07月23日の命日 - 芸術家・音楽家

1757年

ドメニコ・スカルラッティ

(1685 - 1757)

作曲家

バロック期イタリア生まれの作曲家で、革新的な鍵盤ソナタを数多く残した音楽家。

1685年にナポリで生まれ、イタリアおよびスペイン宮廷で活躍。バロック期の鍵盤音楽を革新し、多数のソナタを作曲。音楽教育にも情熱を注ぎ、後進の育成に貢献。 555曲以上の鍵盤ソナタは、現在もコンクールや演奏会で演奏される。彼の独創的な和声とリズムは後の作曲家に大きな影響を与えた。 1757年に没し、その作品はバロック音楽の金字塔となった。

1757年ドメニコ・スカルラッティ作曲家 1685年

1840年

カール・ブレッヒェン

(1798 - 1840)

画家

ドイツの風景画家。ロマン主義の影響を受けた自然描写で知られる。

1798年にドイツで生まれる。ベルリン美術院で学び、イタリアへの旅を通じて風景画への関心を深めた。繊細な光と影の表現で自然の美しさを捉えた作品を多数制作した。ドレスデン美術アカデミー教授として後進を育成し、ロマン主義美術に貢献した。 1840年に病に倒れ、早世したが、その詩情あふれる画風は高く評価され続けている。

1840年カール・ブレッヒェン 1798年

1846年

クリスティアン・ハインリヒ・リンク

(1770 - 1846)

作曲家、オルガニスト

作曲家オルガニスト

ドイツの作曲家・オルガニスト。教会音楽と鍵盤作品で高い評価を得た。

1770年にドイツで生まれる。若くしてオルガニストとして才能を示し、教会音楽の演奏と作曲に専念した。多くのコラール前奏曲やフーガを作曲し、鍵盤教育のための作品も残した。ダルムシュタット教会オルガニストや音楽学校教師として後進の指導にも尽力した。 1846年に没し、その緻密で優雅な音楽は現在でも演奏されている。

1846年クリスティアン・ハインリヒ・リンク 1770年

1905年

ジャン＝ジャック・エンネル

(1829 - 1905)

画家

19世紀フランスを代表する画家。柔らかな光と肌の質感描写で知られる。

ジャン＝ジャック・エンネル（1829-1905）は19世紀フランスの画家。柔らかな光と肌の質感を追求した女性ヌード画で知られる。パリのエコール・デ・ボザールで学び、イタリア滞在で古典美術から影響を受けた。サロン・ド・パリでたびたび受賞し、フランス美術界の重要人物となった。フランス芸術アカデミー会員に選出され、レジオンドヌール勲章を受章。代表作には女性像や宗教的主題の作品が多く、後世に影響を与えた。

1905年ジャン＝ジャック・エンネル 1829年

1948年

D・W・グリフィス

(1875 - 1948)

映画監督

アメリカの映画監督で、映像表現に革新をもたらした映画史の先駆者。

1875年にアメリカで生まれ、ビオグラフ社で数多くの短編映画を監督した。クロスカッティングやクローズアップなどの手法を確立し、映画言語の発展に寄与した。 1915年の『国民の創生』では叙事詩的な構成と壮大なスケールを示し、長編映画の可能性を拡大した。その映像技法は後の映画監督たちに多大な影響を与え、映画史における金字塔となっている。 1948年に73歳でこの世を去った。

1948年 D・W・グリフィス映画監督 1875年

1951年

ロバート・フラハティ

(1884 - 1951)

映画監督

カナダ出身のドキュメンタリー映画監督で、『北極のナヌーク』の制作で知られる先駆者。

1884年にカナダで生まれ、『北極のナヌーク』（1922年）ではイヌイットの生活を記録し、ドキュメンタリー形式の祖と称された。現地取材を重視し、撮影技術の改良と編集手法でリアリズムを追求した。映像を通じた民族文化の表現は後のドキュメンタリー映画に大きな影響を与えた。「ドキュメンタリーの父」として知られ、現代の映像制作にも多大な示唆をもたらした。 1951年に66歳で逝去した。

1951年ロバート・フラハティ 1884年

1980年

古関金子

(1912 - 1980)

声楽家、詩人

声楽家詩人

日本の声楽家・詩人。豊かな歌声と詩作で知られる。

古関金子は日本の声楽家（ソプラノ）として活躍し、その澄んだ歌声で多くの舞台を彩った。同時に詩人として詩集を発表し、文学の分野でも才能を発揮した。音楽と詩の両面から芸術表現を追求し、独自の世界観を構築した。コンサートや朗読会で多彩な活動を繰り広げた。 1980年7月23日に亡くなった。

1980年古関金子声楽家詩人 1912年

1983年

ジョルジュ・オーリック

(1899 - 1983)

作曲家

フランスの作曲家で、音楽家集団『6人組（Les Six）』の一員。映画音楽でも活躍した。

ジョルジュ・オーリックは1899年パリ生まれの作曲家で、20世紀フランス音楽界を代表する『6人組（Les Six）』の一員として台頭した。バレエ音楽や室内楽作品で注目を集め、後に映画音楽の世界へ進出した。『ローマの休日』や『英国王給仕人の日記』などの名作で美しい旋律を提供し、国際的な評価を得た。1955年にはフランス芸術文化勲章を受章し、作曲家・評論家として幅広く活動した。1983年の逝去まで、創作と教育を通じて後進に影響を与え続けた。

1983年ジョルジュ・オーリック 1899年

1990年

村上幸子

(1958 - 1990)

歌手

日本の歌手。

村上幸子歌手 1958年

1994年

ハンス・サルター

(1896 - 1994)

作曲家

オーストリア生まれの映画音楽作曲家。ハリウッドの怪奇映画を多く手がけた。

1896年にウィーン近郊で生まれたハンス・サルターは、クラシック音楽の教育を受けた後、1930年代にアメリカへ渡りました。ユニバーサル・スタジオで働き、『フランケンシュタイン』シリーズなどのホラー映画を中心にスコアを手がけ、独特の緊張感あふれる音楽で知られました。戦後も映画音楽界で重用され、多くの名作に彩りを添えました。1994年に逝去し、そのメロディは今もホラー映画ファンの心に残っています。

1994年ハンス・サルター 1896年

1998年

アンドレ・ジェルトレル

(1907 - 1998)

ヴァイオリニスト

ベルギー出身のヴァイオリニスト。バルトーク作品の演奏で名高い。

1907年にブリュッセル近郊で生まれたアンドレ・ジェルトレルは、幼少期からヴァイオリンを習い、名門コンセルヴァトワールで研鑽を積みました。20世紀の室内楽や現代音楽の演奏に定評があり、特にハンガリーの作曲家ベーラ・バルトーク作品の解釈で高く評価されました。教育者としても活躍し、多くの弟子を育てました。1998年に亡くなるまで、ヨーロッパ各地で演奏と教授活動を続けました。

1998年アンドレ・ジェルトレルヴァイオリニスト 1907年

2000年

小倉遊亀

(1895 - 2000)

画家

日本を代表する女性洋画家。写実と抽象を融合させた独自の画風で知られる。

小倉遊亀は1895年京都府に生まれ、女子美術専門学校で西洋画を学んだ。 20世紀前半から精力的に作品を発表し、風景画や静物画で高い評価を受けた。渋い色調と力強い筆致を特徴とし、その作品は国内外の展覧会で展示された。女性画家として戦後の美術界を牽引し、その長寿生涯で多くの弟子を育成した。 2000年に逝去し、今日も作品は美術館で親しまれている。

2000年小倉遊亀画家 1895年