08月06日の誕生日 - 科学者・研究者

元文3年6月21日

林子平

(1738 - 1793)

江戸時代の経世家

江戸時代中期の経世家・地理学者。『海国兵談』で国防の必要性を説きました。

林子平（1738-1793）は、江戸時代の経世家で地理学者です。著書『海国兵談』で日本海防の強化を提言し、実践的な提言を行いました。地理図や海外情報収集に尽力し、外国情勢の研究にも関心を示しました。幕府から幽閉・押込を受けるなど、批判的な姿勢が問題視されました。日本の近代化に先駆けた思想家として、後世に評価されています。

1738年元文 6月21日林子平江戸時代経世家 1793年

1766年

ウイリアム・ウォラストン

(1766 - 1828)

化学者、物理学者、天文学者

化学者物理学者天文学者

イギリスの化学者・物理学者・天文学者。光学や化学分析に業績を残しました。

ウイリアム・ウォラストン（1766-1828）は、イギリスの多才な科学者です。光学分野では分光器の改良や光の屈折研究を行いました。化学では微量元素の定量分析方法を開発し、化学工学への応用を促進しました。天文学では彗星観測などにも従事し、科学誌で研究成果を発表しました。学際的なアプローチで18世紀末から19世紀初頭の科学発展に貢献しました。

1766年ウイリアム・ウォラストン化学者物理学者天文学者 1828年

天保8年7月6日

津田仙

(1837 - 1908)

農学者、キリスト教学者

農学者キリスト教学者

日本の農学者・キリスト教学者。農藝学と神学を融合させ、新時代の教育に貢献。

津田仙は1837年に生まれ、農学とキリスト教学の研究に生涯を捧げた学者。帰国後は農業技術の普及に尽力し、各地で農業指導を行った。同時に神学校を設立し、キリスト教思想の教育にも力を注いだ。その教えは弟子たちに受け継がれ、後の日本の農学・神学分野に影響を与えた。 1908年に逝去するまで、多面的な学問の発展に寄与した先駆者である。

1837年天保 7月6日津田仙農学者キリスト教 1908年

1859年

アルフレート・ヘットナー

(1859 - 1941)

地理学者

ドイツの地理学者。地域地理学の発展に貢献した学者。

アルフレート・ヘットナーは1859年にドイツで生まれた地理学者。特に地域地理学（Landschaftskunde）の体系化を進め、地理学研究に新たな視点を導入。多くの著作で地形や人文地理の相互関係を論じ、後進の研究者に大きな影響を与えた。ハイデルベルク大学などで長年教鞭をとり、地理学の教育にも力を注いだ。 1941年に逝去し、その功績は現在の地理学にも色濃く残る。

1859年アルフレート・ヘットナー地理学者 1941年

1881年

アレクサンダー・フレミング

(1881 - 1955)

細菌学者

スコットランドの細菌学者。ペニシリンを発見し、抗生物質研究の扉を開いた。

1881年にスコットランドで生まれた。ロンドンの病院に奉職しながら研究を行い、1928年に青カビ由来のペニシリンの抗菌作用を偶然発見した。発見後の精製や量産は他者の手を借りつつも、彼の発見が抗生物質時代の到来を告げた。 1945年にフレミング、チェイン、フローリーの3名でノーベル生理学・医学賞を受賞した。その業績は感染症治療に革命をもたらし、今日の医療にも大きな影響を与え続けている。 1955年に亡くなった。

1881年アレクサンダー・フレミング 1955年

1891年

レオナード・ホークス

(1891 - 1981)

地質学者

イギリスの地質学者。地層学や地質図作成で功績を残した。

1891年にイギリスで生まれた。ケンブリッジ大学で地質学を学び、卒業後は地層研究に従事した。複数の地域でフィールドワークを行い、詳細な地質図を作成した。地質構造の解析や堆積学の研究で学界に貢献した。 1981年に亡くなった。

1891年レオナード・ホークス地質学者 1981年

1896年

横田喜三郎

(1896 - 1993)

国際法学者

日本の国際法学者。国際関係や条約法の研究で知られた。

1896年に長野県で生まれた。東京帝国大学（現・東京大学）法学部で国際法を専攻した。大学教授として数多くの論文を発表し、条約解釈や海洋法の研究に貢献した。戦後は国際会議や外交顧問としても活躍した。 1993年に死去した。

1896年横田喜三郎国際法学者 1993年

1904年

ジュリアーノ・ボンファンテ

(1904 - 2005)

言語学者

イタリアの言語学者。印欧語やエトルリア語の研究で世界的に知られた。

1904年にイタリアで生まれ、ローマ大学で言語学を学んだ。印欧語族の起源と構造に深く取り組み、語彙や文法の比較研究を行った。古代エトルリア語の解読にも貢献し、エトルリア文化の理解を大きく進展させた。多くの論文や学術書を執筆し、後進の研究者を育成した。2005年に100歳で没するまで、学界で高い評価を受け続けた。

1904年ジュリアーノ・ボンファンテ言語学者 2005年

1916年

リチャード・ホフスタッター

(1916 - 1970)

政治史家

アメリカの政治史家。プルーリッツァー賞を二度受賞した学界の重鎮。

1916年にニューヨーク州バッファローで生まれ、コロンビア大学で学位を取得した。政治史の研究において『改革の時代』や『アメリカの反知性主義』などの著作が高く評価され、二度のプルーリッツァー賞を受賞した。独自の視点で政治思想や社会運動の背景を分析し、アメリカ史研究に新たな地平を開いた。コロンビア大学をはじめ複数の大学で教鞭を執り、多くの研究者を育成した。1970年に没し、その理論は現在も政治学・歴史学の分野で引用され続けている。

リチャード・ホフスタッター政治史家 1970年

1939年

進藤榮一

国際政治学者

日本の国際政治学者。国際関係論を専門とする。

1939年8月6日生まれの国際政治学者。国際関係論や安全保障政策を研究し、多くの学術論文を執筆。大学で教鞭を執り、後進の育成に尽力した。国際会議やコメンテーターとしても活動し、政策提言を行った。日本の国際政治学界に大きな影響を与え続けている。

1939年進藤榮一政治学者

1940年

結城貢

(1940 - 2022)

料理研究家

日本の料理研究家。家庭向けのレシピ提案を通じて料理の楽しさを広めた。

1940年8月6日生まれの料理研究家。家庭向けのレシピ開発を中心に活動し、忙しい家庭でも実践しやすいメニューを提案した。食材の魅力を引き出す工夫に定評があり、料理初心者から上級者まで幅広く支持された。日本の食文化の魅力を広めることに貢献した。 2022年に逝去後も、多くの家庭で彼のレシピが愛用され続けている。

1940年結城貢料理研究家 2022年

1943年

ジョン・ポステル

(1943 - 1998)

コンピュータ科学者

インターネット技術の標準化を牽引したアメリカのコンピュータ科学者。

1943年生まれ。インターネットの初期開発期から技術的標準化を担当。 RFC（Request for Comments）の管理・作成を行い、IANA（Internet Assigned Numbers Authority）の設立に尽力。インターネットの運用ルール策定で中心的役割を果たし、『インターネットの父』とも称される。 1998年に逝去。

1943年ジョン・ポステルコンピュータ科学 1998年