08月04日の誕生日 - 科学者・研究者

1805年

ウィリアム・ローワン・ハミルトン

(1805 - 1865)

数学者、物理学者

数学者物理学者

アイルランド出身の数学者・物理学者。四元数を発見し、ハミルトニアン力学の基礎を築いた。

1805年にダブリンで生まれ、トリニティ・カレッジで数学と物理学を学んだ。1843年に四元数を発表し、代数と幾何学の新たな結びつきを示した。ハミルトンの理論は後の量子力学や物理学の発展に大きな影響を与えた。彼はまたハミルトニアン力学を体系化し、解析力学に革命をもたらした。1865年に没するまで数多くの論文を発表し、王立協会会長も務めた。

1805年ウィリアム・ローワン・ハミルトン数学者物理学者 1865年

1834年

ジョン・ヴェン

(1834 - 1923)

数学者

イギリスの数学者・論理学者。集合を図式化する「ベン図」を考案した。

1834年にイングランドで生まれ、ケンブリッジ大学で数学と道徳学を学んだ。象徴論理学に関する研究で知られ、1881年に『論理学の象徴』を刊行した。ベン図は集合や論理関係を視覚的に示す手法として広く普及している。また、統計学や教育の分野でも活躍し、多くの学術的貢献を残した。1923年に没し、その図式は現在も幅広く用いられている。

1834年ジョン・ヴェン 1923年

1841年

ウィリアム・ハドソン

(1841 - 1922)

作家、ナチュラリスト、鳥類学者

作家ナチュラリスト鳥類学者

アルゼンチン生まれの作家・博物学者。鳥類研究と自然描写で知られる。

1841年にブエノスアイレスで生まれ、少年期をアルゼンチンの大草原で過ごした。自然観察を通じて鳥類の生態に深い知見を獲得し、後にイギリスへ移住して研究を続けた。1886年に出版した『ラプラタの鳥類』は博物学の名著とされる。代表作『緑の館』など文学作品も著し、自然と人間の関わりを詩的に描写した。1922年に没し、その作品は今なお多くの読者に愛されている。

1841年ウィリアム・ハドソン作家ナチュラリスト鳥類学者 1922年

1884年

浅川伯教

(1884 - 1964)

彫刻家、陶磁器研究家

彫刻家陶磁器研究家

彫刻家かつ陶磁器研究家。日本美術における陶磁器研究の先駆者。

浅川伯教は日本の彫刻家であり、同時に陶磁器研究の第一人者です。東京美術学校（現東京芸術大学）で彫刻を学んだ後、陶磁器の歴史と技術を体系的に研究。中国や朝鮮の陶磁器にも精通し、多くの論文を執筆しました。自身の彫刻作品には伝統技法を活かした温かみのある表現が見られます。美術史学者としても業績を残し、日本美術の理解を深めることに貢献しました。 1964年に没し、その功績は現代にも受け継がれています。

1884年浅川伯教彫刻家陶磁器 1964年

1884年

バラージュ・ベーラ

(1884 - 1949)

映画理論家、美学者、作家、詩人

映画理論家美学者作家詩人

ハンガリーの映画理論家、美学者、作家、詩人。映画批評の先駆者。

バラージュ・ベーラはハンガリー出身の映画理論家で、視覚表現の美学を論じました。代表作『映画の詩学』で映画独自の言語性を提唱し、世界中に影響を与えました。作家としても小説や詩を発表し、多彩な文筆活動を展開。ウィーンやベルリンで文化批評に携わり、映画と文学の関係を深く探求。ナチス台頭後は亡命を余儀なくされ、1949年にパリで没しました。

バラージュ・ベーラ映画理論家美学作家詩人 1949年

1889年

新関良三

(1889 - 1979)

ドイツ文学者

日本のドイツ文学者。1889年生まれ、1979年に没し、ゲーテやシラー研究で知られる。

新関良三は東京帝国大学（現東京大学）でドイツ文学を専攻し、ゲーテやシラーの研究で業績を挙げました。戦前から戦後にかけて多くの論文を発表し、ドイツ表現主義を日本に紹介しました。翻訳者としても活躍し、ドイツ語圏文学の理解を深める翻訳を手がけました。教育者として多くの学生を指導し、大学教壇に長く立ち続けました。 1979年に90歳で没し、その研究は今日まで高く評価されています。

1889年新関良三ドイツ文学者 1979年

1907年

荒川秀俊

(1907 - 1984)

気象学者

日本の気象学者。大気物理学の研究に従事したとされる。

1907年に生まれた日本の気象学者。大気物理学や気象観測の研究に従事したとされる。気象庁や大学などで後進の指導にも携わった可能性がある。詳細な業績や所属についての記録は限られている。 1984年に亡くなった。

1907年荒川秀俊 1984年

1909年

ソーンダース・マックレーン

(1909 - 2005)

数学者

アメリカの数学者。カテゴリ理論の創始者として知られる。

ソーンダース・マックレーンは1909年にアメリカで生まれ、2005年に亡くなった数学者です。カテゴリ理論をサミュエル・アイレンベルグと共に創始し、抽象代数学やトポロジーへの応用を拓きました。アメリカ数学会の会長を務め、数学教育や研究の発展に大きく貢献しました。1989年には米国科学アカデミーから国立科学賞を受賞しています。その簡潔かつ汎用性の高い理論は現代数学の多くの分野で基盤となっています。

1909年ソーンダース・マックレーン 2005年

1932年

フランシス・E・アレン

(1932 - 2020)

計算機科学者

アメリカの計算機科学者で、コンパイラ最適化の先駆者。女性初のIBMフェローで、2006年にチューリング賞受賞。

1932年にアメリカで生まれ、1957年にIBMに入社。コンパイラの効率化と最適化技術の研究を推進し、高度なプログラミング言語処理を実現した。女性として初めてIBMフェローに選出され、計算機科学界で著名な地位を築いた。 2006年にはコンピュータ科学の最高賞であるチューリング賞を受賞。 2020年に逝去するまで約60年にわたり、多くの論文と技術革新に貢献した。

フランシス・E・アレン計算機科学 2020年

1955年

岩渕美智子

政治学者

大学教授として政治学を研究し、公共政策の分野で実践的な提言を行う学者。

国内外の政治制度や行政改革を専門とし、多数の論文や著書を発表。ジェンダー政治学や比較政治学にも造詣が深く、政策立案に関するコンサルティングも手掛ける。大学での教育活動のほか、シンポジウムや講演会を通じて市民や自治体への知見提供を行っている。公職選挙法や地方自治法などの法制度研究にも取り組み、実務と学術を橋渡しする役割を果たしている。

岩渕美智子政治学者