1471年

トマス・ア・ケンピス

(1380 - 1471)

キリスト教司祭、神秘思想家

キリスト教司祭 神秘思想家
『キリストへの模倣』の著者として知られるキリスト教司祭で、神秘思想家。
トマス・ア・ケンピスは1380年にオランダで生まれ、イングランド留学を経てドイツのラウエンブルク修道院に入った。 深い信仰と実践的人間主義を融合させた神秘的著作を遺し、特に『キリストへの模倣』はキリスト教精神文学の代表作とされる。 この書は個人的な敬虔生活の指針として広く読まれ、宗教改革期を通じて多くの言語に翻訳された。 彼の思想は修道院生活だけでなく一般信徒にも精神的指導を与え、キリスト教スピリチュアリティに大きな影響を及ぼした。 1471年にラウエンブルクで没し、その遺稿は後世に広く伝えられた。
1471年 トマス・ア・ケンピス キリスト教 司祭 神秘思想家 1380年
1492年

インノケンティウス8世

(1432 - 1492)

第213代ローマ教皇

第213代ローマ教皇
第213代ローマ教皇として在位し、教皇庁の行政と外交を担った宗教指導者。
インノケンティウス8世は1432年に生まれ、1484年のコンクラーベで教皇に選出された。 彼は教皇庁の財政改革と行政機構の整備に努め、法務機関と異端審問の強化を推進した。 その治世は教会内部改革の機運と政治的緊張のはざまで進行し、多くの宗教的論争に直面した。 また、ヨーロッパ諸王朝との外交関係を重視し、教皇権の国際的地位維持に尽力した。 1492年に在位中に没し、ルネサンス期教皇の一章を閉じた。
1492年 インノケンティウス8世 ローマ教皇 1432年