07月19日の命日 - 政治家・指導者

天応元年6月24日

石上宅嗣

(729 - 781)

奈良時代の公卿

奈良時代の公卿として律令制の下で中央政界に携わった人物。

石上宅嗣は729年に生まれ、奈良時代の律令制下で公卿として朝廷の政務を担いました。氏族の出身として官位を歴任し、地方行政や儀式の運営にも従事しました。また、氏族間の勢力調整に関与し、当時の政治構造を支えたとされます。史料は限られているものの、当時の朝廷運営において重要な役割を果たしたとされています。天応元年（781年）6月24日に世を去り、その功績は律令制社会の一端を示すものとして評価されています。

781年天応 6月24日石上宅嗣奈良時代公卿 729年

万寿4年6月13日

源俊賢

(959 - 1027)

平安時代の公卿

平安時代の公卿として朝廷の儀式や行政に関与した人物。

源俊賢は959年に源氏の一族として生まれ、平安時代中期に公卿として朝廷で活躍しました。主に儀式の執行や政策の立案に携わり、王権の維持に寄与しました。位階を通じて朝廷の中枢に関与し、当時の政務に影響を与えました。家系や具体的な官位に関する史料は限られていますが、朝廷内部の要職を歴任したと考えられています。万寿4年（1027年）6月13日に薨去し、その功績は平安時代の宮廷文化や政治制度の一端を示しています。

1027年万寿 6月13日源俊賢平安時代公卿 959年

元応元年7月2日

六条有房

(1251 - 1319)

鎌倉時代の公卿、歌人

鎌倉時代の公卿歌人

鎌倉時代の公卿・歌人として和歌の制作や歌会に参加した人物。

六条有房（1251年生）は、鎌倉時代の公卿として宮廷で儀式や政務を担いながら、優れた歌人としても知られました。後深草院や亀山院の歌壇に参加し、『続千載和歌集』の編纂にも関わったとされます。和歌においては繊細な情感表現を得意とし、同時代の貴族たちにも高く評価されました。政治的役割と文学的活動を両立させた稀有な存在であり、その歌風は後世の歌人にも影響を与えました。元応元年（1319年）7月2日に世を去り、その作品は和歌史に一つの章を刻んでいます。

1319年元応 7月2日六条有房歌人 1251年

天和3年5月25日

土井利房

(1631 - 1683)

江戸幕府老中

江戸幕府の老中を務めた武士。土井氏の一員として幕政に関与した。

土井利房は1631年に生まれ、土井家大名として幼くして将軍家に仕えた。成年後は大目付や老中格を歴任し、幕府の内政や財政改革に携わった。特に町奉行や寺社への対応など幅広い行政手腕を発揮し、江戸幕府の安定に寄与した。天和3年（1683年）6月に没するまで長年にわたり幕政の中心人物として活躍した。

1683年天和 5月25日土井利房江戸幕府老中 1631年

1702年

フレデリク4世

(1671 - 1702)

シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン公

シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン公国を治めたドイツの公爵。北欧情勢に深く関与した。

フレデリク4世は1671年に生まれ、1695年に父クリスティアン・アルブレヒトの跡を継いで公爵位を継承した。彼の治世下で公国はスウェーデンとの同盟関係を築き、北方戦争に巻き込まれた。政略結婚や外交手腕を通じて地域勢力の均衡を図り、バルト海周辺の政治情勢に影響を与えた。また、文化面でも公爵庁での芸術支援に尽力し、宮廷文化の発展にも寄与した。1702年に早世したが、その短い治世は公国の国際的地位を高める一因となった。

1702年フレデリク4世シュレースヴィヒ＝ホルシュタイン公 1671年

正徳元年6月4日

伊達綱宗

(1640 - 1711)

仙台藩主

第3代仙台藩主として知られる大名。治世後半に失脚した逸話が残る。

伊達綱宗は1640年に仙台藩主伊達忠宗の長男として生まれ、1658年に第3代藩主に就任した。初期の統治では領内の復興や財政改革に取り組んだものの、乱行や酒色に耽ったとされて失脚した。正徳元年（1711年）6月4日に亡くなるまで、その行動と政治的運命は当時の諸家にも大きな話題を提供した。彼の治世は藩内での権力争いを招き、後継問題にも影響を及ぼした。その後、仙台藩は綱宗の弟・宗村の代で再建を図った。

1711年正徳 6月4日伊達綱宗仙台藩主 1640年

1810年

ルイーゼ・フォン・メクレンブルク＝シュトレーリッツ

(1776 - 1810)

プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世の妃

プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世の王妃として愛された人物。国民的支持を集めた。

ルイーゼ・フォン・メクレンブルク＝シュトレーリッツは1776年に生まれ、1793年にフリードリヒ・ヴィルヘルム3世と結婚して王妃となった。ナポレオン戦争期には国民の士気を高める象徴として活躍し、和平交渉にも影響を及ぼした。慈愛に満ちた人柄と優雅な立ち居振る舞いで広く慕われ、『救国の女神』とも称された。その死は国民に大きな悲しみをもたらし、数多くの記念碑や詩歌が捧げられた。1810年に早世した後も、プロイセン王室と国民の心に深い印象を残した。

1810年ルイーゼ・フォン・メクレンブルク＝シュトレーリッツプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世 1776年

1824年

アグスティン・デ・イトゥルビデ

(1783 - 1824)

メキシコ独立革命の指導者、メキシコ皇帝

メキシコ独立革命の指導者メキシコ皇帝

メキシコ独立戦争を指導し、1822年に皇帝に即位したが、短命に終わった人物。

1783年にニューエスパーニャで生まれ、軍人として独立運動に参加した。1821年に独立を達成し、初代メキシコ皇帝に即位した。中央集権的な統治を目指したが、反発により1823年に退位し亡命した。帰国後に処刑され、その短い帝政はメキシコ史の激動を象徴している。独立後の政治的混乱期における功績と悲劇的な最期が語り継がれている。

1824年アグスティン・デ・イトゥルビデメキシコ独立革命メキシコ皇帝 1783年

1898年

ムクワワ

(1855 - 1898)

ドイツ領東アフリカヘヘ族の指導者

ドイツ領東アフリカのヘヘ族指導者で、植民地軍に対し果敢に抵抗した反植民地の英雄。

1855年頃に生まれ、ヘヘ族の首長として族を統率した。ドイツ植民地軍の侵攻に対し游撃戦を展開し、多くの戦いで勝利を収めた。その戦術はゲリラ戦の先駆的なものと評価される。1898年、追い詰められ自害して戦士としての最期を遂げた。現在もタンザニアやザンジバルで独立の象徴として語り継がれている。

1898年ムクワワドイツ領東アフリカ 1855年

1909年

荒井郁之助

(1836 - 1909)

官僚、初代中央気象台長

官僚初代中央気象台長

幕末から明治期にかけて活躍した日本の官僚。中央気象台（現気象庁）の初代台長として、日本の近代気象観測体制の基礎を築いた。

荒井郁之助は1836年に生まれ、幕末から明治期にかけて日本の近代化に貢献した官僚である。明治政府において中央気象台の設立に携わり、初代台長として気象観測の標準化と制度整備を推進した。彼のリーダーシップにより、日本全国で気象観測網が拡充され、災害予測技術の向上に寄与した。中央気象台は後に気象庁へと発展し、今日の気象行政の礎となっている。彼の功績は現在の気象庁の基盤として高く評価されている。

1909年荒井郁之助中央気象台 1836年

1916年

津軽承昭

(1840 - 1916)

弘前藩主

江戸時代末期から明治維新期にかけて弘前藩主を務めた。

津軽承昭は1840年に生まれ、津軽氏の家督を継いで弘前藩主となった。幕末から明治維新にかけて、洋式兵制の導入や藩政改革に取り組む一方、戊辰戦争では中立的立場を維持した。明治維新後は版籍奉還により版主の地位を失い、華族として活動した。地域の近代化に尽力し、旧藩士との協調を重視した治世が評価される。 1916年に76歳で没。

1916年津軽承昭弘前藩主 1840年

1947年

呂運亨

(1886 - 1947)

朝鮮の独立運動家

朝鮮の独立運動家・政治家。1919年の三・一運動などで活動し、独立政府樹立に尽力した。

呂運亨 (ヨ・ウンヒョン, 1886–1947) は朝鮮の独立運動家・政治家。1910年代から日本統治下の朝鮮で民族主義運動に参加し、1919年の三・一運動において中心的役割を果たした。上海臨時政府では外交代表として活動し、国際社会への独立訴求を行った。帰国後も朝鮮の自治と民主化を目指して政治に関与し、米ソ両大国による分断状況下で統一を模索した。晩年には南北協調の可能性を探るなど、朝鮮半島の将来を見据えた活動を続けた。

呂運亨朝鮮独立運動家 1886年