07月20日の誕生日 - 科学者・研究者

1804年

リチャード・オーウェン

(1804 - 1892)

生物学者

イギリスの生物学者で、恐竜という言葉を造語し古生物学の発展に寄与した。

1804年に生まれ、比較解剖学の研究を通じて脊椎動物の系統分類を行った。1842年に『Dinosauria（恐竜）』という名称を提唱し、古生物学の礎を築いた。ロンドン自然史博物館の設立に関与し、多くの化石を収集・研究した。晩年は博物館長や教授職を務め、学界に大きな影響を与えた。1892年に死去した。

1804年リチャード・オーウェン生物学者 1892年

1822年

グレゴール・ヨハン・メンデル

(1822 - 1884)

遺伝学者、修道士

遺伝学者修道士

オーストリア出身の修道士で、エンドウ豆の交配実験により遺伝の法則を発見した。

1822年に生まれ、オーストリアの修道院で修道士として学んだ。エンドウ豆を使った交配実験で優性と分離の法則を発見し、遺伝学の父と称される。成果は発表当初は注目を集めなかったが、20世紀初頭に再発見されて遺伝学の基礎となった。修道院の教育者としても活動し、自然科学教育に貢献した。1884年に死去した。

1822年グレゴール・ヨハン・メンデル 1884年

1864年

ルッジェーロ・オッディ

(1864 - 1913)

解剖学者、生理学者

解剖学者生理学者

イタリアの解剖学者・生理学者。胆管括約筋（オッディ括約筋）の研究で知られる。

1864年にペルージャで生まれ、パドヴァ大学で医学を修める。十二指腸にある胆管と膵管の括約筋を発見し、その働きを明らかにした。『オッディ括約筋』として名を残し、消化器生理学の理解に大きく貢献。多数の論文を発表し、ヨーロッパの医学界で高く評価された。 1913年にチュニスで亡くなったが、その業績は現在も基礎医学教育に生かされている。

1864年ルッジェーロ・オッディ解剖学者生理学者 1913年

慶応2年6月9日

二宮忠八

(1866 - 1936)

航空機研究者

日本の航空研究者・発明家。独学で飛行機の模型を開発し、航空技術の先駆者となった。

1866年に日本で生まれ、少年時代から飛行への関心を抱く。 1891年に模型飛行機『鳶型気球』を制作し、滑空実験に成功。その後も改良を重ね、1897年にはプロペラを備えた動力模型を考案した。当時の日本でほとんど知られていなかった航空理論を独自に研究し、後進に影響を与えた。 1936年に没するまで、航空機研究を続け、日本の飛行技術発展に貢献した。

1866年慶応 6月9日二宮忠八航空機 1936年

明治4年6月3日

中山平次郎

(1871 - 1956)

考古学者

日本の考古学者。飛鳥・奈良時代の遺跡調査で業績を残した。

1871年に東京で生まれ、東京帝国大学で歴史学を学ぶ。明治末から大正期にかけて、飛鳥地方や奈良地域の古墳・遺跡発掘を主導。瓦塔や古墳の構造分析を行い、古代日本建築の研究に貢献した。多数の調査報告書や論文を発表し、考古学の体系化に努めた。 1956年に没するまで後進の育成にも力を注ぎ、日本考古学の礎を築いた。

1871年明治 6月3日中山平次郎考古学者 1956年

1873年

アルベルト・サントス・デュモン

(1873 - 1932)

航空研究家

ブラジルの航空開発者。飛行船や動力飛行機の実験で先駆的役割を果たした。

1873年にブラジルで生まれ、パリに渡り航空研究に従事。 1901年にはディジリブル（飛行船）で賞金レースに優勝し、技術力を証明。 1906年、14ビス号で厳密に記録された飛行実験に成功し、公の場で初の動力飛行を達成。革新的な機体設計と操縦技術で航空界に影響を与え、多くの技術者に刺激を与えた。晩年は体調を崩し、1932年に亡くなったが、航空史に残る業績として語り継がれている。

1873年アルベルト・サントス・デュモン 1932年

1897年

タデウシュ・ライヒスタイン

(1897 - 1996)

科学者

ポーランド生まれの化学者。ステロイドホルモン研究でノーベル賞を受賞した。

ポーランド生まれで後にスイスに移住した化学者。ステロイドホルモンの構造解明と合成研究で知られ、1950年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。コルチゾンなどの発見は医療分野に革新をもたらし、副腎皮質ホルモン研究の礎を築いた。各国の研究機関で指導的立場を担い、学術界への影響は大きい。 1980年代まで活発に研究を続け、近代化学の発展に寄与した。

1897年タデウシュ・ライヒスタイン科学者 1996年

1912年

糸川英夫

(1912 - 1999)

工学者

宇宙工学者。「日本のロケットの父」とも称される。

日本の航空工学者で「日本のロケットの父」と呼ばれる。戦後のロケット開発を主導し、固体燃料ロケットの実験に成功した。東京大学工学部で教授として後進を育成し、多くの宇宙開発研究者を輩出した。宇宙開発事業団（現宇宙航空研究開発機構）の設立にも関与した。小惑星「イトカワ」としてその名が宇宙に刻まれている。

1912年糸川英夫工学者 1999年

1925年

ジャック・ドロール

(1925 - 2023)

経済学者

ベルギーの経済学者。一般均衡理論や数理経済学の発展に貢献した。

1925年にベルギーで生まれ、数学的手法を用いた経済理論の研究で国際的に評価された。一般均衡理論の深化に取り組み、多数の論文や著作を通じて理論を構築した。ヨーロッパ各地の大学で教育・研究に携わり、多くの門下生を育成した。政策立案者とも交流し、理論と実務の架け橋としての役割を果たした。 2023年に逝去し、その研究は現代経済学の基盤となっている。

ジャック・ドロール経済学者 2023年

1935年

西尾幹二

(1935 - 2024)

評論家、ドイツ文学者

評論家ドイツ文学者

日本の評論家・ドイツ文学者。保守的な論考で知られる。

1935年7月20日、日本で生まれる。東京大学文学部でドイツ文学を専攻し、その後研究者として活動。評論家として新聞・雑誌で鋭い社会論を発表し、保守系論客として注目を集めた。ドイツ文学の翻訳や解説を手がけ、学術的貢献を残した。 2024年に逝去するまで、言論界で存在感を示し続けた。

1935年西尾幹二評論家ドイツ文学者 2024年

1938年

尾崎洋二

天文学者

日本の天文学者。天体観測や宇宙物理の研究に従事。

1938年7月20日、日本で生まれる。大学で理学を専攻後、天文学の研究者としてキャリアをスタート。大型望遠鏡を用いた観測研究で銀河や惑星系の解析に取り組む。学術論文を多数発表し、国内外の学会で講演を行った。現在も教育や研究を通じて宇宙科学の発展に貢献している。

1938年尾崎洋二天文学者

1949年

金子マーティン

社会学者

金子マーティン社会学者