08月01日の誕生日 - 科学者・研究者

承和12年6月25日

菅原道真

(845 - 903)

学者、政治家

学者政治家

平安時代を代表する学者・政治家・漢詩人。宇多上皇の信任を得て政界で活躍しました。

菅原道真は845年に生まれ、優れた学識と詩才で知られました。宇多天皇のもとで右大臣にまで昇り、藤原氏との勢力争いを制しました。しかし承平・天慶の乱後、左遷され大宰府に流罪となります。903年に失意のうちに没し、その後天神信仰の対象として全国に天満宮が建てられました。学問の神として親しまれ、受験生を中心に現在でも崇敬を集めています。

845年承和 6月25日菅原道真政治家 903年

1744年

ジャン＝バティスト・ラマルク

(1744 - 1829)

博物学者

フランスの博物学者。進化思想の先駆者として知られています。

ジャン＝バティスト・ラマルクは1744年8月1日に生まれました。植物学と無脊椎動物の研究において先駆的な業績を挙げ、『博物誌』などの著作で知られています。環境適応による形質の獲得を説く『ラマルキズム』の理論を提唱し、進化の概念に重要な影響を与えました。同時代には賛否両論を呼びましたが、後の進化論研究に大きな示唆を残しました。1829年に没し、現在もその名は進化生物学史に残っています。

1744年ジャン＝バティスト・ラマルク博物学者 1829年

1818年

マリア・ミッチェル

(1818 - 1889)

天文学者

アメリカの天文学者。アメリカ初の女性プロ天文学者です。

マリア・ミッチェルは1818年8月1日にマサチューセッツ州で生まれました。1847年に彗星を発見してアメリカ初の女性プロ天文学者として注目を集めました。Vassar大学の教授として多くの学生を指導し、天文教育の普及に貢献しました。女性の科学者として地位向上に努め、科学界の多様性を推進しました。1889年に没し、その業績は女性の科学活動の先駆けとして高く評価されています。

1818年マリア・ミッチェル天文学者 1889年

文政]13年6月13日

川田甕江

(1830 - 1896)

漢学者

幕末から明治にかけて活躍した日本の漢学者。中国古典の研究と教育に尽力した。

川田甕江は1830年に生まれ、漢学の研究者として中国古典の注釈や教育に携わった。幕末の動乱期に学問を守り、明治時代には新しい教育制度の中で漢学を伝承する役割を担った。著書や講義を通じて後進の育成にも貢献し、1896年に没した。

1830年 6月13日川田甕江漢学者 1896年

1849年

ジョージ・マーサー・ドーソン

(1849 - 1901)

科学者、探検家

科学者探検家

カナダの地質学者・探検家。カナダ北部の地理調査で知られる。

ジョージ・マーサー・ドーソンは1849年に生まれ、カナダ地質調査所で探検と調査を行った地質学者。北部ヌナブトやユーコン地域の地質構造を解明し、その成果はカナダの鉄道や開拓の基礎を築いた。また人類学的調査も手がけ、先住民族文化の研究にも貢献した。1901年に没し、その業績は後の地質研究に大きな影響を与えた。

1849年ジョージ・マーサー・ドーソン科学者探検家 1901年

1882年

石原謙

(1882 - 1976)

宗教史学者

日本の宗教史学者。宗教の歴史的変遷を研究し、学術界で長年活動した。

1882年8月1日に生まれる。日本の宗教史を専門とし、大学で教育と研究に従事。古代から近世までの宗教的儀礼や思想の変遷を考察。著作や論文を通じて宗教学の基盤を築いた。 1976年に没し、後進の研究者に多大な影響を与えた。

1882年石原謙宗教史 1976年

1885年

ゲオルク・ド・ヘヴェシー

(1885 - 1943)

化学者

化学者。放射性同位元素を用いたトレーサー法を確立し、1943年にノーベル化学賞を受賞。

1885年8月1日生まれ。放射性同位元素を利用したトレーサー法を創始。同位元素を用いて生体や化学反応の追跡研究を可能にした。 1943年にノーベル化学賞を受賞し、放射化学の発展に貢献。第二次世界大戦期にも研究を継続し、後の核化学・医学への応用を拓いた。

ゲオルク・ド・ヘヴェシー化学者 1943年

1907年

宮本常一

(1907 - 1981)

民俗学者

日本の民俗学者。全国各地を巡り民俗資料を収集した。

宮本常一（1907年-1981年）は、日本を代表する民俗学者。生涯を通じて全国各地を訪れ、民具や祭礼、伝承といった民俗資料を詳細に記録した。『忘れられた日本』をはじめとする著作で地方文化の重要性を訴え、地域研究の基盤を築いた。社会変動の中で消えゆく人々の暮らしを丹念に保存し、のちの研究者に多大な影響を与えた。

宮本常一民俗学者 1981年

1915年

児玉三夫

(1915 - 1996)

教育学者

日本の教育学者。比較教育学を専門とし、教育制度や教育方法の研究で知られる。

1915年に生まれ、東京教育大学（現・筑波大学）教授として教育研究に従事した。比較教育学の分野で国際的に評価され、各国の教育制度を比較分析した。 UNESCOの教育活動にも参加し、教育政策への提言を行った経歴を持つ。主な著書に『比較教育学序説』や『教育改革の理論と実践』などがある。生涯を通じて教育の質的向上に尽力し、1996年に逝去した。

児玉三夫 1996年

1922年

スティーヴン・ワーム

(1922 - 2001)

言語学者

ハンガリー生まれの言語学者。オーストラリアの先住民言語研究の第一人者。

1922年にハンガリーで生まれ、第二次世界大戦後にオーストラリアへ移住。オーストラリア国立大学でアボリジニ諸語やパプア諸語のフィールドワークを展開。多数の言語資料を収集し、言語分類体系の構築に寄与した。言語保護と復興に情熱を注ぎ、国際的な言語学会議でも指導的役割を果たした。 2001年に逝去するまで研究を続けた。

1922年スティーヴン・ワーム言語学者 2001年

1924年

ジョルジュ・シャルパク

(1924 - 2010)

物理学者

フランスの物理学者。1992年にノーベル物理学賞を受賞。

1924年にポーランドで生まれ、第二次世界大戦中はレジスタンスとして活動。戦後フランスに移住し、粒子検出器の研究に着手。多線式比例計数器を発明し、高エネルギー物理学の実験精度を飛躍的に高めた。 1992年にノーベル物理学賞を受賞し、科学教育や平和活動にも積極的に関与した。 2010年に逝去し、その功績は今なお物理学界で語り継がれる。

ジョルジュ・シャルパク物理学者 2010年

1927年

三輪和雄

医師、作家

医師作家

1927年三輪和雄