1964年

シー・オービット作戦: 原子力空母「エンタープライズ」を旗艦とするアメリカ海軍第1任務部隊が、原子力艦による初の燃料無補給世界一周航海に出港する。

原子力空母エンタープライズを旗艦とする艦隊が初の燃料無補給世界一周に出港した日。
1964年7月31日に開始されたシー・オービット作戦は、原子力艦のみで世界を一周する初の航海でした。 艦隊の旗艦は世界初の原子力空母『エンタープライズ』で、その無給油能力が注目されました。 作戦はアメリカ海軍の戦略的機動力と原子力技術の優位性を示すものとされました。 約65日間にわたり欧州、アジア、太平洋を経由し、補給を受けずに航行を完了しました。 この航海技術は海軍戦術に革新をもたらし、核時代の海上戦力の新たな可能性を示しました。
1964年 シー・オービット作戦 エンタープライズ アメリカ海軍
1985年

潜水艇「パイセスII」が東シナ海の水深344m地点で日本海軍の戦艦「大和」を発見。設計者の牧野茂氏が大和であると確認した。

1985年7月31日、民間潜水艇パイセスIIが東シナ海で戦艦大和の残骸を発見しました。
1985年7月31日、深海探査を目的とした民間潜水艇『パイセスII』が東シナ海の水深約344m地点で旧日本海軍戦艦『大和』の残骸を発見しました。設計者で操縦者の牧野茂氏は、特徴的な艦橋構造や砲塔からこれが『大和』であることを確認しました。発見は長年の悲願であった大和の位置特定に決定的な手がかりをもたらし、海洋考古学や歴史研究に大きなインパクトを与えました。以降、『大和』の残骸調査は国内外の研究者によって継続され、遺留品の回収や写真撮影が行われています。深海技術の進歩を示す事例としても知られています。
1985年 東シナ海 日本海軍 大和 牧野茂
1999年

ディスカバリー計画: NASAの月探査機「ルナ・プロスペクター」が運用終了。最後に探査機を月の南極のクレーターに衝突させ、氷の蒸発による水蒸気を観測する実験が行われる。

1999年7月31日、月探査機ルナ・プロスペクターの運用が終了し、南極のクレーターに衝突させて水蒸気観測実験を実施した。
ルナ・プロスペクターは1998年1月に打ち上げられたNASAのディスカバリー計画による月探査機。 主に月表面の元素組成マッピングや水の有無探査を目的としていた。 1999年7月31日にミッションを終了し、機体を月南極のクレーターへ衝突させた。 衝突時の水氷蒸発から生じる水蒸気を観測する実験が同時に行われた。 この実験により、月面に存在する可能性のある水資源の手掛かりを得た。 以降の月探査ミッションにも影響を与え、現在の有人月探査計画にもつながる成果を残した。
1999年 ディスカバリー計画 NASA ルナ・プロスペクター クレーター