1609年

アンニーバレ・カラッチ

(1560 - 1609)

画家

画家
バロック絵画の先駆者として知られるイタリアの画家。
1560年にボローニャで生まれ、兄アゴスティーノや従兄弟ロドヴィコと共に絵画アカデミアを創設した。自然主義的な表現と古典的な構図を融合させ、ルネサンス以降の絵画様式を刷新した。代表作としてローマのファルネーゼ宮殿の天井画やカタコンベの装飾を手がけた。教会や貴族からの注文を数多く受け、ローマにおけるバロック芸術の発展に大きく寄与した。1609年にローマで没し、バロック絵画の重要な基盤を築いた。
1609年 アンニーバレ・カラッチ 画家 1560年
1655年

ジローラモ・ライナルディ

(1570 - 1655)

建築家

建築家
イタリア・バロック期に活躍した建築家。
1570年にボローニャで生まれ、建築家の家系に育って幼少期から技術を学んだ。ローマへ移り、パムフィリ宮殿やサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会の設計を手がけ、古典とバロックを融合した様式を確立した。内装の装飾やファサードのデザインにおいて優れた力量を発揮し、一族で共同作業を行うことで規模の大きなプロジェクトを実現した。息子カルロ・ライナルディと共に活動し、ローマ建築の発展に大きく貢献した。1655年に没し、後世の建築家に影響を与え続けた。
1655年 ジローラモ・ライナルディ 英語版 1570年
1765年

シャルル=アンドレ・ヴァン・ロー

(1705 - 1765)

画家

画家
ロココ様式を代表するフランス宮廷画家。
1705年にニースで生まれ、父ジャン=バティスト・ヴァン・ローの影響を受けて美術を学んだ。ローマ留学を経て古典的技法を修得し、アカデミー・ロワイヤル・ド・ペインティングに入会した。ルイ15世の宮廷画家として宮殿や聖堂の壁画、神話や宗教画を手がけた。優雅で繊細なロココ調の画風は貴族階級に好まれ、多くの肖像画でも高い評価を得た。1765年にパリで没し、ロココ美術の発展に大きな足跡を残した。
1765年 シャルル=アンドレ・ヴァン・ロー 1705年
1789年

ジャック・デュフリ

(1715 - 1789)

作曲家

作曲家
18世紀フランスの作曲家・チェンバロ奏者。華麗な装飾音を特徴とする鍵盤音楽を残した。
1715年、フランスで生まれる。 チェンバロ奏者として教会や貴族に仕え、鍵盤音楽の名手として知られる。 複雑な装飾音と優雅な旋律が特徴の組曲を数多く作曲。 その作品は古典派音楽への橋渡しとなり、鍵盤音楽の発展に寄与した。 1789年7月15日に没し、フランス鍵盤音楽史に名を刻んだ。
1789年 ジャック・デュフリ 作曲家 1715年
1798年

ガエターノ・プニャーニ

(1731 - 1798)

ヴァイオリニスト、作曲家

ヴァイオリニスト 作曲家
18世紀イタリアのヴァイオリニスト・作曲家。卓越した演奏技巧と古典派の音楽様式で知られる。
1731年、イタリア北部で生まれる。 ヨーロッパ各地で演奏活動を行い、その卓越したヴァイオリン演奏で高い評価を博す。 多数の協奏曲やソナタを作曲し、古典派音楽への橋渡し的役割を果たした。 弟子にジャン=バティスト・ヴィオッティを育て、後進の育成に貢献。 1798年7月15日に没し、ヴァイオリン音楽の発展に大きな影響を与えた。
1798年 ガエターノ・プニャーニ ヴァイオリニスト 作曲家 1731年
1810年

ジャン=バティスト・レイ

(1734 - 1810)

指揮者、作曲家

指揮者 作曲家
18世紀フランスの指揮者・作曲家。パリ・オペラ座で活躍し、バレエ音楽などを手がけた。
1734年、フランスで生まれる。 ルイ16世時代にパリ・オペラ座の指揮者として活躍。 主にバレエ音楽や序曲を作曲し、雅やかな舞台音楽で知られる。 フランス革命後も音楽活動を継続し、後進の育成に取り組んだ。 1810年7月15日に没し、フランス古典派音楽史に名を残した。
1810年 ジャン=バティスト・レイ 1734年
1821年

ジョン・ルイス・クリメル

(1786 - 1821)

画家

画家
アメリカで活躍したドイツ系画家で、市民の日常生活を題材にした風俗画を得意とした。
1786年にドイツで生まれ、後にアメリカへ移民。 フィラデルフィアを拠点に画業を開始し、市井の生活を生き生きと描写。 風俗画や肖像画を中心に手がけ、米国初期美術の基礎を築いた。 銅版画やリトグラフでも作品を残し、多彩な技法を駆使した。 1821年7月15日に没し、米国風俗画の先駆者と評された。
1821年 ジョン・ルイス・クリメル 1786年
1828年

ジャン=アントワーヌ・ウードン

(1741 - 1828)

彫刻家

彫刻家
18世紀フランスの新古典主義彫刻家。啓蒙思想家や偉人の肖像像を数多く制作した。
1741年、フランスで生まれる。 ローマ留学を経て古典美術の技法を修得し、帰国後に彫刻を制作。 ヴォルテールやルソーなど啓蒙思想家の肖像で名声を得る。 ベンジャミン・フランクリンやワシントンの像も手がけ、国際的な評価を獲得。 1828年7月15日に没し、彫刻界に写実表現の革新をもたらした。
1828年 ジャン=アントワーヌ・ウードン 彫刻家 1741年
1853年

ヴィルヘルム・フォン・コベル

(1766 - 1853)

画家、版画家

画家 版画家
ドイツ出身の画家・版画家。18世紀末から19世紀中頃にかけて活躍し、風景画や動物画で知られる。
1766年にドイツのバイエルン地方に生まれる。 18世紀末から19世紀中頃にかけて多様な風景画や動物画を制作。 版画技術にも精通し、多くの版画作品を残した。 芸術院の会員として後進の育成に携わり、影響を与えた。 1853年7月15日に没し、その作品は現在も高く評価されている。
1853年 ヴィルヘルム・フォン・コベル 1766年
1857年

カール・チェルニー

(1791 - 1857)

ピアニスト、作曲家

ピアニスト 作曲家
オーストリア出身のピアニスト・作曲家。ベートーヴェンに師事し、多くの練習曲を作曲した。
1791年にウィーン近郊に生まれる。 幼少期からピアノ演奏に優れ、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンに師事。 数多くのピアノ練習曲や教則本を執筆し、教育音楽に大きく貢献。 フランツ・リストをはじめ多くの音楽家を弟子に持つ。 1857年7月15日に没し、作品は今日も教育現場で広く用いられている。
1857年 カール・チェルニー ピアニスト 1791年
1861年

ジョアンナ・メアリー・ボイス

(1831 - 1861)

画家

画家
イギリスの女性画家。ヴィクトリア朝時代に活動し、風景や肖像画で知られる。
1831年にロンドンで生まれる。 王立芸術院や展覧会に出品し、当時としては異例の女性画家として注目を浴びた。 風景画や肖像画を中心に制作を行い、その繊細な筆致が高く評価された。 私生活では結婚後も制作を続け、独自の作風を追求した。 1861年7月15日に急逝し、若くして多くの可能性を残した。
1861年 ジョアンナ・メアリー・ボイス 1831年
1911年

カルロ・アデモロ

(1824 - 1911)

画家

画家
イタリアの画家。リソルジメント期の歴史画を得意とし、愛国的なテーマを描いた。
1824年にフィレンツェで生まれる。美術アカデミーで絵画を学び、イタリア統一運動の場面を数多く描写した。戦闘や行進など動的な構図に定評があり、細部まで緻密に表現した画風を特徴とする。展覧会で高い評価を受け、愛国心を喚起する作品は当時の国民に支持された。1911年にフェッラーラで亡くなり、歴史画家としての地位を確立した。
1911年 カルロ・アデモロ 1824年