432年

カエレスティヌス1世

第43代ローマ教皇

第43代ローマ教皇
5世紀に在位したローマ教皇で、教会の統一と秩序維持に取り組んだ人物。
カエレスティヌス1世は422年から432年まで在位した第43代ローマ教皇。 異端思想と対立し、ネストリウス派やペラギウス主義を公的に非難した。 複数の法令(ディケタル)を発布し、教会法の整備と教皇権の基礎を築いた。 ローマ教皇庁の行政・組織基盤を強化し、教会の中央集権化を推進。 彼の功績は後世の西方教会運営に大きな影響を与えた。
432年 カエレスティヌス1世 ローマ教皇
1276年

ハイメ1世

(1208 - 1276)

アラゴン王

アラゴン王
中世アラゴン王国を統一し、版図を大きく拡大した「征服王」として知られる君主。
ハイメ1世(1208-1276)は、アラゴン王国を治めた中世の君主。 幼少で即位した後、マルセイユやバレアレス諸島、バレンシアを攻略。 地中海沿岸の要衝を次々と併合し、王国の強化に努めた。 法律や行政制度の整備を進め、『アラゴン法典』と呼ばれる成文法を整備。 『征服王』の異名を持ち、自らの戦績を記した『分割の書』を執筆。 彼の統治はアラゴン文化の黄金時代を築く原動力となった。
1276年 ハイメ1世 アラゴン 1208年
1365年

ルドルフ4世

(1339 - 1365)

オーストリア大公

オーストリア大公
ハプスブルク家出身のオーストリア大公。ウィーン大学創設など文化振興に尽力した。
ルドルフ4世(1339-1365)は、ハプスブルク家のオーストリア大公。 在位中、ウィーン大学(現在のウィーン大学)の創設を主導し学術の振興を図った。 『マイア大特権』と呼ばれる特権文書を偽造して大公権を強化し、領邦の独立性を拡大。 シュテファン大聖堂の改築や都市整備にも注力し、ウィーンを都市国家として発展させた。 26歳の若さで没したが、ハプスブルク家の権威確立に大きく寄与。 彼の施策は後世の神聖ローマ皇帝権強化への礎となった。
1365年 ルドルフ4世 オーストリア大公 1339年
応永11年6月20日

少弐貞頼

豊前国の守護

豊前国の守護
室町時代初期の守護大名。豊前国を統治し、地域の安定に貢献した。
少弐貞頼(生年不詳)は、室町時代初期の九州地方に勢力を持った守護大名。 鎌倉幕府の末裔である少弐氏を継ぎ、豊前国の治安維持と国人領主統制にあたった。 京都幕府からの信任を得て、荘園や公領の管理を強化。 地侍や豪族との協力で内乱を防ぎ、地域経済の安定に寄与した。 1404年(応永11年)に没し、その後も少弐氏は九州北部で一定の影響力を保った。
1404年 応永 6月20日 少弐貞頼 豊前国 守護
天正13年7月1日

一条兼定

(1543 - 1585)

土佐国国司

土佐国国司
戦国時代の公家で、土佐国国司として地方行政に尽力した人物。
一条兼定(1543-1585)は、室町幕府末期から戦国時代にかけて活躍した公家。 京都の公家一条家に生まれ、土佐国国司に任命され地方統治を担当。 戦国大名との外交交渉を行い、領内の年貢徴収や治安維持を実施。 畿内と四国を結ぶ交通路の整備にも関与し、地域経済の発展を支援。 1585年(天正13年)に没したが、一条家の公家勢力は近世にも影響を残した。
1585年 天正 7月1日 一条兼定 土佐国 国司 1543年
1762年

エドメ・ブーシャルドン

(1698 - 1762)

彫刻家

彫刻家
フランス・ロココ期を代表する彫刻家。洗練された優美な作品で知られる。
エドメ・ブーシャルドン(1698-1762)は、フランスの彫刻家。 1722年にローマ賞を受賞し、ローマで古典彫刻を学ぶ。 パリ帰国後、王立絵画彫刻アカデミーの会員となり、多くの公共彫刻を制作。 代表作に『四季の泉』や『ルイ15世騎馬像』があり、写実性と装飾性を融合。 弟子にポトゥジュやルクレールがおり、近代フランス彫刻の基礎を築いた。 その優美な造形は18世紀のフランス芸術に大きな影響を与えた。
1762年 エドメ・ブーシャルドン 彫刻家 1698年
元和8年6月19日

里見忠義

(1594 - 1622)

安房勝山藩、館山藩主

安房勝山藩 館山藩主
江戸時代初期の大名。安房勝山藩と館山藩を治めた里見家の一員。
里見忠義(1594-1622)は、里見氏の一族で江戸時代初期に活躍した大名。 父忠弘の死後、安房勝山藩主として領地経営と治安維持を担当。 後に館山藩に移封され、城下町の整備や漁業振興に尽力。 幕府との緊張関係を避けつつ、領民の生活安定を図った。 若くして没したため、家督相続を巡る問題が表面化した。 里見家の勢力はその後も房総半島で一定の影響力を保った。
1622年 元和 6月19日 里見忠義 安房勝山藩 館山藩主 1594年
1665年

フランチェスコ・カイロ

(1607 - 1665)

画家

画家
イタリア・バロック期の画家。劇的な光と影の表現で知られる。
フランチェスコ・カイロ(1607-1665)は、バロック期イタリアの画家。 ミラノ生まれで、カルヴァッジョの劇的な照明技法に影響を受けた。 宗教画や神話画を中心に手がけ、豊かな色彩とダイナミックな構図が特徴。 サンタ・マリア教会の祭壇画や肖像画で高い評価を得た。 ローマとミラノを拠点に活躍し、多くの弟子を育成。 後世のバロック美術に影響を与えた重要な画家の一人とされる。
1665年 フランチェスコ・カイロ 1607年
1756年

マリー・サレ

(1709 - 1756)

バレーダンサー、振付師

バレーダンサー 振付師
18世紀フランスのバレエダンサー・振付師。近代バレエの先駆者とされる。
マリー・サレ(1709-1756)は、フランス出身のバレリーナ兼振付師。 ロンドンのコヴェントガーデン王立劇場やパリ・オペラ座で活躍。 男性的なマスクや重厚な衣装を廃し、自然な動きと軽快な衣装を導入。 1734年の『アルセステ』などで振付を手がけ、表現力豊かな舞台を生み出した。 彼女の舞踊的・美学的改革は後のバレエ改革に大きな影響を与えた。
1756年 マリー・サレ 1709年
1759年

ピエール・ルイ・モーペルテュイ

(1698 - 1759)

数学者

数学者
フランスの数学者・学者。作用最小の原理提唱と地球測量で知られる。
ピエール・ルイ・モーペルテュイ(1698-1759)は、フランスの数学者・探検家。 1736年にラップランド遠征で子午線弧長を測定し、地球が回転楕円体であることを実証。 『地球の形状に関する研究』を著し、測地学の発展に寄与。 作用最小の原理を唱え、解析力学の基礎理論を確立。 ベルリン科学アカデミー会長を務め、学術交流を推進。 哲学や生物学にも関心を示し、多岐にわたる学問分野に貢献した。
1759年 ピエール・ルイ・モーペルテュイ 1698年
1783年

ヨハン・フィリップ・キルンベルガー

(1721 - 1783)

音楽家、作曲家

音楽家 作曲家
ドイツの音楽家・作曲家。J.S.バッハに学び、音楽理論や鍵盤作品で知られます。
ヨハン・フィリップ・キルンベルガーは1721年にドイツで生まれ、若くしてヨハン・ゼバスティアン・バッハに師事。 鍵盤楽器のための作品を多く残し、特にクラヴィーア小品が評価される。 音律論や演奏実践に関する著作も執筆し、『キルンベルガー平均律』などを提唱。 その理論は後世の音楽家や学者に影響を与え、近代音楽理論の発展に貢献。 1783年に没し、音楽理論家としての功績は今なお評価されています。
1783年 ヨハン・フィリップ・キルンベルガー 1721年
天保6年閏7月2日

松平斉承

(1811 - 1835)

第12代福井藩主

第12代福井藩主
江戸時代後期の大名、第12代福井藩主。藩政改革に努めました。
松平斉承(1811年生)は1825年に福井藩主を継承。 在任中は財政再建や藩校の教育改革に注力し、領内の基盤強化を図った。 学問奨励と産業振興を推進し、藩士の士風刷新にも取り組む。 しかし若くして病に倒れ、1835年にわずか25歳で没した。 その短い治世ながら、藩政への真摯な取り組みは後世に評価されています。
1835年 天保 7月2日 松平斉承 福井藩主 1811年