1274年

ボナヴェントゥラ

神学者、枢機卿、フランシスコ会総長

神学者 枢機卿 フランシスコ会総長
フランシスコ会総長として教会改革を推進し、思想界に大きな影響を与えた神学者。
1221年頃にイタリアで生まれ、1243年にフランシスコ会へ入会した。アウグスティヌスの神学を継承しながらトマス・アクィナスと並ぶ中世最大の思想家として評価された。1257年にフランシスコ会総長に選出され、教会内の規律強化や修道生活の厳格化に取り組んだ。1273年には教皇グレゴリウス10世によって枢機卿に任命され、教会の政治・神学両面で重職を担った。1274年のリヨン公会議に参加し、定例的な教会会議の開催を制度化するきっかけを作った。死後、ローマ・カトリック教会の教父・教会博士として列聖された。
1274年 ボナヴェントゥラ 神学者 枢機卿 フランシスコ会 1221年
1381年

ジョン・ボール

(1338 - 1381)

聖職者

聖職者
イングランド農民一揆で社会平等を訴え、演説を通じて民衆を鼓舞した聖職者。
1338年頃に生まれ、オックスフォード近郊で聖職者として活動を始めた。教会の富の集中や階級格差を批判する説教で知られ、聖職者としての立場を越えて民衆に支持された。1381年、農民一揆が発生するとロンドンで演説を行い「全ての人は平等である」と訴えた。一揆の指導者の一人として農民軍を鼓舞し、諸都市への攻撃を支持した。しかし王室軍に鎮圧され、素手で捕らえられた後、ロンドン塔で処刑された。
1381年 ジョン・ボール 聖職者
2023年

平山高明

(1924 - 2023)

カトリック教会司教、元カトリック大分司教区長

カトリック教会司教 元カトリック大分司教区長
日本のカトリック司教として長年にわたり信徒の指導に当たり、大分司教区を導いた宗教家。
1924年に生まれ、神学校で学んだ後に司祭に叙階される。 後にカトリック大分司教区の司教に任命され、地域の教会運営を統括。 教区内での福祉活動や教育支援に力を注ぎ、信徒との対話を重視した。 エキュメニカルな視点から他宗派や地域社会との連携を推進。 高齢に至るまで司牧を続け、日本のカトリック教会発展に貢献した。
2023年 平山高明 カトリック教会 司教 カトリック大分司教区 1924年