1970年

東京都が光化学スモッグ対策暫定実施要綱を制定。

東京都が光化学スモッグ対策の暫定実施要綱を制定し、大気汚染への本格的な対策を開始した日です。
1960年代後半、日本の高度経済成長に伴い自動車や工場排気による大気汚染が深刻化しました。1970年7月27日、東京都は初めての光化学スモッグ対策暫定実施要綱を制定し、工場や自動車排気ガスの規制、通勤時間帯の交通抑制などを盛り込みました。この要綱は全国的な大気汚染防止対策の先駆けとなり、市民の健康被害を軽減することを目的としていました。策定後、東京都は測定機器の設置や情報提供を強化し、異常濃度時には警報を出す仕組みを整備しました。これらの取り組みは後の環境基準設定や法整備へつながり、今日の大気環境管理の基盤となっています。
1970年 東京都 光化学スモッグ
1977年

長野県長野市の、茶臼山地すべり跡地を整備して、茶臼山自然植物園が開園。3年後1980年の同日、隣接地に茶臼山恐竜公園が開園。

長野市の地すべり跡地に茶臼山自然植物園が開園し、地域の自然保護と憩いの場として整備された日です。
1977年7月27日、長野県長野市の茶臼山地すべり跡地を利用して茶臼山自然植物園が開園しました。地すべりの痕跡を残しつつ歩道や休憩施設を整備し、地域固有の植物を観察できるように設計されています。植物園は四季折々の花木や野草を展示し、市民や観光客に自然とのふれあいを提供しました。その後、1980年7月27日には隣接地に恐竜時代の地層を再現した茶臼山恐竜公園も開園し、さらに多くの来訪者を呼び寄せています。これらの整備は地域振興と環境教育の両面で高く評価され、現在も親しまれる施設となっています。
1977年 長野県 長野市 茶臼山自然植物園 1980年