天禄元年6月14日

祇園祭が初めて官祭として実施。以降毎年行われるようになる。

970年7月19日、京都で祇園祭が初めて朝廷の正式祭礼として行われた。
平安時代の天禄元年6月14日(現行暦の7月19日)、京都の八坂神社(当時の祇園社)で祇園祭が初めて官営の祭礼として実施されました。 疫病退散を祈願する御霊会として始まり、その後毎年開催されるようになります。 鉾や山鉾の巡行、神事、宴会など多彩な行事が繰り広げられ、平安京の庶民文化を象徴しました。 現代の祇園祭は日本三大祭りの一つに数えられ、1ヶ月以上にわたる祭礼として国内外から多くの観光客を集めます。 千年以上の歴史を誇り、伝統と革新が融合した祭りとして知られています。
970年 天禄 6月14日 祇園祭
1937年

ミュンヘンでナチス・ドイツの宣伝省の手により退廃芸術展が開催される。

ミュンヘンでナチス・ドイツが『退廃芸術展』を開催しました。
1937年7月19日、ナチス政権下のドイツで『退廃芸術展』(Entartete Kunst)が開幕しました。 プロパガンダ省の主導により、モダンアートを『劣等文化』と断定し批判を加えました。 展覧会では絵画や彫刻など約650点が展示され、作家の名誉を傷つける形で公開されました。 これに対し多くの芸術家が国外へ亡命し、ドイツの文化的多様性は損なわれました。 この出来事は芸術と政治の関係を示す悪名高い一例です。
1937年 ミュンヘン 退廃芸術
1949年

今井正監督の映画『青い山脈』が封切り。

1949年7月19日、今井正監督の青春映画『青い山脈』が封切り。戦後復興期の若者像を描いた名作。
原作は叶精作の同名小説で、戦後の混乱期を生きる若者たちの姿を瑞々しく描いています。 今井正監督は実際の学生を起用し、リアリティと抒情性を高めました。 ヒット作となり、日本映画の黄金期を象徴する作品の一つと評価されています。 劇中歌「青い山脈」のメロディは当時大衆に広く親しまれました。 公開後の興行収入は大きく、戦後映画文化の復興に寄与しました。 多くの映画祭や批評家から高い評価を受け、後の青春映画への影響を与えました。
1949年 今井正 青い山脈
1964年

石ノ森章太郎の漫画『サイボーグ009』が週刊少年キングで連載開始。

1964年7月19日、石ノ森章太郎の代表作『サイボーグ009』が週刊少年キングで連載開始。
石ノ森章太郎は複数の国際的背景を持つ9人のサイボーグ戦士を描きました。 超人的な能力を得た彼らが、陰謀組織との戦いに挑むストーリーが人気を博しました。 当時のSFブームと相まって、多くの読者を魅了しました。 連載はテレビアニメ化や実写映画化など幅広いメディア展開につながりました。 日本のマンガ史における金字塔と呼ばれる作品の一つです。 キャラクターデザインやテーマ性は後世のクリエイターにも大きな影響を与えました。
1964年 石ノ森章太郎 サイボーグ009 週刊少年キング