ナツツバキ (夏椿)

学名: Stewartia pseudocamellia
科名: ツバキ科

花言葉

  • 気品
  • はかない美しさ
  • 愛らしさ

特徴

花色:

説明

ナツツバキは日本から朝鮮半島原産のツバキ科の落葉高木で、シャラノキとも呼ばれます。初夏に直径5〜7cmの清楚な白い花を咲かせますが、朝に開花して夕方には散ってしまう一日花です。樹皮が美しく剥がれて斑模様を作ることでも知られ、庭木として人気があります。葉も花もツバキのように厚ぼったくなく、冬には落葉するのが特徴です。

豆知識

  • 花は朝に開いて夕方には完全に散ってしまう典型的な一日花です
  • 樹皮が薄く剥がれて美しい斑模様を作るため「猿滑り」とも呼ばれます
  • 仏教の沙羅双樹の代用として日本の寺院でよく植えられています
  • 学名の「pseudocamellia」は「偽のツバキ」という意味です

利用方法

観賞用
  • 庭木
  • 公園樹
  • 街路樹
  • 茶庭
薬用
  • 特に薬用利用はありません

注意: 観賞用途のみです

食用

食用には適しません

その他
  • 木材利用(器具材)
  • 盆栽
  • 造園業

毒性

症状: 毒性はありません

バーバスカム

学名: Verbascum thapsus
科名: オオバコ科

花言葉

  • 臨機応変な態度
  • 心を開く

特徴

花色:

説明

バーバスカムは地中海沿岸から中央アジア原産のオオバコ科の植物で、約300種が知られています。6月から10月にかけて、太く真っ直ぐな茎に可憐で小さな花を沢山穂状に咲かせます。花色は白、ピンク、紫、黄色等があり、観賞用のほか、ドライフラワーや薬草としても利用されます。葉や茎が白い毛で覆われているため、ビロードモウズイカとも呼ばれます。

豆知識

  • 古代では松明の芯として使われ、「torch plant(松明植物)」とも呼ばれました
  • 1花の寿命は短いですが、花数が多いので長期間観賞できます
  • 葉や茎の白い毛がビロードのような手触りを持ちます
  • 約300種が地中海沿岸から中央アジアに分布しています

利用方法

観賞用
  • ガーデンボーダー
  • ナチュラルガーデン
  • ドライフラワー
  • 切り花
薬用
  • 呼吸器系の不調緩和
  • 鎮静・鎮痛効果
  • 抗炎症作用
  • 咳止め効果

注意: 薬用利用は専門家の指導のもとで行ってください

食用

一般的には食用に適しません

その他
  • ハーブティー
  • 天然染料
  • 昆虫防除剤

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 種子に微量の有害成分が含まれる可能性があります

症状: 適切に使用すれば安全ですが、大量摂取は避けてください

ユウゲショウ (夕化粧)

学名: Oenothera rosea
科名: アカバナ科

花言葉

  • 臆病
  • 遠慮深い

特徴

花色:

説明

ユウゲショウは南北アメリカ原産のアカバナ科の多年草で、明治時代に観賞用として日本に導入されました。名前は夕方に咲くことから付けられましたが、実際には昼間から咲く一日花です。明るいピンク色の花は直径1〜2cmで、4枚の花弁を持ち、めしべの先が十字状になるのが特徴です。現在は関東地方以西で野生化し、道端や空き地でよく見かけます。

豆知識

  • 名前は夕方に咲くことから付けられましたが、実際は昼間から咲きます
  • 花の直径は1〜2cmととても小さく可憐です
  • めしべの先が十字状になるのがアカバナ科の特徴です
  • 明治時代に観賞用として導入され、現在は帰化植物となっています

利用方法

観賞用
  • 野草園
  • ナチュラルガーデン
  • グランドカバー
  • 鉢植え
薬用
  • 特に薬用利用はありません

注意: 観賞用途のみです

食用

食用には適しません

その他
  • 自然観察
  • 環境教育
  • 生態系保全

毒性

症状: 毒性はありません

ハルシャギク (波斯菊)

学名: Coreopsis tinctoria
科名: キク科

花言葉

  • 変わらぬ熱愛
  • 一目惚れ

特徴

花色:

説明

ハルシャギクは北アメリカ原産のキク科の一年草で、明治時代初期に日本に渡来しました。花期は春から初夏で、花柄が長く、コスモスに似た花を多数咲かせます。中心が濃紅色で周辺が黄色の蛇の目模様が特徴的で、別名ジャノメソウ(蛇目草)やクジャクソウ(孔雀草)とも呼ばれます。観賞用として人気があり、切り花としても利用されます。

豆知識

  • 「波斯菊」という漢字名はペルシャの菊という意味ですが、実際はペルシャ原産ではありません
  • 蛇の目模様が美しく、別名ジャノメソウやクジャクソウとも呼ばれます
  • 1花の寿命は短いですが、次々に開花するため長期間楽しめます
  • 明治時代初期に日本に渡来し、現在も人気の園芸植物です

利用方法

観賞用
  • 花壇植え
  • 切り花
  • 鉢植え
  • コンテナガーデン
薬用
  • 特に薬用利用はありません

注意: 観賞用途のみです

食用

食用には適しません

その他
  • ドライフラワー
  • 種子採集
  • 昆虫の蜜源

毒性

症状: 毒性はありません

ナデシコ (撫子)

学名: Dianthus superbus
科名: ナデシコ科

花言葉

  • 純愛
  • 貞節
  • 純粋な愛

特徴

花色:

説明

ナデシコは日本、朝鮮半島、中国原産のナデシコ科の多年草で、秋の七草の一つとして古くから親しまれています。学名のDianthusは「神の花」を意味し、花弁の先が細かく裂けるのが特徴的です。日当たりの良い河原や山野に自生し、深紅色の花が「大和なでしこ」の慎ましやかな雰囲気を感じさせます。中国から渡来した唐撫子に対して、在来種を大和撫子と呼ぶようになりました。

豆知識

  • 秋の七草の一つとして万葉集にも詠まれています
  • 学名Dianthusは「神の花(Zeus + anthos)」を意味します
  • 花弁の先が細かく裂けるのがナデシコ科の特徴です
  • 「大和撫子」は日本女性の理想像を表す言葉として現在も使われています

利用方法

観賞用
  • 庭植え
  • 鉢植え
  • 切り花
  • ロックガーデン
薬用
  • 種子(瞿麦子)が膀胱炎やむくみに効果があるとされます

注意: 薬用利用は専門家の指導のもとで行ってください

食用

食用には適しません

その他
  • 香料
  • 押し花
  • 文学的モチーフ

毒性

症状: 毒性はありません