1950年

日本初の国定公園として琵琶湖国定公園を指定。

1950年7月24日、日本初の国定公園として琵琶湖国定公園が指定されました。
国定公園制度は、1950年に制定された自然公園法に基づくもので、国立公園に次ぐ位置づけです。 琵琶湖国定公園は滋賀県・京都府・福井県にまたがり、湖と周辺の山岳・河川風景が含まれます。 国内最大の淡水湖である琵琶湖の自然美と多様な生態系が評価され、環境保全の対象となりました。 国定公園指定により、地域の観光振興や自然保護活動が本格的に推進される契機となりました。 今日でも琵琶湖はレジャーや生態系研究の場として多くの人々に親しまれています。
国定公園 琵琶湖国定公園
1972年

四日市ぜんそく訴訟で津地方裁判所が原告勝訴の判決を下す。

四日市ぜんそく訴訟で住民側が勝訴し、公害訴訟の先駆けとなった判決。
1972年7月24日、三重県の四日市ぜんそく訴訟において、津地方裁判所は工場排煙による大気汚染被害を認め、原告住民の損害賠償請求を一部認容する判決を言い渡した。 この判決は日本における公害裁判の画期的な事例となり、環境権や住民の健康被害救済が司法で認められた。 以降、公害防止法の強化や環境基準の見直しが進められ、行政・企業の公害対策が大きく前進した。 住民運動の成果としても評価され、環境保護意識の高まりに繋がった。
1972年 四日市ぜんそく 津地方裁判所