ルリタマアザミ (瑠璃玉薊)

学名: Echinops ritro
科名: キク科

花言葉

  • 権威
  • 秘密の恋
  • 独り立ち
  • 鋭敏

特徴

花色: 瑠璃色

説明

ルリタマアザミは地中海沿岸原産の宿根草で、夏に直径3~5cmの球状の花を咲かせます。深い青紫色の小さな筒状花が放射状に集まって球形を形成し、ハリネズミのような独特の形状をしています。葉はアザミのようにギザギザしていて硬く、茎は直立して60~120cmになります。ドライフラワーとしても人気が高く、切り花として夏の暑い時期に重宝されます。

豆知識

  • 学名のEchinopsはギリシャ語で「ハリネズミに似ている」という意味
  • 花は実際には小さな花の集合体で、一つ一つが独立した花
  • ドライフラワーにすると色が長期間保持される珍しい花
  • 蜂やチョウが好む蜜源植物としても価値が高い

利用方法

観賞用
  • 切り花(夏の暑い時期に重宝)
  • ドライフラワー(長期保存可能)
  • 庭植え(宿根草として)
薬用
  • ヨーロッパ伝統医学では消炎作用があるとされる
  • 根の煎じ薬が利尿作用に使われた

注意: 現代医学的な効果は証明されておらず、医療目的での使用は避けるべきです。

食用

食用には適さない

その他
  • 昆虫の蜜源植物として
  • 生け花の花材として人気

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉(軽微な皮膚刺激の可能性), 茎(とげによる物理的損傷)

症状: とげによる刺傷や軽微な皮膚刺激の可能性があります。

オシロイバナ (白粉花)

学名: Mirabilis jalapa
科名: オシロイバナ科

花言葉

  • しめやかな愛情
  • 臆病
  • 内気
  • 恋を疑う

特徴

花色:

説明

オシロイバナは南アメリカ原産のオシロイバナ科の多年草で、午後4時頃から芳香を放つ花を咲かせます。花に見える部分は実は萼で、花びらはありません。赤、ピンク、白、黄色など多彩な色があり、同じ株から異なった色の花が咲くのが特徴です。種子の中の白い胚乳が白粉(おしろい)に似ていることから名付けられました。江戸時代初期に日本に渡来し、強健で育てやすく、こぼれ種でも増えます。

豆知識

  • 学名Mirabilisは「美しい、不思議な」という意味のラテン語
  • 1つの株から複数の色の花が咲く突然変異を起こしやすい
  • 江戸時代の子供たちは種子を使って「おしろい遊び」をした
  • 花は夜行性の昆虫によって受粉される

利用方法

観賞用
  • 庭植え(夏の花壇)
  • 鉢植え(ベランダガーデニング)
  • グラウンドカバー(こぼれ種で増える)
薬用
  • 南米伝統医学では根を利尿薬として使用
  • 葉の煎じ薬が皮膚の炎症に使われた

注意: 現代医学的な効果は証明されておらず、医療目的での使用は専門家に相談してください。

食用

一般的に食用には適さない

その他
  • 子供の遊び道具(種子を使った遊び)
  • 香料植物として(夕方の芳香)

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 種子(特に黒い種子), 根(大量摂取時)

症状: 種子を大量摂取すると消化器症状を起こす可能性があります。

サルスベリ (百日紅)

学名: Lagerstroemia indica
科名: ミソハギ科

花言葉

  • 愛嬌
  • 雄弁
  • 不用意
  • あなたを信じる

特徴

花色:

説明

サルスベリは中国南部原産のミソハギ科の落葉樹で、樹高は3~10mになります。7月中旬から10月中旬頃まで約100日間にわたって花を咲かせるため「百日紅」と名付けられました。花びらは縮れた形をしており、ピンク、赤、白、紫など豊富な色があります。最大の特徴は樹皮が白くなめらかで、猿も滑って落ちてしまうほどツルツルしていることです。自然樹形でも形が整いやすく手入れが楽なので、庭木や街路樹として人気があります。

豆知識

  • 学名Lagerstroemiは植物学者リンネが友人の名前をつけたもの
  • 樹皮が剥がれ落ちることで常に新しい幹肌を保つ
  • 花が約100日咲くことから中国では「百日紅」と呼ばれる
  • 日本へは平安時代に伝来したとされる

利用方法

観賞用
  • 庭木(シンボルツリー)
  • 街路樹(夏の景観美化)
  • 公園樹(長期間の開花)
薬用
  • 中国伝統医学では樹皮を止血薬として使用
  • 花を煎じて解熱作用に使われた

注意: 現代医学的な効果は十分に検証されていないため、医療目的での使用は避けてください。

食用

食用には適さない

その他
  • 木材(細工物や小物作り)
  • 蜜源植物(蜂蜜の原料)

毒性

症状: 特に毒性は報告されていません。

エリカ

学名: Erica spp.
科名: ツツジ科

花言葉

  • 孤独
  • 寂しさ
  • 博愛
  • 幸福な愛
  • 閑静

特徴

花色:

説明

エリカは主に南アフリカとヨーロッパ原産のツツジ科の常緑低木で、700種類以上の野生種が存在します。樹高は20~100cmほどで、針状から線状の細い葉を輪生状につけます。つぼ型や釣鐘型、筒形の小さな花を密集して咲かせ、花色は白、ピンク、赤、黄色と多様です。開花時期は品種によって異なり、秋咲き、冬咲き、春咲きなどがあります。ヨーロッパ原産種は寒さに強く、アフリカ原産種は暑さに強い特徴があります。

豆知識

  • エリカ属には700種類以上の種があり、その大部分が南アフリカ原産
  • イギリスの荒野「ヒース」の名前の由来となった植物
  • ヒースハニーは独特の風味で珍重される蜂蜜の一種
  • スコットランドでは白いヘザーを見つけると幸運が訪れるという言い伝えがある

利用方法

観賞用
  • 鉢植え(室内観賞用)
  • 庭植え(ロックガーデン)
  • 切り花(長持ちする)
薬用
  • ヨーロッパ伝統医学では利尿作用があるとされる
  • 葉の煎じ薬が泌尿器系の不調に使われた

注意: 現代医学的な効果は証明されておらず、医療目的での使用は専門家に相談してください。

食用

一般的に食用には適さない

その他
  • 蜜源植物(ヒースハニーの原料)
  • ほうき作りの材料(枝を束ねて)

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉(大量摂取時), 花(敏感な個体)

症状: 大量摂取により軽微な消化器症状を起こす可能性があります。