08月06日

1997年8月6日、マイクロソフトは約1億5000万ドル相当のApple株を購入し、同社に約1500万株の新株を提供。 この取引によりAppleの経営危機を救済し、両社はOfficeソフトの提供やインターネット技術ライセンスの相互利用で合意。 ナローバンド版Internet ExplorerのMac版提供や、Microsoft OfficeのApple用最適化などが含まれた。 当時、ライバル関係にあった両者の提携はIT業界に驚きを与え、PC市場の勢力図に影響を及ぼした。 この合意は、Appleの再建とWindowsプラットフォームの多様性確保の双方に寄与した重要な転機とされる。

この日は世界的な投資家心理の改善や政府の景気刺激策期待から大幅高となった。 日経平均株価の上昇幅3,217円04銭は歴代最大で、1987年のブラックマンデー翌日の下落幅を上回る数値。 特に輸出関連株や金融株に買いが集まり、取引が活況を呈した。 円安進行も追い風となり、国内外の投資家から注目を集めた。 市場関係者は一時的なリバウンドとの見方もあるが、今後の動向に慎重な見守りが続く。