07月15日の誕生日 | calendar.web-standard.org

天元3年6月1日

一条天皇

(980 - 1011)

第66代天皇

平安時代中期の第66代天皇。長年にわたり朝廷を統治し、政治と文化の発展に寄与した。

一条天皇（いちじょうてんのう）は、980年に生まれ、1000年ごろ即位した。寛仁・博仁・長元・長暦の治世を通じて、藤原氏との関係を背景に天皇権の強化を図った。当時の政治体制では藤原氏が摂政・関白として権力を握っていたが、一条天皇は勅旨の行使に努めた。また、文化面では和歌や漢詩の奨励を通じて学問や芸術活動が活発化した。 1011年に譲位し、後冷泉天皇へ位を譲った後は法皇として余生を過ごした。同年に逝去し、平安時代の重要な君主の一人として歴史に名を残している。

980年天元 6月1日一条天皇天皇 1011年

1573年

イニゴー・ジョーンズ

(1573 - 1652)

建築家

17世紀イングランドの建築家。ルネサンス様式を英国に導入し、クラシカル建築の基礎を築いた。

イニゴー・ジョーンズ（Inigo Jones）は1573年に生まれ、イングランド初の近代的建築家として知られる。彼はイタリア留学で学んだルネサンス建築の理論を取り入れ、クラシカル様式をイギリスに紹介した。代表作にはロンドンのバンケットハウスやホワイトホール宮殿の王座の間などがある。宮廷建築家としてチャールズ1世に仕えたほか、庭園設計にも携わり、造園文化にも影響を与えた。 1652年に没するまで、イギリス建築の近代化に大きな足跡を残した。

1573年イニゴー・ジョーンズ 1652年

1606年

レンブラント・ファン・レイン

(1606 - 1669)

画家

オランダ黄金時代を代表する画家。深い陰影表現と人間心理の描写に優れ、世界的に高い評価を得る。

レンブラント・ファン・レイン（Rembrandt van Rijn）は1606年に生まれ、オランダのライデンで育った。彼は光と影の劇的な対比（キアロスクーロ）を駆使した肖像画や宗教画で名を馳せた。代表作には「夜警」や「放蕩息子の帰還」などがあり、その革新的な表現は後世の画家に大きな影響を与えた。また、自身の生涯を題材とした多数の自画像を残し、画家自身の内面を探求した点も特筆される。 1669年にアムステルダムで没し、油彩画の巨匠として西洋美術史に不朽の業績を残した。

1606年レンブラント・ファン・レイン画家 1669年

元和2年6月2日

島津光久

(1616 - 1695)

第2代薩摩藩主

江戸時代初期の薩摩藩第2代藩主。島津氏の統治体制を確立し、藩政改革を進めた。

島津光久（しまづみつひさ）は1616年に生まれ、薩摩藩第2代藩主として藩を治めた。彼は父義久の死後、若年で藩主となり、重臣らと協力して統治体制を整えた。領内の財政再建に努め、農業生産力の向上や産業振興策を実施した。また、石高を基盤とした経済政策を強化し、藩財政の安定化を図った。 1695年に逝去し、薩摩藩の基盤を確立した功績は後の世代にも受け継がれた。

1616年元和 6月2日島津光久薩摩藩主 1695年

延宝4年6月5日

織田成純

(1676 - 1729)

第5代柳本藩主

江戸時代の柳本藩第5代藩主。藩政運営にあたり学問や治安維持に尽力した。

織田成純（おだしげずみ）は1676年に生まれ、柳本藩第5代藩主を務めた。江戸幕府との連携を重視し、藩政改革に取り組んだ。特に学問振興を奨励し、藩校の設立や儒学教育の推進に寄与した。また、治安維持のための警備体制整備や農村の治水事業にも力を注いだ。 1729年に没し、地域社会の安定と発展に貢献した藩主として知られる。

1676年延宝 6月5日織田成純柳本藩主 1729年

延宝6年5月27日

前田利興

(1678 - 1733)

第3代富山藩主

江戸時代の富山藩第3代藩主。治水事業や産業振興を通じて領内の発展に努めた。

前田利興（まえだとしおき）は1678年に生まれ、富山藩第3代藩主として領地経営にあたった。彼は利賀川の治水工事を推進し、洪水被害の軽減に成功した。また、製紙業や薬業など地場産業の振興を図り、藩の財政基盤を強化した。学問や文化活動にも理解が深く、藩士の教育制度整備も進めた。 1733年に逝去し、富山藩の安定と発展に重要な役割を果たした。

1678年 5月27日前田利興富山藩主 1733年

1745年

ジャン＝ピエール・ノルブラン・ド・ラ・グルデーヌ

(1745 - 1830)

画家、彫刻家

画家彫刻家

18世紀フランス出身の画家・彫刻家。ポーランド王宮で活躍し、多彩な作品を残した。

ジャン＝ピエール・ノルブラン・ド・ラ・グルデーヌ（Jean-Pierre Norblin de la Gourdaine）は1745年にフランスで生まれた。ポーランドに渡り、王宮の画家兼彫刻家として宮廷文化に深く関与した。歴史画や肖像画、風俗画など幅広いジャンルで作品を制作し、その繊細な筆致が評価された。また、彫刻作品でも優れた造形感覚を示し、宮廷礼拝堂の装飾などに携わった。 1830年にワルシャワで没し、中央ヨーロッパの芸術史に名を残す。

1745年ジャン＝ピエール・ノルブラン・ド・ラ・グルデーヌ画家彫刻家 1830年

天保11年6月17日

五島盛徳

(1840 - 1875)

第11代福江藩主

幕末から明治期の福江藩第11代藩主。海運業や教育改革に取り組んだ。

五島盛徳（ごとうもりのり）は1840年に生まれ、福江藩第11代藩主として藩政を担った。幕末の動乱期に藩の防衛強化を図り、海運業の発展にも着手した。明治維新後は廃藩置県に対応し、地方行政へ適応するための改革を実行した。教育制度の整備に尽力し、藩校から新たな学制への移行を支援した。 1875年に没し、地方統治の近代化に寄与した功績を残した。

1840年天保 6月17日五島盛徳福江藩主 1875年

1848年

ヴィルフレド・パレート

(1848 - 1923)

経済学者、社会学者

経済学者社会学者

イタリア生まれの経済学者・社会学者。パレート最適など現代経済学の基礎を築いた。

ヴィルフレド・パレート（Vilfredo Pareto）は1848年にイタリアで生まれた。彼は経済学と社会学の両分野で業績を残し、最適分配を示す「パレート最適」の概念を提唱した。社会現象の分析に統計学を応用し、所得分布の不均衡を示す「パレート分布」を発見した。また、社会エリート論やエリート循環理論など、政治社会学でも重要な理論を展開した。 1923年に没し、現代の経済学・社会学研究に多大な影響を与えた。

1848年ヴィルフレド・パレート経済学者社会学者 1923年

1854年

ヤチェク・マルチェフスキ

(1854 - 1929)

画家

ポーランドの象徴主義画家。国民意識を題材に多彩な作品を生み出した。

ヤチェク・マルチェフスキ（Jacek Malczewski）は1854年にポーランドで生まれた。象徴主義の手法を用い、ポーランドの歴史や神話、民族精神を主題に描いた。代表作には「メーデー姉妹」や自画像を多く残し、幻想的な色彩と構図が特徴的である。また、当時の政治的抑圧下で芸術を通じて愛国心を表現し、国民意識の啓発に貢献した。 1929年にクラクフで没し、ポーランド近代絵画の礎を築いた。

1854年ヤチェク・マルチェフスキ画家 1929年

文久元年6月8日

広津柳浪

(1861 - 1928)

小説家

明治から大正期に活動した小説家。主に社会小説や歴史小説を手がけた。

広津柳浪は1861年（文久元年）生まれの日本の小説家。明治から大正期にかけて社会や歴史を題材とした小説を数多く執筆。繊細な人物描写と社会批評を融合させた作風が特徴。 1928年に没するまで創作活動を続け、文学史に名を残した。詳細な伝記資料は少ないが、当時の文壇に影響を与えた存在である。

1861年文久 6月8日広津柳浪小説家 1928年

1875年

林古渓

(1875 - 1947)

歌人、作詞家、漢文学者

歌人作詞家漢文学者

歌や詞の世界で多彩な才能を発揮した歌人・作詞家・漢文学者。

林古渓は1875年生まれの日本の歌人・作詞家・漢文学者。和歌や詩作を通じて独自の文学世界を築き、多くの作品を発表。童謡や歌詞の作詞にも携わり、幅広いジャンルで活躍。漢文学にも造詣が深く、翻訳や研究活動も行った。 1947年に逝去するまで、日本の近代詩歌の発展に貢献。

1875年林古渓歌人作詞家 1947年