1903年

中野好夫

(1903 - 1985)

英文学者、評論家

英文学者 評論家
日本の英文学者・評論家。東京帝国大学で教鞭をとり、英文学の研究と紹介に貢献した。
1903年に生まれ、1920年代に東京帝国大学英文科を卒業。 在学中よりシェイクスピアを中心に英文学の研究を開始し、多数の批評や翻訳を手がけた。 戦後は日本英文学会の発展に尽力し、文学評論の領域を広げた。 主要著作に『英文学史概説』や『シェイクスピア研究』がある。 1985年に82歳で没するまで、後進の指導にも尽力した。
1903年 中野好夫 英文学者 評論家 1985年
1914年

木下順二

(1914 - 2006)

劇作家

劇作家
劇作家。戦後日本の人間ドラマを描き、演劇界に大きな足跡を残した。
1914年に生まれる。 早稲田大学在学中から戯曲執筆を開始し、1940年代に本格的に劇作活動を展開。 代表作『檻の中』や『岸辺の家』では、戦後社会の人間模様を鋭く描写した。 1952年に初演された『愛情の花咲くとき』は大ヒットを記録。 2006年に逝去するまで、多くの劇団と協働し後進の育成にも貢献した。
木下順二 劇作家 2006年
1924年

ジェイムズ・ボールドウィン

(1924 - 1987)

小説家、劇作家

小説家 劇作家
アメリカの小説家・劇作家。人種問題やアイデンティティを鋭く描き、文学を通じて公民権運動にも影響を与えた。
1924年8月2日、ニューヨーク・ハーレムに生まれる。『ビンセントの手紙』『ジョヴァンニの部屋』など、小説と劇作を通じて人種やセクシュアリティに関する深い洞察を示した。公民権運動に共鳴し、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアらと交流。1987年にパリで死去するまで、一貫して文学を通じた社会批評を行った。その鮮烈な筆致は現代でも多くの読者に影響を与えている。
1924年 ジェイムズ・ボールドウィン 小説家 1987年
1929年

カテブ・ヤシーン

(1929 - 1989)

作家

作家
アルジェリアの作家。フランス語で執筆し、植民地時代の社会矛盾を描いた代表作『ネジュマ』で知られる。
1929年8月2日、アルジェリアのコンスタンティーヌ近郊で生まれる。実験的な作風と政治的メッセージを融合させた小説・戯曲を発表。代表作『ネジュマ』はアルジェリア文学の金字塔とされ、独立運動への影響力も大きかった。フランス語圏だけでなく世界中で評価され、後の世代の作家に影響を与えた。1989年に死去し、その革新的な文学は今なお読み継がれている。
カテブ・ヤシーン 作家 1989年
1936年

山上路夫

作詞家

作詞家
日本の作詞家。歌謡曲やポップスを中心に数多くの名曲の歌詞を手がけた。
1936年生まれ。1960年代から作詞活動を開始し、叙情的で情感豊かな歌詞を数多く手がけた。ポップスや歌謡曲を中心に活躍し、歌い手の感情を引き出す表現力で高く評価された。映画やテレビドラマの主題歌、CMソングなど幅広いジャンルで作品を提供した。現在も歌詞は多くの歌手に歌い継がれている。
1936年 山上路夫 作詞家
1942年

イサベル・アジェンデ

小説家

小説家
チリ出身の小説家。代表作『精霊たちの家』などで知られ、マジックリアリズム作品を手がける。
イサベル・アジェンデは1942年、ペルーのリマで生まれたチリ系の小説家。移民や家族の歴史を題材にしたマジックリアリズム文学を得意とし、1982年に発表した『精霊たちの家』は世界的なベストセラーとなった。その後も政治や社会問題を反映した作品を多数発表し、多くの言語に翻訳されている。1980年代のチリ政変後は亡命生活を送りつつ創作を続け、2004年にはチリ文学賞を受賞。2014年にはアメリカ大統領自由勲章を授与された。
1942年 イサベル・アジェンデ
1946年

中上健次

(1946 - 1992)

小説家、詩人、評論家

小説家 詩人 評論家
日本の小説家。被差別部落出身者を題材にした作風で知られる。
中上健次は1946年生まれ、1992年没の日本の小説家・詩人・評論家。和歌山県南部の漁村出身で、社会の周縁に生きる人々の葛藤や孤独をリアルに描写した作品を発表。デビュー作『岬』で群像新人文学賞を受賞し、以降も『千年の愉楽』『蛇淫』などの問題作で高い評価を獲得。評論やエッセイでも鋭い視点を示し、日本文学界に大きな影響を与えた。
1946年 中上健次 小説家 詩人 評論家 1992年
1950年

グラハム・ハンコック

作家

作家
失われた古代文明をテーマに著作を発表するイギリスの作家。
1950年イギリス生まれ。元ジャーナリストとしてキャリアをスタート。 古代文明や考古学的ミステリーに関心を持ち、独自の視点で研究を展開。 代表作『神々の指紋』では失われた文明の存在を主張し、ベストセラーに。 学会からは批判もあるが、大衆の好奇心を刺激する著述スタイルが支持を集める。 世界各地を取材し、ドキュメンタリーや講演でも活躍。
グラハム・ハンコック 作家
1958年

鴻上尚史

劇作家、演出家

劇作家 演出家
日本の劇作家、演出家。
1958年 鴻上尚史 劇作家 演出家
1973年

安居良基

随筆家、旅行家

随筆家 旅行家
旅先の風景や人々との出会いを綴るエッセイスト兼旅行家。
1973年生まれ。 大学卒業後、国内外を旅しながら執筆活動を開始。 旅先での経験を基にしたエッセイや紀行文を発表。 心象風景を丁寧に描く文体が支持を得る。 出版や講演活動を通じて、旅の魅力を広めている。
安居良基 随筆家
1984年

J・D・ヴァンス

政治家、作家

政治家 作家
アメリカの政治家・作家。自伝『ヒルビリー・エレジー』で注目を集めた。
1984年生まれ。 イェール大学とオックスフォード大学で学位を取得後、法律の分野でキャリアを積む。 2016年に発表した自伝『ヒルビリー・エレジー』はアメリカ南部の労働者階級の実情を赤裸々に描き、ベストセラーに。 2022年に共和党候補としてオハイオ州の上院議員に選出され、2023年より勤務。 保守派のポピュリズムを背景に、経済的・社会的課題への提言でも知られる。
J・D・ヴァンス