天応元年7月6日

奈良時代末期、朝廷編纂の『続日本紀』に富士山噴火に伴う降灰の記録されており、富士山の最古の噴火記録になっている。

奈良時代末期に編纂された『続日本紀』に、富士山の噴火と降灰が記録され、日本史最古の火山活動記録とされている。
781年、奈良時代末期に完成した『続日本紀』は朝廷の公式歴史書であり、富士山の噴火に伴う降灰が詳細に記された。この記録は富士山に関する最古の噴火記録とされ、火山学や歴史研究において貴重な資料となっている。降灰の範囲や量は当時の気象・地形条件を示し、火山活動の周期や影響を考察する手がかりを提供する。以後の文書や民間伝承とも照合され、日本の自然災害史を理解するうえで重要な位置を占めている。
781年 天応 7月6日 続日本紀 富士山
1981年

日本国内各地で部分日食。

1981年7月31日、日本各地で部分日食が観測されました。
1981年7月31日に日本列島の広範囲で部分日食が発生し、多くの観測者が肉眼保護メガネや望遠鏡を用いて観測を行いました。日食の最大食分は地域により異なり、西日本を中心に約30%から50%ほどの太陽が月に隠れました。学校や天文クラブでは観察会が開催され、子どもから大人まで天文現象への関心が高まりました。また、民間や研究機関による大気や光環境の変化に関する計測も実施され、気象学・天文学のデータ収集に寄与しました。次回の全国で見られる日食までの関心を高める一大イベントとなりました。
1981年 部分日食
1987年

北海道の釧路湿原が28番目の国立公園(釧路湿原国立公園)に指定。

北海道の釧路湿原が1987年7月31日に釧路湿原国立公園として指定された。
北海道東部に広がる釧路湿原は日本最大級の湿地帯。 1987年7月31日に28番目の国立公園として指定を受けた。 この指定により、希少なタンチョウ(丹頂鶴)など多くの動植物の保護が強化。 湿原の保全活動やエコツーリズムが本格化し、国際的にも注目される。 観光地としても発展し、四季折々の自然美が体験できるスポットに。 現在も環境教育や研究のフィールドとして重要性が高い。
北海道 釧路湿原 国立公園 釧路湿原国立公園
2007年

兵庫県豊岡市で野生のコウノトリが日本で46年ぶりに巣立ちをする。

兵庫県豊岡市で46年ぶりに野生のコウノトリの巣立ちが確認され、保護活動の成果を象徴しました。
2007年7月31日、兵庫県豊岡市で野生のコウノトリが日本国内で46年ぶりに巣立ちに成功したことが確認されました。 1971年に野生絶滅したコウノトリは、その後の保護繁殖事業により人工放鳥が続けられてきました。 この日は人工放鳥された親鳥から生まれた野生のヒナが初めて巣立ち、保護活動の大きな成果を示しました。 豊岡市ではコウノトリを地域活性化のシンボルとし、湿地保全やエコツーリズムが進展。 現在も生息域の拡大や環境改善に向けた取り組みが継続しています。
2007年 兵庫県 豊岡市 コウノトリ