ペチュニアはブラジル・アルゼンチン原産のナス科ペチュニア属の一年草です。トランペット状の花が特徴的で、白、ピンク、紫、青、黄色など多彩な花色があります。春から秋まで長期間にわたって次々と花を咲かせ、ガーデニングで人気の植物です。名前はブラジルのグアラニ語でタバコを意味する「ペチュン」に由来し、タバコと同じナス科の植物であることから名付けられました。
注意: 医療目的での使用は避けてください。
食用ではありません。
毒性レベル: 弱い
有毒部位: 全草
症状: 大量摂取すると軽度の胃腸障害を起こす可能性があります。
マツバボタンはブラジル・アルゼンチン原産のスベリヒユ科の一年草です。松の葉のように細い多肉質の葉と、牡丹のような美しい花が特徴です。夏の暑さや乾燥に非常に強く、ピンク、赤、黄色、白、オレンジなど鮮やかな花色で夏の庭を彩ります。花は太陽が出ている時間に開き、夕方には閉じる性質があります。日照りにも耐えることから「日照り草」とも呼ばれます。
注意: 医療目的での使用は避けてください。
食用ではありません。
症状: 無毒とされています。
アキレアはヨーロッパ原産のキク科ノコギリソウ属の多年草です。ノコギリの歯のような細かく切れ込んだ葉が特徴的で、初夏から秋にかけて茎の先に小さな白い花を平らな形に密集させて咲かせます。古代ギリシャ時代から薬草として利用され、トロイア戦争の英雄アキレウスが兵士の傷を治すのに使ったという伝説があります。現在でも西洋では止血剤として知られています。
注意: 妊娠中の使用は避け、専門家に相談してください。
毒性レベル: 弱い
有毒部位: 全草（大量摂取時）
症状: 大量摂取すると皮膚感作や胃腸障害を起こす可能性があります。
ハマユウは日本の暖地海岸に自生するヒガンバナ科ハマオモト属の多年草です。厚い革質の細長い葉を放射状に広げ、夏の夜に白い6弁の花を咲かせます。花は夕方から開き始め、深夜に満開となって強い香りを放ちます。名前は浜辺に生えることと、白い花が木綿（ゆう）に似ていることに由来します。種子は海流に乗って分散するため「どこか遠くへ」という花言葉がつけられました。
注意: 有毒成分を含むため、内服は絶対に避けてください。
有毒のため食用不可です。
毒性レベル: 強い
有毒部位: 全草, 特に鱗茎
症状: リコリンなどのアルカロイドを含み、嘔吐、下痢、呼吸困難などの重篤な中毒症状を起こします。
オシロイバナは南アメリカ原産のオシロイバナ科の一年草です。午後4時頃から花が開き始めることから英名では「Four O'Clock」と呼ばれます。花は夕方から夜にかけて開き、翌朝にはしぼんでしまいます。赤、ピンク、黄色、白など多彩な花色があり、時には一つの株に異なる色の花が咲くこともあります。種子の中には白い粉状の胚乳があり、これが白粉に似ていることから「オシロイバナ」と名付けられました。
注意: 現在日本では薬用としての使用は推奨されていません。
食用ではありません。
毒性レベル: 弱い
有毒部位: 種子, 根
症状: 大量摂取すると軽度の胃腸障害を起こす可能性があります。