07月19日の命日 - 芸術家・音楽家

1664年

エフベルト・ファン・デル・プール

(1621 - 1664)

画家

オランダ黄金時代を代表する画家。夜景や火災を題材にした風景画で知られる。

エフベルト・ファン・デル・プールは1621年に生まれ、デルフトを拠点に活動した画家。特に月光に照らされる村の風景や火災の描写を得意とし、光と影の表現力に優れた技法が特徴的である。1660年にはデルフト大火を題材にした作品を制作し、その写実性とドラマチックな演出が高く評価された。バロック期の風景画に新たな視点をもたらし、同時代の画家たちに影響を与えた。1664年に49歳で世を去った。

1664年エフベルト・ファン・デル・プール 1621年

1730年

ジャン＝バティスト・ルイエ・ド・ロンドル

(1680 - 1730)

作曲家

フランス・バロック期の作曲家。宮廷音楽で活躍した。

ジャン＝バティスト・ルイエ・ド・ロンドルは1680年に生まれ、フランス王室の宮廷楽長として任命された。オペラ・バレエや宗教音楽、協奏曲など多彩なジャンルで作品を残した。特に管弦楽曲における華麗なオーケストレーションと優雅な旋律が特徴で、当時のフランス音楽界に大きな影響を与えた。宮廷の祭典や宗教儀式のために多数の作品を作曲し、バロック音楽の黄金期を支えた。1730年に50歳で死去したが、彼の楽曲はその後も長く演奏され続けている。

1730年ジャン＝バティスト・ルイエ・ド・ロンドル作曲家 1680年

寛政18年6月15日

沢田東江

(1732 - 1796)

書家、儒学者

書家儒学者

書家としても名高い江戸時代の儒学者。書法と儒学を融合した学問で知られる。

沢田東江は1732年に生まれ、江戸で儒学を学んだ後、書道の技法を極めた。中国儒学の経典研究とともに、独自の書風を確立し、門弟らに指導した。彼の書は優雅で力強く、儒学的教養と美的感覚が融合した作品として評価された。寛政18年（1796年）に亡くなるまで、多くの著作や書状を残し、後の書家や儒学者に影響を与えた。その業績は近世日本の学術・芸術両面に大きな足跡を残した。

1796年寛政 6月15日沢田東江書家儒学者 1732年

1873年

フェルディナンド・ダヴィッド

(1810 - 1873)

ヴァイオリニスト

ドイツの名ヴァイオリニストで、ザクセン王立宮廷楽団のコンサートマスターを務めた。

1810年にハンブルクで生まれ、早くからヴァイオリンの才能を示した。1835年から18年間ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターを務めた。フェリックス・メンデルスゾーンと親交を結び、同氏のヴァイオリン協奏曲を初演した。後進の指導にも力を注ぎ、ライプツィヒ音楽院で教鞭を執った。1873年に逝去し、その演奏と教育は多くの音楽家に影響を与えた。

1873年フェルディナンド・ダヴィッドヴァイオリニスト 1810年

1943年

ジュゼッペ・テラーニ

(1904 - 1943)

建築家

イタリアの建築家で、合理主義建築の代表者。

ジュゼッペ・テラーニは1904年にイタリアで生まれ、現代建築の合理主義運動を牽引した。代表作のコモのカサ・デル・ファッシオ（1936年）は、シンプルな幾何学的デザインと機能性を融合させた革新的な建築として知られる。ミラノ工科大学で学び、多くの公共建築や企業本社ビルの設計を手掛けた。その作品はイタリア合理主義建築のバイブルと評され、後の建築家に大きな影響を与えた。 1943年に39歳の若さで逝去した。

1943年ジュゼッペ・テラーニ建築家 1904年

1954年

ジャン・ロジェ＝デュカス

(1873 - 1954)

作曲家

フランスの作曲家。ラヴェルやフォーレの影響を受けた美しい和声が特徴。

ジャン・ロジェ＝デュカス (Jean Roger-Ducasse, 1873–1954) はパリ音楽院でフォーレやマスネに師事したフランスの作曲家。オペラ、バレエ、管弦楽曲、室内楽など幅広いジャンルで作品を発表し、特に『コレージュとリタニー』などの管弦楽作品が評価されている。1920年代以降はパリ音楽院で作曲法の教授として後進を指導し、ロンティエやイベールら多くの作曲家に影響を与えた。彼の作品はフランス音楽の伝統を継承しつつ、調性感と色彩感に富む独自の世界を築いた。晩年も創作と教育の両面で活躍し、フランス音楽界に長くその名を残した。

1954年ジャン・ロジェ＝デュカス 1873年

1954年

ハンネス・マイヤー

(1889 - 1954)

建築家

スイス出身の建築家・バウハウス第2代校長。機能主義的なデザインを提唱した。

ハンネス・マイヤー (Hannes Meyer, 1889–1954) はスイス生まれの建築家・都市計画家で、1928年から1930年までドイツ・デッサウのバウハウス校長を務めた。ミース・ファン・デル・ローエらと異なり、社会的・機能的側面を重視したデザイン哲学を展開し、労働者住居や公共建築のプロジェクトを推進した。バウハウス退任後はソ連やメキシコで都市計画や建築設計に携わり、国際的に活躍した。彼の作品や教育は建築における機能主義の発展に大きな影響を与え、現代建築の基礎を築いた。

ハンネス・マイヤー 1889年

1981年

伊藤大輔

(1898 - 1981)

映画監督、脚本家

映画監督脚本家

大正から昭和期に活動した日本の映画監督・脚本家。時代劇やメロドラマなど多彩なジャンルで作品を手がけ、日本映画の発展に貢献した。

1898年に生まれ、京都撮影所を拠点に映画制作を開始した。1920年代から1950年代にかけて数多くの時代劇やメロドラマを監督し、脚本も自ら手がける一貫したクリエイティブスタイルを確立した。斬新な映像表現と緻密な人間描写を追求し、当時の観客を魅了した。俳優との協働を重視し、作品に深みを与える演出で知られる。日本映画界の基礎を築いた先駆者の一人とされる。

1981年伊藤大輔映画監督脚本家 1898年

1984年

マルコ・タイチェヴィチ

(1900 - 1984)

作曲家

20世紀前半に活動した作曲家。

1984年マルコ・タイチェヴィチ 1900年

1987年

クレメンティーナ・ド・ヘスス

(1901 - 1987)

サンバ歌手

ブラジルのサンバ歌手で、アフロ・ブラジル音楽を世界に紹介した。

1901年にリオデジャネイロで生まれ、長年コミュニティバンドで歌い続けた。1960年代後半に研究者に発掘され、1970年にデビューアルバムを発表して一躍注目を集めた。力強い歌声と土着のリズムを融合させたスタイルで、サンバの新たな魅力を提示した。国際的な音楽フェスティバルにも参加し、アフロ・ブラジル音楽の普及に貢献した。1987年に逝去した。

1987年クレメンティーナ・ド・ヘスス英語版 1901年

1993年

シモン・ゴールドベルク

(1909 - 1993)

ヴァイオリニスト

20世紀前半に活躍したヴァイオリニスト。

1993年シモン・ゴールドベルク 1909年

1994年

ルドルフ・フィルクスニー

(1912 - 1994)

ピアニスト

20世紀を代表するピアニストの一人。

1994年ルドルフ・フィルクスニーピアニスト 1912年