1656年

バールーフ・デ・スピノザが破門される。

1656年、オランダの哲学者バールーフ・デ・スピノザがユダヤ教共同体から破門され、その思想は異端とされました。
スピノザは合理主義哲学を基盤とし、神と自然を同一視する汎神論的な立場を展開しました。彼の著作『神学政治論』などは宗教的権威を批判し、自由な言論を擁護しました。これによりユダヤ教コミュニティから神学的に異端とみなされ、破門処分を受けました。破門後も彼はアムステルダム近郊で研磨業に従事しながら執筆活動を続けました。スピノザの思想は後世の啓蒙思想や現代哲学に大きな影響を与えました。
1656年 バールーフ・デ・スピノザ
1890年

オランダの画家・ゴッホがピストルで自殺を図る。2日後の7月29日に病院で死亡。

ポスト印象派の画家フィンセント・ファン・ゴッホが1890年7月27日に自殺を図り、2日後に死去しました。
精神的な苦悩と孤独を抱えていたゴッホは、フランス郊外のオヴェール=シュル=オワーズでピストル自殺を試みました。 胸に致命傷を負い病院に搬送されましたが、7月29日に容体が悪化し亡くなりました。 彼の死は37歳という若さで訪れ、その後の評価は高まり、ポスト印象派の巨匠として芸術史にその名を刻んでいます。
1890年 オランダ ゴッホ 7月29日
2024年

インドのニューデリーで開催中のユネスコ世界遺産委員会が、新潟県の佐渡島の金山について、日本で21件目となる世界文化遺産に登録すると決定。

ユネスコ世界遺産委員会がインド・ニューデリーで、佐渡島の金山を日本の21件目の世界文化遺産に登録すると決定した出来事です。
2024年7月27日、インドのニューデリーで開催されたユネスコ世界遺産委員会は、新潟県佐渡島の「佐渡島の金山」を世界文化遺産に登録することを決定しました。金山は1601年に操業を開始し、江戸時代から明治期にかけて膨大な金銀を産出し、国内外の交易や経済発展に大きく貢献した歴史的鉱山遺跡です。坑道や精錬所跡、関連する土木構造物が良好に保存されており、産業技術や労働文化の証として評価されました。登録決定を受けて、地元自治体は保存管理や観光振興策を強化し、地域活性化を目指しています。日本国内では姫路城など20件に続く21件目の文化遺産登録となりました。
2024年 インド ニューデリー ユネスコ 新潟県 佐渡島の金山 世界文化遺産