08月02日の命日 - 政治家・指導者

天長7年7月6日

良岑安世

(785 - 830)

平安時代の公卿

平安時代の有力な公卿。中央政界で重要な役職を歴任した。

785年に生まれ、藤原氏などと並ぶ有力貴族として育った。桓武天皇の時代に昇進し、多くの官職を歴任。宴席や文芸の場においてもその風雅を示した。天長7年（830年）に没し、その経歴は『続日本後紀』に記録されている。朝廷政治の中で公正な裁断と調停に貢献した。

830年天長 7月6日良岑安世平安時代公卿 785年

1100年

ウィリアム2世

イングランド王

ノルマン朝のイングランド王（在位1087–1100）。

1060年頃にノルマンディー公ウィリアム1世の息子として生まれる。 1087年に王位を継承し、国内統治と城郭建設に力を注いだ。教会との対立や狩猟中の謎の死など、波乱の生涯を送った。税制改革や軍事強化を推進し、王権の確立を図った。 1100年、ニューフォレストで狩猟中に落馬して亡くなったと伝えられる。

1100年ウィリアム2世イングランド 1060年

1589年

アンリ3世

(1551 - 1589)

ヴァロワ朝最後のフランス王

ヴァロワ朝最後のフランス王（在位1574–1589）。宗教戦争に翻弄された君主。

1551年に王アンリ2世とカトリーヌ・ド・メディシスの第三子として生まれる。 1573年にポーランド・リトアニア王に選出され、即位。 1574年に兄シャルル9世の死去でフランス王位を継承。ユグノー戦争のさなか、両教徒間の和平協定を模索。貴族間の対立や民衆の不満が高まり、1589年に暗殺される。彼の死でヴァロワ朝は断絶し、ブルボン朝が成立した。

1589年アンリ3世ヴァロワ朝フランス 1551年

寛永14年6月12日

京極忠高

(1593 - 1637)

松江藩主

江戸時代初期の大名、松江藩第2代藩主として藩政を安定させた。

1593年に京極家に生まれ、1622年に松江藩第2代藩主を継承。藩政改革に取り組み、検地や治水事業を推進。領内の商業振興と農地開発に注力し、藩財政を安定化。家臣団の統制を図り、内外の信頼を確立。 1637年に没し、子が家督を継承した。

1637年寛永 6月12日京極忠高松江藩主 1593年

延宝6年6月15日

徳川和子

(1607 - 1678)

後水尾天皇中宮、明正天皇生母

後水尾天皇中宮明正天皇生母

江戸幕府第2代将軍・徳川秀忠の娘として生まれ、後水尾天皇の中宮として朝廷と幕府の橋渡し役を務めた。娘の明正天皇を生み、皇位継承に大きな影響を与えた。

1607年、江戸幕府第2代将軍・徳川秀忠の次女として誕生。 1620年に後水尾天皇に入内し、中宮に冊立される。宮廷と幕府の緩衝役として両者の関係構築に貢献し、朝廷政治にも影響を及ぼした。 1624年には後の明正天皇を出産し、皇位継承の要として重要な役割を果たす。その後も長寿を保ち、1678年に70歳で没し、幕府と皇室の結びつきを象徴する存在として歴史に名を残した。

1678年延宝 6月15日徳川和子後水尾天皇明正天皇 1607年

元禄11年6月26日

丹羽長次

二本松藩第５代藩主 (+ 1643年)

羽前国二本松藩第5代藩主として領国経営に従事した大名。

生年は不詳だが、父の後を継いで羽前国二本松藩第5代藩主となる。領内の年貢徴収や治安維持に務め、家臣団の統制を図る。 1698年に没し、藩政の一端を担った人物として知られる。

1698年元禄 6月26日丹羽長次二本松藩 1643年

正徳元年6月18日

黒田綱政

(1659 - 1711)

第4代福岡藩主

福岡藩第4代藩主として藩政を統治した大名。

1659年に生まれ、第4代福岡藩主として家督を継承。藩財政の再建や領内の発展に尽力し、農業振興や城下町の整備に取り組む。 1711年に没し、子孫が後を継いだ。

1711年正徳 6月18日黒田綱政福岡藩主 1659年

元文4年6月29日

水野忠恒 (大名)

(1701 - 1739)

松本藩主

松本藩の藩主として藩政を担った大名。

1701年に松本藩主家に生まれ、家督を継承して藩主となる。藩政運営に従事し、領内の治安維持や年貢徴収を管理する。農村振興や治水などに取り組み、1739年に没した。

1739年元文 6月29日水野忠恒 (大名) 松本藩主 1701年

1823年

ラザール・カルノー（大カルノー）

(1753 - 1823)

フランスの軍人、政治家、数学者

フランスの軍人政治家数学者

フランス革命期の軍事理論家・政治家で、数学者としても知られる「大カルノー」。

1753年にフランスで生まれる。革命戦争期に国防政策と徴兵制度の改革を主導し「国内防衛の父」と称される。軍事工学と数学の知識を戦略に応用し、多くの著作を残す。政治家として総裁政府や国民公会で重職を務め、国家運営に深く関与。晩年はナポレオン政権下でも重用され、1823年に没する。

1823年ラザール・カルノー軍人政治家数学者 1753年

文政10年6月10日

徳川斉明

(1810 - 1827)

清水徳川家第4代当主

江戸時代末期の清水徳川家第4代当主。1810年生まれ。1827年に若くして没した。

1810年に生まれ、清水徳川家第4代当主として家督を継承した。清水徳川家は徳川将軍家の分家であり譜代大名として幕府内で重要な地位を占めた。斉明は幼少期に家督を相続し藩政運営に関わるが史料は限られている。1827年（文政10年）6月10日に没し若くしてその生涯を閉じた。早世は家中に大きな衝撃を与え後継問題や家政の混乱を招いた。

1827年文政 6月10日徳川斉明清水徳川家 1810年

文政13年6月14日

徳川斉礼

(1803 - 1830)

一橋徳川家第4代当主

江戸時代の一橋徳川家第4代当主。1803年生まれ。1830年に若くして逝去。

1803年に誕生し一橋徳川家第4代当主として家督を継いだ。一橋家は徳川将軍家の一門であり将軍後継者候補となる格式を持つ。斉礼は家政運営の責任を担い幕府内でも一定の権威を保った。1830年（文政13年）6月14日に没し若くしてその務めを終えた。早世は一橋家内部に大きな影響を及ぼし後の継承問題に波紋を広げた。

1830年 6月14日徳川斉礼一橋徳川家 1803年

1849年

ムハンマド・アリー

ムハンマド・アリー朝創始者

オスマン帝国出身の軍人でエジプト総督となりムハンマド・アリー朝を創始。1769年生まれ、1849年没。

1769年にオスマン帝国領内で生まれ、1805年にエジプト総督に任命された。ムハンマド・アリー朝を創始し産業・軍事・行政の近代化を推進した。綿花栽培や製造業の育成、欧風軍隊の整備など多面的な改革を実施した。これらの改革はエジプトの自立と発展の基礎を築いた。1849年に没しその後も改革は子孫によって継承された。

1849年ムハンマド・アリームハンマド・アリー朝 1769年