08月06日の命日 - 科学者・研究者

1609年

アンドレ・デュ・ローランス

(1558 - 1609)

医師

フランスの医師で、アンリ4世の宮廷医。医学や養生法に関する著作で知られる。

1558年にフランスで生まれた医師。アンリ4世王の宮廷医として仕え、王族や貴族の治療を担当した。解剖学や理気論を研究し、『Anatomicae Institutiones』などの医学書を著した。当時の養生法や食事療法についても執筆し、医学思想の発展に貢献。医学教育や医療制度の基礎を築き、後世の医師たちに影響を与えた。

1609年アンドレ・デュ・ローランス英語版 1558年

1688年

ゲオルク・ザムエル・デルフェル

(1643 - 1688)

天文学者

ドイツの天文学者。彗星観測で知られ、月のクレーターに名を残す。

1643年ドレスデン近郊に生まれる。 1672年の大彗星を観測し、その軌道や形状を詳細に記録した。彗星研究の先駆者として高く評価され、天文観測技術を発展させた。気象学や地理学にも関心を寄せ、多方面で業績を残した。功績を讃え、月面のクレーターに“Dörffel”と命名された。

1688年ゲオルク・ザムエル・デルフェル天文学者 1643年

1706年

ジャン＝バティスト・デュアメル

(1624 - 1706)

フランス科学アカデミー事務局長

フランスの学者・行政官。フランス科学アカデミー初期の運営を支えた。

1624年パリに生まれる。哲学や神学を学び、1666年に王立科学アカデミーの初代事務局長を務める。学者と貴族を結ぶ役割として、組織の基盤整備に尽力した。天文学や自然史に関する著述を行い、学術振興に寄与。 1706年の死去まで、フランス学術界の発展に重要な役割を果たした。

1706年ジャン＝バティスト・デュアメルフランス科学アカデミー 1624年

1753年

ゲオルク・ヴィルヘルム・リヒマン

(1711 - 1753)

物理学者

ドイツ系ロシアの物理学者。雷電実験中の事故で死亡した、電気研究の先駆者。

1711年生まれ、ペトログラード（現サンクトペテルブルク）で活動。電気現象の研究に情熱を注ぎ、雷の性質や放電現象の理論を探求。 1753年、自身の雷実験中に球状雷（ボールライトニング）に打たれて事故死。実験手法や観測記録は後の電気学発展に寄与し、学会でも言及され続ける。科学に身を捧げた生涯は、電気研究の危険性と魅力を物語る。"

1753年ゲオルク・ヴィルヘルム・リヒマン 1711年

宝暦11年7月6日

野呂元丈

(1694 - 1761)

蘭学者

江戸時代中期の蘭学者。長崎で西洋医学やオランダ語を学び、日本に蘭学を広めた。

1694年に生まれ、長崎でオランダ語と蘭方医学を学んだ。蘭学の普及に努め、医学書の翻訳や解説を行った。江戸幕府や諸藩の医師たちに影響を与え、西洋医学の基盤を築いた。著書の刊行を通じて蘭学研究の発展に寄与した。 1761年にその功績が評価されながら没した。

1761年宝暦 7月6日野呂元丈蘭学者 1694年

1879年

ヨハン・フォン・ラモント

(1805 - 1879)

天文学者

スコットランド生まれの天文学者・物理学者。磁気観測で名高い。

1805年にスコットランドで生まれ、後にドイツに移住した。プラハ天文台で観測に従事し、惑星運動や星雲の研究を行った。地磁気観測やオーロラの研究で国際的に高い評価を受けた。磁気偏角の長期変動を記録し、地球物理学の基礎を築く。著書『地磁気および磁性鉱物の観測』は標準資料として用いられた。 1879年に死去し、その業績は後の科学者に大きな影響を与えた。

1879年ヨハン・フォン・ラモント 1805年

1904年

エドゥアルト・ハンスリック

(1825 - 1904)

クラシック音楽評論家

オーストリアの著名なクラシック音楽評論家。

エドゥアルト・ハンスリックは1825年にボヘミア地方に生まれた。ウィーンで音楽批評家として活躍し、作曲家ブラームスを擁護した一方、ワーグナー批判で知られた。 1854年に『音楽美について (Vom Musikalisch-Schönen)』を発表し、音楽形式主義を提唱した。彼の理論は音楽美学に大きな影響を与え、後世の音楽学研究の基礎となった。 1904年にウィーンで没し、その批評文は現在でも音楽史の重要資料とされる。

1904年エドゥアルト・ハンスリッククラシック音楽評論家 1825年

1923年

寺尾寿

(1855 - 1923)

天文学者

明治時代に活動した日本の天文学者。

1923年寺尾寿天文学者 1855年

1937年

アルフレート・ヴィルム

(1869 - 1937)

冶金学者

アルミニウム合金の時効硬化現象を発見したドイツの冶金学者。

アルフレート・ヴィルムは1869年にドイツで生まれ、冶金学の研究を進めた。 1906年、アルミニウム合金における時効硬化現象を発見し、その特性を初めて明らかにした。彼の研究は軽量で高強度なアルミ合金材料の開発に大きな道を開いた。この発見は航空機や自動車産業に広く応用され、現代の材料工学に影響を与えた。 1937年に没し、冶金学の発展に多大な功績を残した。

1937年アルフレート・ヴィルム 1869年

1969年

久野久

(1910 - 1969)

地球科学者

久野久地球科学者 1910年

1970年

末綱恕一

(1898 - 1970)

数学者

1970年末綱恕一 1898年

1979年

フェオドル・リュネン

(1911 - 1979)

生化学者

ドイツの生化学者。脂質代謝の研究でノーベル賞を受賞。

1911年にドイツで生まれ、生化学分野で脂質代謝のメカニズム解明に尽力。 1964年にノーベル生理学・医学賞を受賞し、コレステロール合成経路の研究が評価された。ミュンヘン大学で長年教授を務め、数多くの研究者を育成した。その研究は心血管疾患や脂質異常症の治療薬開発にも大きく貢献。 1979年に逝去、彼の業績は現在の生化学研究における基盤となり続けている。

1979年フェオドル・リュネン生化学者 1911年