モントブレチア (姫檜扇水仙)

学名: Crocosmia × crocosmiiflora
科名: アヤメ科

花言葉

  • 楽しい思い出
  • 謙譲の美
  • 気品
  • 陽気

特徴

花色:

説明

モントブレチアは南アフリカ原産のアヤメ科の球根植物で、日本には明治時代に渡来しました。草丈は60~100cmほどに育ち、夏の6月から9月にかけて、茎の先端にオレンジ色や赤色の花を穂状に咲かせます。花は下向きに咲き、ろうと状のラッパ型で花弁は6つに分かれます。乾燥に強く、湿気にも耐える丈夫な性質で、増えやすい特徴があります。

豆知識

  • 学名のCrocosmiaはギリシア語でサフランの香りを意味する
  • 明治時代に日本に渡来し、現在では野生化している地域もある
  • フランスの植物学者ルモアーヌによって作出された園芸品種
  • 花を乾燥させるとサフランのような香りがすることから「貧乏人のサフラン」と呼ばれることもある

利用方法

観賞用
  • 切り花
  • 庭植え
  • 花壇
  • コンテナ栽培
薬用
  • 花を乾燥させてお湯に浸すとサフランのような香りがする
  • 特に薬用効果は知られていない

注意: 特に注意すべき毒性はないが、球根の誤食は避ける

食用

食用には適さない

その他
  • 香料として花を利用することがある
  • ドライフラワーとしても利用可能

毒性

症状: 特に毒性は報告されていない

キョウチクトウ (夾竹桃)

学名: Nerium oleander var. indicum
科名: キョウチクトウ科

花言葉

  • たくましい精神
  • 油断大敵
  • 危険な愛
  • 用心

特徴

花色:

説明

キョウチクトウは地中海沿岸から南アジアが原産の常緑低木で、6月から9月にかけて白、赤、ピンク、黄色の美しい花を咲かせます。花びらは5枚でフリル状になっており、扇風機の羽のような形をしています。乾燥や大気汚染に強いため街路樹として利用されますが、全体に青酸カリよりも強いオレアンドリンなどの毒成分を含んでおり、取り扱いには十分な注意が必要です。

豆知識

  • 名前の由来は葉がタケに似て、花がモモに似ていることから中国で命名された
  • 広島の原爆焼土に最初に咲いた花の一つとして知られる
  • バーベキューで薪として使用して中毒事故が起きたケースがある
  • 青酸カリよりも強い毒性を持つオレアンドリンを含有している

利用方法

観賞用
  • 街路樹
  • 公園樹
  • 庭園樹
  • 生垣
薬用
  • 伝統的に心臓疾患の治療に使用されていたが現在は危険性から使用されない

注意: 全体に強い毒性があり、医療用途での使用は厳禁。専門知識なしに使用してはならない

食用

食用は絶対に不可。枝を箸代わりに使用するだけでも危険

その他
  • 工業地帯の緑化
  • 大気汚染の激しい地域での植栽

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全体, 葉, 花, 枝, 根, 果実, 周辺の土壌

症状: 嘔吐、下痢、四肢脱力、倦怠感、非回転性めまい、腹痛、心臓発作、痙攣。重篤な場合は死に至る

キンセンカ (金盞花)

学名: Calendula officinalis
科名: キク科

花言葉

  • 別れの悲しみ
  • 寂しさ
  • 悲嘆
  • 失望

特徴

花色:

説明

キンセンカは地中海沿岸原産のキク科の一年草で、12月から5月にかけて黄色やオレンジ色の鮮やかな花を咲かせます。花の形が黄金色の盞(さかずき)に似ていることから金盞花と名付けられました。太陽に反応して朝に開き夕方に閉じる性質があり、雨の日は開花しません。古くからハーブとして利用され、皮膚トラブルの治療や着色料として使われてきました。

豆知識

  • 学名Calendulaは「カレンダー」の語源で、どの月にも咲いているほど花期が長い
  • 古代エジプトでは若返りの薬として珍重された
  • 中世ヨーロッパでは恋占いの花として使われた
  • 花が太陽の動きに合わせて向きを変えることから「太陽の花嫁」と呼ばれた

利用方法

観賞用
  • 花壇
  • 鉢植え
  • 切り花
  • ハーブガーデン
薬用
  • 皮膚トラブルの治療
  • ニキビ治療
  • 火傷の治療
  • 抗炎症作用

注意: 妊娠中や授乳中の使用は避ける。アレルギー体質の方は注意が必要

食用
  • 花弁
その他
  • 天然着色料
  • 化粧品原料
  • 石鹸の材料
  • 染料

毒性

症状: 一般的に安全だが、大量摂取は避ける。アレルギー反応の可能性あり

ヒナゲシ (雛芥子)

学名: Papaver rhoeas
科名: ケシ科

花言葉

  • いたわり
  • 思いやり
  • 恋の予感
  • 慰め
  • 忘却

特徴

花色:

説明

ヒナゲシはヨーロッパ原産のケシ科の一年草で、別名を虞美人草(グビジンソウ)ともいいます。草丈は50cm~1mほどになり、初夏に直径5~10cmの赤や白の花を咲かせます。薄い和紙でつくったようなしわのある花弁が特徴的で、風に揺られる姿が美しく風情があります。毛の生えた蕾は最初下を向いており、咲く時に上を向いて先端が割れて花が開きます。

豆知識

  • 夏目漱石の小説「虞美人草」のタイトルにもなっている
  • 第一次世界大戦後、戦場跡地に真っ先に咲いた花として有名
  • ヨーロッパでは「コーンポピー」と呼ばれ麦畑でよく見られる
  • アヘンの原料となるケシとは別種で栽培は合法

利用方法

観賞用
  • 花壇
  • ワイルドフラワーガーデン
  • 切り花
  • 自然風庭園
薬用
  • 伝統的に鎮静作用があるとされた
  • 現在は医療用途では使用されない

注意: アルカロイドを含むため医療用途での使用は避ける

食用

食用には適さない

その他
  • 種子から油を採取することがある
  • 染料として花弁を利用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全体, 種子

症状: 軽度のアルカロイド中毒の可能性があるが、重篤な症状は稀