オクラ (秋葵)

学名: Abelmoschus esculentus
科名: アオイ科

花言葉

  • 初恋
  • 恋で身が細る

特徴

花色:

説明

オクラはアフリカ北東部原産のアオイ科の一年草で、若い果実が食用として利用されます。花は大きく美しいレモンイエローで、中心部が濃いワインレッドになる特徴があります。ハイビスカスやムクゲなどと同じアオイ科のため花の形がよく似ており、野菜の花とは思えないほど美しい一日花を咲かせます。高温と日光を好む性質で、栽培適温は20-30℃です。

豆知識

  • 野菜として知られるが、花は意外に美しくハイビスカスそっくり
  • 一日花で朝に開花し夕方にはしぼんでしまう
  • アオイ科のため、ハイビスカス、ムクゲ、綿花などと近い仲間
  • 古代エジプトでは既に栽培されていた歴史の古い野菜

利用方法

観賞用
  • 家庭菜園での観賞兼用
  • エディブルフラワーガーデン
  • 夏の庭の装飾
薬用
  • 果実に食物繊維が豊富
  • 整腸作用
  • 血糖値上昇抑制効果

注意: 花には毒性はないが、過剰摂取は避ける

食用
  • 若い果実
  • 花(エディブルフラワーとして)
その他
  • 繊維を取る用途もある
  • コンパニオンプランツとして

毒性

症状: 一般的に安全で食用可能

カルミア (花笠石楠花)

学名: Kalmia latifolia
科名: ツツジ科

花言葉

  • 神秘的な思い出
  • 優美な女性
  • 大きな希望
  • 裏切り

特徴

花色:

説明

カルミアは北アメリカ原産のツツジ科の常緑低木で、スウェーデンの植物学者ペール・カルムにちなんで命名されました。最も特徴的なのは、金平糖やアポロチョコに似た可愛らしい蕾が開くと五角形の皿形になり、印象が完全に変わることです。花の雄しべは花弁のくぼみに収まっており、昆虫などの刺激で飛び出して花粉を散らす面白い仕組みを持っています。しかし、美しい外見とは裏腹に、葉にはグラヤノトキシンという毒を含んでいます。

豆知識

  • 金平糖のような蕾と開花後の印象が全く異なる珍しい花
  • 雄しべが昆虫の刺激で飛び出す面白い仕組みを持つ
  • 美しい外見とは裏腹に毒性があることから「裏切り」の花言葉
  • 羊が中毒しやすいため一部の種は「Lambkill(羊殺し)」と呼ばれる

利用方法

観賞用
  • 庭園の低木として
  • 春の花壇の主役
  • 鉢植えでの観賞
薬用
  • 毒性があるため薬用利用は危険

注意: グラヤノトキシンを含むため摂取は絶対に避けること

食用

毒性があるため食用は不可。

その他
  • 庭園の景観用低木
  • 自然庭園での野鳥の隠れ場所

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 葉, 花, 枝

症状: グラヤノトキシンによる中毒症状:嘔吐、下痢、呼吸困難、心拍数異常

ヒマワリ (向日葵)

学名: Helianthus annuus
科名: キク科

花言葉

  • 私はあなただけを見つめる
  • 憧れ
  • 偽りの愛
  • 高貴

特徴

花色: 大輪

説明

ヒマワリは北アメリカ原産のキク科の一年草で、学名の「Helianthus」はギリシャ語の「太陽の花」を意味します。高さ3メートルまで成長し、夏から秋にかけて黄色い大輪の花を咲かせます。実は多数の小花が集まった頭状花序で、外側の黄色い部分は舌状花、内側の色の濃い部分は筒状花と呼ばれます。種実は食用や油糧として利用され、既に紀元前からアメリカ先住民の重要な作物でした。

豆知識

  • 学名「Helianthus」はギリシャ語で「太陽の花」を意味する
  • 実は太陽を追って回るのは蕾の時期だけで、開花後は東を向いたまま
  • 1つの花に見えるが、実は数百から数千の小さな花の集合体
  • ゴッホの代表作「ひまわり」で世界的に有名になった

利用方法

観賞用
  • 切り花として
  • 庭植えでの夏の装飾
  • 景観植物として
薬用
  • ビタミンEが豊富な種子
  • 抗酸化作用

注意: アレルギーのある方は注意

食用
  • 種子
その他
  • ひまわり油の原料
  • ペットの餌
  • バイオ燃料

毒性

症状: 一般的に安全で食用可能

アンスリウム (大紅団扇)

学名: Anthurium andreanum
科名: サトイモ科

花言葉

  • 情熱
  • 恋にもだえる心
  • 印象深い

特徴

花色:

説明

アンスリウムは熱帯アメリカ原産のサトイモ科の植物で、600種以上が存在します。花と思われがちなハート型の部分は「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれる葉が変化したもので、中央の突起部分が「肉穂花序(にくすいかじょ)」で本来の花です。18-30度の温暖な環境を好み、直射日光を避けたレースカーテン越しの環境で一年中室内栽培が可能です。

豆知識

  • 花と思われがちな部分は実は葉が変化した「仏炎苞」
  • 600種以上の品種があり、色も赤、白、ピンク、緑など豊富
  • 和名の「大紅団扇」はハート型の形が団扇に似ていることから
  • 切り花として非常に日持ちが良く、1-2週間楽しめる

利用方法

観賞用
  • 室内観葉植物
  • 切り花として
  • ブライダル装飾
薬用
  • 特に薬用としての利用はない

注意: サトイモ科植物として軽微な毒性を持つ

食用

食用ではありません。

その他
  • フラワーアレンジメント
  • インテリアプランツ

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草

症状: サトイモ科植物として口内の刺激や腫れを起こす可能性

ザクロ (石榴)

学名: Punica granatum
科名: ミソハギ科

花言葉

  • 成熟した優美さ
  • 子孫の守護
  • 結合

特徴

花色:

説明

ザクロは地中海沿岸からヒマラヤが原産の落葉性小高木で、初夏に肉厚なオレンジ色のガクの間から鮮やかな赤に近いオレンジ色の花びらを広げる6弁花を咲かせます。花後に直径5-10センチの赤褐色の果実をつけ、熟すと果皮が裂けて中の多数の赤い種子が見えるようになります。この種子の多さから子孫繁栄の象徴とされ、世界的に子宝のシンボルとして親しまれています。

豆知識

  • 「紅一点」という言葉はザクロの花から生まれた
  • 1つの果実に300-600個もの種子が詰まっている
  • ギリシャ神話のペルセポネが食べた冥界の果実
  • 平安時代から日本で栽培されている歴史ある果樹

利用方法

観賞用
  • 庭木として
  • 花の観賞用
  • 盆栽として
薬用
  • 果実が抗酸化作用
  • 樹皮が駆虫薬として利用

注意: 樹皮の薬用利用は専門家の指導のもとで

食用
  • 種子(仮種皮)
  • 果汁
その他
  • 染料として
  • 革のなめし剤

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 根, 樹皮

症状: 根や樹皮にはアルカロイドが含まれ、大量摂取すると中毒症状