1985年
北海道の国鉄興浜南線がこの日の営業を最後に廃止。
1985年、北海道を走る国鉄興浜南線が最終運行を迎え、72年の歴史に幕を下ろしました。
興浜南線は釧網本線から分岐し、太平洋沿岸部の漁村や森林地帯を結ぶ国鉄路線として1920年代に開業しました。輸送量の減少や国鉄再建法に伴う合理化方針により、利用者は次第に減少しました。廃止直前には1日の平均乗客数が200人以下となり、地域住民の足としての役割が薄れていました。最終運行日には地元住民や鉄道ファンが見送りに集まり、駅で感謝の声が上がりました。興浜南線の廃止は地方路線再編の象徴的事例として語り継がれています。
1985年
興浜南線