07月27日の出来事 - 交通・インフラ

1866年

大西洋横断電信ケーブルの敷設作業が完了。

1866年7月27日、世界初の大西洋横断電信ケーブルの敷設が完成し、欧米間での瞬時通信が可能になりました。

これまで数度にわたる試みが失敗に終わった後、最終的に1866年に大西洋横断電信ケーブルが敷設されました。英国のケーブル敷設船「グレート・イースタン号」が西アイルランドと米国ニューファンドランドを結び、約4,000kmの海底ケーブル敷設に成功。これにより欧米間の通信時間は数週間から数分に短縮され、国際政治・経済に大きな影響を与えました。技術革新と海洋探査の成果が結集した歴史的プロジェクトとして知られています。

1866年大西洋横断電信ケーブル

1949年

世界初のジェット旅客機デ・ハビランド DH.106 コメットが初飛行。

1949年7月27日、世界初のジェット旅客機デ・ハビランド DH.106 コメットが初飛行に成功しました。

英航空機メーカーのデ・ハビランド社が開発したコメットは、民間航空のジェット化を先導する機体です。初飛行では時速約740kmを記録し、高高度・高速飛行が実証されました。その後コメットは商業運航を開始し、航空機設計に革命をもたらしましたが、一連の事故を経て構造解析技術向上にも寄与しました。

1949年デ・ハビランド DH.106 コメット

1995年

九州自動車道が全線開通。青森鹿児島・宮崎間が高速道路によって結ばれる。

1995年7月27日、九州自動車道が全線で開通。日本の高速道路網がさらに拡大しました。

九州自動車道は北九州と鹿児島・宮崎を結ぶ重要幹線道路です。開通により青森から鹿児島・宮崎間が高速道路で直結し、物流と観光が活性化。工事には長大トンネルや橋梁の建設が含まれ、技術的にも大きな挑戦でした。地域経済への波及効果や災害時の迂回路としての役割も期待されています。現在では年間数百万人が利用する主要インフラとして定着しています。

1995年九州自動車道青森鹿児島宮崎高速道路

2001年

ディズニーリゾートラインが開業。

2001年7月27日、東京ディズニーリゾート内のモノレール「ディズニーリゾートライン」が開業しました。

ディズニーリゾートラインは東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを環状に結ぶ輸送システムです。全長約5.0km、駅数は4つで、各駅にはディズニーキャラクターをモチーフにした装飾があります。列車はリゾートカラーの4両編成で、高い定時運行と快適性を提供。混雑時には15分間隔で運行し、年間利用者数は数百万人に上ります。周辺の交通渋滞緩和や観光客の利便性向上にも大きく寄与しています。

2001年ディズニーリゾートライン