07月22日の命日 | calendar.web-standard.org

和銅元年7月1日

伊福吉部徳足比売

采女

奈良時代の宮廷に仕えた采女（うねめ）。皇族の世話や儀式に携わった女性官吏です。

伊福吉部徳足比売は、和銅元年（708年）7月1日に没した采女です。采女は奈良時代の宮廷に仕え、皇族や貴族の身の回りの世話や儀式への補助を担いました。具体的な事績は多く残されていませんが、当時の宮廷文化を知る手がかりとして貴重です。和銅の改元を控えた時代背景から、朝廷の儀礼や組織のあり方を考察する材料となります。氏族名「吉部」は皇室奉仕に関わる氏族を示すものでした。

708年和銅 7月1日伊福吉部徳足比売采女

1461年

シャルル7世

(1403 - 1461)

フランス国王

百年戦争期のフランス国王（在位1422-1461）。ジャンヌ・ダルクの支援を受けて王権を回復しました。

シャルル7世（1403-1461）は、ヴァロワ朝第3代のフランス国王です。 1422年に即位した当初、英仏両軍による百年戦争の最中で領土の多くが英軍に占領されていました。ジャンヌ・ダルクの助力を得てオルレアンの包囲を打ち破り、ランスで戴冠を果たしました。これによりフランス王権の正統性が強化され、最終的に百年戦争の勝利へとつながりました。統治後は行政改革や財政改革を進め、ヴァロワ朝の基盤を固めた君主として評価されます。

1461年シャルル7世フランス 1403年

1645年

ガスパール・デ・グスマン

(1587 - 1645)

第3代オリバーレス伯爵、スペイン首席大臣

第3代オリバーレス伯爵スペイン首席大臣

スペイン王フェリペ4世の下で首席大臣を務めたオリバーレス伯爵。強権政治を推進しました。

ガスパール・デ・グスマン（1587-1645）は、第3代オリバーレス伯爵としてスペイン王国の実質的な統治者でした。フェリペ4世の信任を得て首席大臣（プライムミニスター）に任じられ、権力を集中させました。国内改革や外交政策を主導し、一時的にハプスブルク帝国の繁栄を支えましたが、度重なる戦費で財政は逼迫しました。西欧各地との同盟や対外戦争を行い、スペインの国際的地位を維持しようと尽力しました。晩年には権力の集中が反発を招き、1643年以降失脚の危機に直面しました。

1645年ガスパール・デ・グスマンオリバーレス伯爵スペイン 1587年

1676年

クレメンス10世

(1590 - 1676)

第239代ローマ教皇

第239代ローマ教皇（在位1670-1676）。教皇府の財政再建に努めました。

クレメンス10世（1590-1676、本名エミリオ・アルティエリ）は、1670年にローマ教皇に選出されました。教皇在位中、教会制度の維持と教皇領の財政再建に力を注ぎました。高齢での選出であったため大規模な改革は少なかったものの、枢機卿の任命や教皇裁判所の運営などに携わりました。教皇芸術保護者としても知られ、バチカンの文化事業を後援しました。 1676年7月22日、在位わずか6年で没し、後任にインノケンティウス11世が選ばれました。

1676年クレメンス10世ローマ教皇 1590年

延宝7年5月6日

徳川徳松

(1679 - 1683)

徳川綱吉の長男

徳川綱吉の長男として生まれたものの、幼くして没した人物。

徳川徳松（1679-1683）は、五代将軍徳川綱吉の長男として生まれました。生涯はわずか4年余りで終わり、後継者としては早世したため期待は叶いませんでした。家康以来の将軍家嫡子としての成長が見込まれていましたが、幼少での死去により跡継ぎ問題に影響を及ぼしました。幼名は常陸守内匠頭などと称された記録が残ります。短い生涯ながら、江戸幕府初期の皇子・将軍家の動向を示す存在です。

1683年延宝 5月6日徳川徳松徳川綱吉 1679年

享保17年6月1日

林鳳岡

(1645 - 1732)

儒学者

江戸時代の儒学者。幕府儒官として学問を統括し、林家の礎を築きました。

林鳳岡（はやしほうこう、1645-1732）は、江戸幕府の儒学者であり、林家三代当主です。幕府の公式儒者（林家）として将軍家への教育や官学の運営を担当しました。湯島聖堂で学問所の校長を務め、朱子学を中心とした教学体系を確立しました。多くの門人を育て、幕政への影響力を通じて儒教思想の普及に貢献しました。晩年まで学問を奨励し、享保期の学術文化発展に大きな足跡を残しました。

1732年享保 6月1日林鳳岡儒学者 1645年

寛保3年6月2日

尾形乾山

(1663 - 1743)

絵師、陶芸家

絵師陶芸家

江戸時代の絵師・陶芸家。兄・光琳と共に琳派の美を拓きました。

尾形乾山（おがたけんざん、1663-1743）は、琳派の陶芸家・絵師として知られています。兄の尾形光琳と共に京都を拠点に独自の美意識を展開し、京焼の基礎を築きました。絵画的な文様を施した作品は色絵陶器の先駆けとされ、草花や風景を繊細に描きました。詩歌や書にも秀で、多才な芸術家として江戸時代の芸術界に影響を与えました。晩年まで創作活動を続け、その作品は現在も高く評価されています。

1743年寛保 6月2日尾形乾山絵師陶芸家 1663年

1802年

マリー・フランソワ・クサヴィエ・ビシャ

(1771 - 1802)

解剖学者、生理学者

解剖学者生理学者

「組織学の父」と称されるフランスの解剖学者・生理学者。

マリー・フランソワ・クサヴィエ・ビシャ（1771-1802）は、フランス革命期の解剖学者・生理学者です。組織学の基礎を築き、生体組織を系統的に分類した先駆的研究を行いました。血管系、神経系、消化器系など臓器の構造を詳細に記述し、生理学の発展に寄与しました。 28歳という若さで没したにもかかわらず、多数の論文を残し「組織学の父」と呼ばれます。彼の研究は後の顕微解剖学や病理学の発展に大きな影響を与えました。

1802年マリー・フランソワ・クサヴィエ・ビシャ解剖学者生理学者 1771年

1826年

ジュゼッペ・ピアッツィ

(1746 - 1826)

天文学者

小惑星ケレスを発見したイタリアの天文学者。

ジュゼッペ・ピアッツィ（1746-1826）は、イタリアの司祭であり天文学者です。 1801年、パレルモ天文台で小惑星ケレスを発見し、初めて小惑星を同定しました。パレルモ天文台の設立者・初代台長として観測機器の整備と観測体制の構築に尽力しました。また、星表の作成や恒星の位置測定にも功績を残し、近代天文学の発展に寄与しました。その功績により多くの天体や観測所に名を残しています。

1826年ジュゼッペ・ピアッツィ天文学者 1746年

1832年

ナポレオン2世

(1811 - 1832)

ローマ王、ライヒシュタット公

ローマ王ライヒシュタット公

ナポレオン1世の長男でローマ王・ライヒシュタット公。早逝した「王子皇帝」。

ナポレオン2世（1811-1832）は、ナポレオン1世とオーストリア皇女マリー・ルイーズとの間に生まれた長男です。父から「ローマ王」、オーストリア皇帝フランツ1世からは「ライヒシュタット公」の称号を与えられました。幼くしてナポレオン帝国の継承者と目されたものの、父の没落後はオーストリア宮廷で育ちました。晩年は結核を患い、21歳で早世。その短い生涯は「王子皇帝」としての栄光と悲劇を象徴します。その評価は伝説化し、文学や芸術作品でもたびたび題材とされました。

1832年ナポレオン2世ローマ王 1811年

1870年

ヨーゼフ・シュトラウス

(1827 - 1870)

作曲家

オーストリアの作曲家。指揮者としても活躍し、ワルツやポルカの名曲を多数残した。

1827年にオーストリア・ウィーンに生まれ、ヨハン・シュトラウス一世の次男として音楽一家に育つ。ウィーン宮廷管弦楽団の指揮者も務め、当時の音楽界で高い評価を得る。ワルツやポルカを中心に約300曲以上を作曲し、『シャンペン・ポルカ』や『エジプト行進曲』などが代表作。弟ヨハン・シュトラウス二世とともにシュトラウス楽派をけん引し、ヨーロッパ各地で公演を行った。その独特なリズム感とメロディーは多くの作曲家に影響を与え、今日も演奏され続けている。 1870年に47歳で没し、短い生涯ながら音楽史に鮮烈な足跡を残した。

1870年ヨーゼフ・シュトラウス作曲家 1827年

1908年

ウィリアム・ランダル・クリーマー

(1828 - 1908)

平和運動家

イギリスの平和運動家。1903年にノーベル平和賞を受賞し、仲裁主義を提唱した。

1828年にイギリスで生まれる。国際平和会議の設立や仲裁制度の推進に尽力。英国内外で平和的解決の重要性を訴えた。 1903年にノーベル平和賞を受賞し、平和主義の先駆者として認知される。晩年まで平和運動に携わり続け、国際的な仲裁の実現に貢献。 1908年に80歳で没した。

1908年ウィリアム・ランダル・クリーマー平和運動家 1828年