07月24日の出来事 - スポーツ | calendar.web-standard.org

1908年

ロンドンオリンピック: 男子マラソンでドランド・ピエトリが係員の助けを借りて最初にゴールにたどり着いたが失格となり、2着のジョニー・ヘイズが金メダルとなる。

ロンドン五輪マラソンでピエトリが劇的な失格劇を演じました。

1908年のロンドンオリンピック男子マラソンで、イタリアのドランド・ピエトリは競技終盤に極度の疲労で倒れ込みました。係員の助けを借りてゴールにたどり着いたものの、その支援が反則と見なされ失格に。結果的に2着のアメリカ選手ジョニー・ヘイズが金メダルを獲得し、この出来事は五輪史における波乱の名場面となりました。

1908年ロンドンオリンピックマラソンドランド・ピエトリジョニー・ヘイズ金メダル

1938年

フリッツ・カスパレク、ハインリヒ・ハラー、アンデール・ヘックマイヤー、ルートヴィヒ・フェルクの４人の登山家チームがアイガー北壁の初登頂に成功する。

アルプスの難関、アイガー北壁に初登頂成功。

1938年7月24日、ドイツ・オーストリアの登山家チームはアルプスのアイガー北壁初登攀に成功しました。メンバーはフリッツ・カスパレク、ハインリヒ・ハラー、アンデール・ヘックマイヤー、ルートヴィヒ・フェルクの4名。『死の壁』とも呼ばれた難ルートを克服し、登山史に残る大偉業として称えられています。以後、アイガー北壁は登山家の憧れとなりました。

1938年フリッツ・カスパレクハインリヒ・ハラーアイガー

1974年

北の湖が史上最年少（21歳2か月）で第55代横綱昇進。

北の湖敏満が21歳2か月で最年少横綱に昇進。

1974年7月24日、大相撲の関脇・北の湖敏満が昇進基準を満たし、第55代横綱に推挙された。当時21歳2か月での横綱昇進は史上最年少記録であり、若き力士の出現は相撲界に新風を吹き込んだ。北の湖は得意の押し相撲で連続優勝を果たし、1970年代後半の土俵を牽引した。その後も横綱として数多くの功績を残し、日本相撲協会の理事長も務めた。

1974年北の湖横綱

1983年

パインタール事件。メジャーリーグベースボール（MLB）のニューヨーク・ヤンキース対カンザスシティ・ロイヤルズ戦で、ロイヤルズのジョージ・ブレットが最終回に逆転本塁打を放ったところでヤンキース側が本塁打は無効として抗議。裁判にまで発展し、8月18日に試合が再開される。

MLBのパインタール事件で本塁打が一時無効とされ、試合が中断。

1983年7月24日、カンザスシティ・ロイヤルズ対ニューヨーク・ヤンキース戦において、ジョージ・ブレットが逆転満塁本塁打を放った直後にヤンキース側がパインタールの規定違反を主張し、本塁打は無効とされた。ブレットは抗議のためベース上で激しく反発し、試合は中断した。最終的にMLBコミッショナーが8月18日の再開を命じ、当該打順から試合を継続する形で本塁打が正式に認められた。この一連の騒動は野球史に残る珍事としてファンの記憶に刻まれている。

1983年パインタール事件メジャーリーグベースボールニューヨーク・ヤンキースカンザスシティ・ロイヤルズジョージ・ブレット本塁打 8月18日

2005年

ランス・アームストロングがツール・ド・フランス7連覇を達成（後にドーピングが発覚して優勝取消）。

2005年7月24日、ランス・アームストロングがツール・ド・フランスで7連覇を達成しました。

2005年7月24日、ランス・アームストロングがツール・ド・フランスで7年連続の総合優勝を果たし、当時前人未到の偉業と称賛されました。彼はがんからの復帰を果たした後の快挙としても世界中の注目を集めました。しかし後年、ドーピング疑惑が明るみに出て、2012年に全ての優勝記録が取り消されました。この一連の経緯はスポーツ界におけるクリーン競技の重要性を再認識させました。

2005年ランス・アームストロングツール・ド・フランスドーピング