スイセンノウ (酔仙翁)

学名: Lychnis coronaria
科名: ナデシコ科

花言葉

  • ウィット
  • 強い気持ち
  • 私の愛は不変

特徴

花色:

説明

スイセンノウは南ヨーロッパ原産のナデシコ科の植物で、フランネルソウとも呼ばれます。株全体が柔らかい白毛で覆われており、フランネル(起毛した柔らかい布)の風合いに似ていることからこの名がつきました。酔仙翁の名前は、花が赤くて酔っ払っているように見えることに由来します。春から初夏にかけて白やピンクの花を咲かせ、シルバーがかった葉とのコントラストが美しい植物です。

豆知識

  • 酔仙翁という名前は赤い花が酔っ払っているように見えることから付きました
  • 白い毛に覆われた葉がシルバーリーフガーデンで人気です
  • 乾燥に非常に強く、地中海性気候に適応しています
  • フランネルソウの別名は起毛した布に似ていることに由来します

利用方法

観賞用
  • ドライガーデン
  • ボーダーガーデン
  • シルバーリーフガーデン
  • 切り花
薬用
  • 特に薬用利用はありません

注意: 観賞用途のみです

食用

食用には適しません

その他
  • ドライフラワー
  • 押し花
  • シルバーカラーリーフ

毒性

症状: 毒性はありません

ハイビスカス

学名: Hibiscus rosa-sinensis
科名: アオイ科

花言葉

  • 常に新しい美
  • 繊細な美
  • 新しい恋
  • 勇敢
  • 輝き
  • 艶美

特徴

花色:

説明

ハイビスカスは熱帯アジア原産のアオイ科の常緑低木で、語源は古代エジプトの美の女神ヒビスに由来するとされています。夏にあでやかな花を咲かせ、その鮮やかな色彩が南国的な雰囲気を演出します。一日花でありながら次々に開花するため長期間楽しめ、花弁はフランス料理やイタリア料理のソースにも用いられます。ビタミンCやリンゴ酸、クエン酸等が豊富で、ハーブティーとしても人気があります。

豆知識

  • 咲いたその日のうちに枯れてしまう典型的な一日花です
  • 古代エジプトの美の女神ヒビスが名前の由来とされています
  • ハワイ州の州花として制定されています
  • 花弁はさわやかな酸味があり、ハーブティーとして人気です

利用方法

観賞用
  • 庭園の装飾
  • 鉢植え観賞
  • 生垣
  • レイ作り
薬用
  • 花のハーブティーが血圧降下に効果があるとされます
  • ビタミンC補給
  • 疲労回復効果

注意: 薬用利用は適量を守って行ってください

食用
  • 花弁
その他
  • 天然染料
  • 化粧品原料
  • 香料

毒性

症状: 毒性はありません

トリカブト (鳥兜)

学名: Aconitum japonicum
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • 騎士道
  • 栄光
  • 人嫌い

特徴

花色:

説明

トリカブトは北半球の温帯から亜寒帯に分布するキンポウゲ科の多年草で、日本三大毒草の一つとして知られています。秋に咲く青紫色の花が舞楽の鳥兜に似ていることからこの名がつきました。全草にアコニチンという猛毒を含み、特に根の毒性が強く、致命的な中毒を引き起こします。しかし、適切に処理された根は「附子」という重要な漢方薬として利用され、また園芸植物としても栽培されています。

豆知識

  • 日本三大毒草(トリカブト、ドクゼリ、ドクウツギ)の一つです
  • アコニチンは心臓を停止させる猛毒として知られています
  • 適切に処理すれば重要な漢方薬「附子」になります
  • 花の形が舞楽の鳥兜に似ていることから名付けられました

利用方法

観賞用
  • シェードガーデン
  • 野草園
  • 生け花
  • 切り花
薬用
  • 根を減毒処理した「附子」が漢方薬として重要(専門医療のみ)
  • 強心作用
  • 鎮痛作用

注意: 極めて危険な猛毒植物です。絶対に素人が使用してはいけません

食用

絶対に食用に使用してはいけません

その他
  • 毒矢の毒(歴史的用途)
  • 研究用サンプル
  • 教育用標本

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に根, 葉, 茎, 花, 蜜, 種子

症状: 舌のしびれ、流唾、嘔吐、酩酊状態、不整脈、昏睡、最終的に心停止による死に至ります

ニワトコ (接骨木)

学名: Sambucus racemosa subsp. sieboldiana
科名: ガマズミ科

花言葉

  • 思いやり
  • 熱心
  • 苦しみを癒やす人

特徴

花色:

説明

ニワトコは日本、朝鮮半島、中国に分布するガマズミ科の落葉低木で、古くから接骨木として薬用に利用されてきました。春に白い小さな花を房状に咲かせ、夏には赤い実をつけます。茎は「接骨木」、葉は「接骨木葉」、花は「接骨木花」として、それぞれ民間薬として使われています。打撲や骨折の治療に用いられ、その名前も接骨(骨をつなぐ)に由来します。

豆知識

  • 接骨木という名前は骨をつなぐ薬効に由来します
  • ハリー・ポッターシリーズに登場する「ニワトコの杖」で有名になりました
  • 春の白い花と夏の赤い実が美しく、野鳥も好みます
  • 民間薬として古くから日本人の生活に密着してきました

利用方法

観賞用
  • 庭木
  • 公園樹
  • 野鳥を呼ぶ庭
  • 自然風庭園
薬用
  • 茎・葉による打撲や骨折の治療
  • 利尿作用
  • 消炎効果
  • 解熱作用

注意: 若芽には微量の毒があるため、食用には注意が必要です

食用
  • 若芽(適切な処理が必要)
その他
  • 野鳥の餌(実)
  • 木材利用
  • 生薬原料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 若芽に微量の毒性成分

症状: 若芽の過剰摂取は胃腸の不調を引き起こす可能性があります