08月04日の命日 - 芸術家・音楽家

1525年

アンドレア・デッラ・ロッビア

(1435 - 1525)

彫刻家

ルネサンス期に彩色テラコッタ彫刻を完成させたロッビア家の彫刻家。

アンドレア・デッラ・ロッビア（1435-1525）はイタリア・ルネサンス期の彫刻家で、有名なロッビア窯の一員です。叔父ルカ・デッラ・ロッビアの下で修業し、テラコッタに釉薬を施す技術を発展させました。鮮やかな色彩を持つレリーフ作品は宗教画や装飾品として広く用いられました。フィレンツェやローマの教会、宮殿に作品を残し、その美術史的価値は高く評価されています。生涯を通じて工房を経営し、後世の彫刻家にも大きな影響を与えました。

1525年アンドレア・デッラ・ロッビア彫刻家 1435年

1753年

ゴットフリート・ジルバーマン

(1683 - 1753)

オルガン製作者

18世紀ドイツの著名なオルガン製作者。精緻な構造と豊かな音色が評価された。

1683年にザクセン地方で生まれ、楽器製作の家系に育つ。バロック様式を取り入れたオルガンを多く製作し、教会からの注文が相次いだ。 J.S.バッハらの作曲家から高く評価され、その音響設計は今なお参考とされる。息子や弟子に技術を伝承し、ジルバーマン家のオルガンはヨーロッパ各地に広まった。 1753年に逝去するまで、50台以上のオルガンを手がけたとされる。

1753年ゴットフリート・ジルバーマンオルガン 1683年

1795年

フランシスコ・バイユー

(1734 - 1795)

宮廷画家

18世紀スペイン王室の宮廷画家。宗教画や肖像画を手がけた。

1734年にスペインのサラマンカ近郊で生まれる。王立タペストリー工房で壁掛け絵の下絵を制作。カルロス3世の宮廷画家に任命され、王族肖像や歴史画を数多く手がける。弟子にはゴヤの妹が含まれ、芸術家の育成にも尽力。 1795年に逝去し、新古典主義絵画の発展に寄与した。

1795年フランシスコ・バイユー 1734年

1816年

フランソワ＝アンドレ・ヴァンサン

(1746 - 1816)

画家

フランス新古典主義を代表する画家。歴史画や肖像画を数多く制作。

1746年にパリで生まれる。ローマ賞を受賞し、イタリアで古典美術を学ぶ。帰国後、サロンで高く評価され、王侯貴族の肖像画や歴史画を手がける。教育者としても活動し、多くの若手画家を指導。 1816年に逝去し、新古典主義絵画の発展に大きく寄与した。

1816年フランソワ＝アンドレ・ヴァンサン 1746年

1873年

ヴィクトル・ハルトマン

(1834 - 1873)

画家

ロシアの画家・建築家。ムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』の元となった作品を多数残した。

1834年にロシア・サンクトペテルブルクで生まれたヴィクトル・ハルトマンは、建築家でもあり、展覧会用のデザインを手掛けました。彼のスケッチや水彩画は独創的な構図と色彩で知られ、没後にムソルグスキーが組曲『展覧会の絵』に取り上げたことで広く知られるようになりました。短い生涯（39歳没）の中で多彩なイラストや建築プランを残し、ロシア美術史における重要な人物として評価されています。

1873年ヴィクトル・ハルトマン画家 1834年

1900年

イサーク・レヴィタン

(1860 - 1900)

画家

ロシアの風景画家。叙情的な自然描写で高い評価を受けた。

1860年にロシアで生まれたイサーク・レヴィタンは、モスクワ絵画彫刻建築学校で学び、ペレヴィジェニキ派に参加。代表作『黄金の秋』『静かな小川』『月光』などで知られ、柔らかな筆致と光の表現で詩情豊かな風景を描きました。肺結核により39歳で夭折しましたが、その絵画はロシア国民美術として今なお愛されています。

イサーク・レヴィタン 1860年

1913年

中林梧竹

(1827 - 1913)

書家、明治の三筆の一人

書家明治の三筆の一人

明治時代を代表する書家で、明治の三筆の一人に数えられる人物。筆致には力強さと優雅さが同居し、多くの門弟に影響を与えた。

中林梧竹（1827年 - 1913年）は、幕末から明治にかけて活躍した日本の書家。力強い筆致と繊細な線を融合させた書風で知られる。ともに「明治の三筆」と称された高山樗牛や日下部鳴鶴とともに近代書道の礎を築いた。門人の育成に力を注ぎ、全国各地で書道講習会を開催した。代表作には扁額や詩文書など多岐にわたり、今日も美術館や書道展で高く評価されている。

1913年中林梧竹明治の三筆 1827年

1919年

フェルディナント・ティエリオ

(1838 - 1919)

作曲家

19世紀ロマン派の作曲家で、多彩なジャンルの楽曲を手がけた人物。抒情的な旋律が特徴。

フェルディナント・ティエリオ（1838年 - 1919年）は、ロマン派音楽の伝統を受け継いだ作曲家。ピアノ曲や歌曲、室内楽作品を中心に作曲活動を展開し、音楽サロンで広く演奏された。抒情的な旋律と調和の取れた和声が特徴で、多くの聴衆に親しまれた。指揮者としても活動し、自身の作品を自ら指揮して紹介した。室内から小規模オーケストラまで多様な編成で演奏され続けている。

1919年フェルディナント・ティエリオ作曲家 1838年

1927年

ウジェーヌ・アジェ

(1857 - 1927)

写真家

フランスの写真家で、20世紀初頭のパリの日常風景を記録した先駆者。

ウジェーヌ・アジェ（1857年 - 1927年）は、フランスで活動した写真家。パリの街角や建造物、人々の生活を独自の視点で撮影し、ドキュメンタリー写真の先駆けとなった。構図の美しさと当時の都市景観をありのままに捉えた写実性が特徴。シュルレアリスムの芸術家たちに再評価され、死後に大きな影響を与えた。現在も美術館や写真展で高く評価されている。

1927年ウジェーヌ・アジェ写真家 1857年

1930年

ジークフリート・ヴァーグナー

(1869 - 1930)

作曲家、指揮者、バイロイト音楽祭芸術監督

作曲家指揮者バイロイト音楽祭芸術監督

ドイツの作曲家・指揮者で、バイロイト音楽祭の芸術監督を務めたワーグナー家の長男。

ジークフリート・ヴァーグナー（1869年 - 1930年）は、リヒャルト・ワーグナーの長男で作曲家・指揮者。父が創設したバイロイト音楽祭で芸術監督を務め、音楽祭運営や演出に深く関わった。自身も楽劇作品を手がけ、ワーグナー一族の音楽的伝統を継承した。指揮者としてはヨーロッパ各地で公演を行い、自作自演を通じて作品の普及に努めた。

1930年ジークフリート・ヴァーグナー指揮者バイロイト音楽祭 1869年

1941年

大森安仁子

(1856 - 1941)

芸術家、慈善活動家、翻訳家

芸術家慈善活動家翻訳家

大森安仁子は日本の芸術家であり、慈善活動にも尽力した翻訳家です。

大森安仁子は19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した芸術家です。絵画や工芸など様々な表現活動を行いながら、社会的弱者への支援を目的とした慈善活動にも参加しました。翻訳家として海外の文学作品や美術関連文献を日本語に紹介し、国際文化交流に貢献しました。生涯を通じて芸術と社会貢献を両立させ、その功績は多くの人々に影響を与えました。1941年にこの世を去りました。

1941年大森安仁子芸術家慈善活動家翻訳家 1856年

1942年

アルベルト・フランケッティ

(1860 - 1942)

作曲家

イタリア出身の作曲家で、主にオペラ作品を手がけました。

アルベルト・フランケッティは19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したイタリアの作曲家です。リヒャルト・ワーグナーやフランツ・リストの影響を受けつつ、独自のロマン派的作風を確立しました。代表作には複数のオペラがあり、ヨーロッパ各地で上演されました。音楽理論にも造詣が深く、後進の作曲家たちに影響を与えました。1942年にその生涯を閉じました。

1942年アルベルト・フランケッティ 1860年