ作品を多数作曲し、リュネットやガヴォットなどが代表作です。技巧的な演奏法と豊かな旋律美を融合させた作品は、当時の王侯貴族に愛好されました。 1627年に没後も、イングランド古楽の発展に寄与した作曲家として評価されています。

1571年トマス・ルポ作曲家ヴァイオル 1627年

1822年

マリア・カレルギス

(1822 - 1874)

貴族女性、ピアニスト、芸術の後援者

貴族女性ピアニスト芸術の後援者

19世紀の貴族女性、ピアニスト兼芸術後援者。

マリア・カレルギスは1822年に貴族の家系に生まれ、優れたピアニストとして知られました。彼女はサロン文化の中心人物として、多くの作曲家や画家を支援し、芸術のパトロンとして活躍しました。邸宅では定期的に演奏会を主催し、若手芸術家に演奏機会を提供しました。芸術団体への寄付や賞の設立を通じて、文化振興に貢献しました。その寛大な支援は当時の芸術シーンに影響を与え、多くの後進に刺激を与えました。

1822年マリア・カレルギス 1874年

1832年

ユリウス・エプシュタイン

(1832 - 1926)

ピアニスト

オーストリアのピアニスト・教育者。

ユリウス・エプシュタインは1832年に生まれ、ウィーン音楽院で長年教鞭を執ったピアニスト兼教育者です。彼の教え子にはバルトークら著名な作曲家や演奏家が含まれ、後進の育成に大きく貢献しました。優れた室内楽奏者として演奏会でも高い評価を得ました。演奏活動と教育活動を通じて、19世紀末から20世紀初頭の音楽文化形成に寄与しました。その温かな人柄と指導力は多くの弟子に慕われました。

1832年ユリウス・エプシュタインピアニスト 1926年

1859年

ヒョードル・シェーフテリ

(1859 - 1926)

建築家

ロシアの建築家で、アール・ヌーヴォー様式を代表する人物。

ヒョードル・シェーフテリ（1859–1926）はロシアの建築家としてモスクワを中心に多くの作品を手がけた。アール・ヌーヴォーの影響を受けた装飾性の高いデザインを特色とし、商業ビルや邸宅、公共施設など幅広い建築を設計した。特にモスクワ技能院はその代表例である。ロシア建築協会の設立にも関わり、後進の支援と技術の普及に貢献した。晩年は歴史的建築の保存活動にも取り組んだ。

1859年ヒョードル・シェーフテリ 1926年

1862年

アンリ・ル・シダネル

(1862 - 1939)

画家

フランスの画家で、ポスト印象派に影響を受けた風景画家。

アンリ・ル・シダネル（1862–1939）はフランスの画家で、パリを拠点に活躍した。ポスト印象派や象徴主義の影響を受けた柔らかな筆致と繊細な色彩が特徴。特にブルターニュ地方の風景を題材とした作品で高い評価を得た。人々の暮らしや自然の情景を詩的に表現し、風景画のジャンルに新たな視点をもたらした。教育者としても後進の画家たちに影響を与えた。

アンリ・ル・シダネル画家 1939年

1867年

エミール・ノルデ

(1867 - 1956)

画家

ドイツの表現主義画家で、鮮烈な色彩と力強い筆致が特徴。

エミール・ノルデ（1867–1956）はドイツ出身の表現主義画家で、後にデンマーク国籍も取得した。ブラッケなどのグループ「エルンストルフ運動」に参加し、鮮やかな色彩と大胆なタッチで宗教画や風景画を制作した。ナチ政権下に退廃芸術とされ作品が没収されたが、戦後は再評価され国際的な名声を得た。ノルデの作品は感情の抑揚を強調する表現主義の代表例として知られている。晩年まで創作を続けた。

1867年エミール・ノルデ画家 1956年

1868年

グランヴィル・バントック

(1868 - 1946)

作曲家、音楽教師

作曲家音楽教師

イギリスの作曲家・音楽教師で、英国音楽の発展に寄与。

グランヴィル・バントック（1868–1946）はイギリスの作曲家・音楽教師で、オリエンタル主題を取り入れたロマン派風の作品で知られる。バーミンガム音楽大学で教授を務め、多くの若手音楽家を育成した。オラトリオや管弦楽曲、ピアノ作品など多彩なジャンルで作曲活動を展開した。ロンドンやアメリカでも演奏会が行われ、その芸術性が高く評価された。英国作曲家協会の創設メンバーとしても音楽界の発展に貢献した。

1868年グランヴィル・バントック 1946年

1883年

ヨアヒム・リンゲルナッツ

(1883 - 1934)

詩人、作家、画家

詩人作家画家

ドイツの詩人・作家・画家。ユーモラスかつ風刺的な詩作で知られる。

本名はハンス・ベットヒャー。1883年にドイツで生まれ、海軍水夫やパフォーマーとして各地を放浪した。 1920年代に詩集を発表し、リズミカルで風刺の効いた詩が人気を博した。絵画や版画にも才能を発揮し、ユーモアあふれる挿絵で読者を魅了した。演劇作品や児童文学にも取り組み、多彩な分野で活躍した。 1934年に没するまで、ユニークな世界観でドイツ文化に影響を与え続けた。

1883年ヨアヒム・リンゲルナッツ 1934年

1884年

ニコライ・トリイク

(1884 - 1940)

画家、版画家

画家版画家

エストニアの画家・版画家。表現主義的な作風で国際的に評価された。

1884年にタリンで生まれ、サンクトペテルブルクやパリで美術を学ぶ。帰国後は表現主義やフォーヴィスムの影響を受けた絵画を制作し、エストニア美術協会を創設した。風景画や人物画に加え、木版画技術にも精通し、多彩な作品を残す。教育者としても活動し、タルトゥ大学などで後進の指導にあたった。 1940年に没し、その革新的な芸術性は現代エストニア美術の礎となった。

ニコライ・トリイク 1940年

1903年

諸井三郎

(1903 - 1977)

作曲家

昭和期に活躍した日本の作曲家。交響曲や室内楽作品を手がけた。

諸井三郎は日本の作曲家で、ドイツで音楽を学んだ後に帰国し、日本の近代音楽の発展に寄与しました。交響曲や室内楽、器楽作品のほか、映画音楽など幅広いジャンルで作曲を行いました。作風はロマン派の影響を受けつつも独自の和声感を取り入れたものが特徴です。教育者としても後進の育成に力を注ぎ、多くの作曲家を指導しました。1977年に没するまで精力的に作品を発表し、日本の現代音楽史に名を残しました。

諸井三郎作曲家 1977年

1911年

ニコラス・レイ

(1911 - 1979)

映画監督

アメリカの映画監督。若者の葛藤を描いた作品で知られる。

ニコラス・レイは『理由なき反抗』や『ジョニー・ギター』などの代表作で知られるアメリカの映画監督です。キャリア初期には舞台演出を経験し、演技指導にも定評がありました。1950年代に顔を上げた若者文化をスタイリッシュに映像化し、ジェームズ・ディーンとの交友も映画史に残る逸話となっています。映像表現の斬新さや心理描写の深さは後の映画監督たちに大きな影響を与えました。晩年はテレビやヨーロッパで活動し、1979年に逝去しました。

1911年ニコラス・レイ映画監督 1979年

1919年

キム・ボルイ

(1919 - 2000)

バス歌手、作曲家

バス歌手作曲家

1919年キム・ボルイ 2000年