1933年

日本で最初のグライダー滑空場となる霧ヶ峰グライダー滑空場が開場。

日本初のグライダー滑空場、霧ヶ峰グライダー滑空場が開場し、航空レジャーと技術開発を促進した。
1933年7月30日、長野県霧ヶ峰高原に日本初のグライダー滑空場が開場した。 標高約1,650メートルの立地を活かし、安定した気象条件のもと滑空訓練が行われた。 国内外から多くの愛好家や技術者が集まり、航空技術の研究・開発の場となった。 当時の日本航空協会が支援し、滑空機の製造や操縦技術の向上に寄与した。 滑空大会や講習会が定期的に開催され、戦後の航空教育の基盤形成に貢献した。 現在もパラグライダーやグライダーのメッカとして知られている。
1933年
1971年

アメリカの有人月宇宙船「アポロ15号」が月面着陸。初めて月面車が使われる。

1971年7月30日、アポロ15号が月面着陸し、初めて月面車が実戦運用された。
1971年7月30日、NASAの有人月着陸船アポロ15号がフロンティア山脈近くの月面に着陸した。 アポロ15号は月着陸船「ファルコン」に搭載された月面車を使用し、これまで以上に広範囲の探査を可能とした。 司令船操縦士デービッド・スコットと月着陸船操縦士ジェームズ・アーウィンが月面車での移動を行い、数々の地質サンプルを収集した。 月面車は時速約10kmで走行でき、宇宙飛行士の探索範囲を大幅に拡大した。 この技術革新は以後の月探査計画に大きな影響を与えた。
アポロ15号 月面車
2008年

NASAは、無人探査機カッシーニでの観測の結果、土星の衛星タイタンに地球以外で初の液体が存在することが確認されたと発表。

NASAのカッシーニ探査機による観測で、土星の衛星タイタンに地球以外で初めて液体が存在することが確認されたと発表した。
2008年、NASAはカッシーニ・ホイヘンス探査機がタイタン上空を飛行し、レーダー観測と赤外線分光計測で液体の存在を示唆するデータを取得したことを発表しました。 この観測により、タイタン表面にはメタンやエタンからなる海や湖がある可能性が高まりました。 タイタンは太陽系唯一の稠密な大気を持つ衛星であり、地球外での液体の確認は初の事例です。 発見は惑星科学や生命の起源研究に大きな示唆を与え、探査の重要性を再認識させました。 カッシーニミッションは土星系の衛星探査を目的に1997年に打ち上げられ、13年以上にわたりデータを送信しました。 この成果は宇宙探査技術の進歩と太陽系外生命探査への道を切り拓くものとなりました。
2008年 NASA カッシーニ タイタン