1867年
アルフレッド・ノーベルがダイナマイトを発表。
1867年7月14日、アルフレッド・ノーベルが安定した爆薬「ダイナマイト」を発表しました。
土木工事や鉱山開発に革命をもたらす発明です。
ダイナマイトは硝酸グリセリンを珪藻土で吸収させた爆薬で、従来の爆薬より安全に扱えました。
ノーベルは1867年にスウェーデンでこの発明を特許登録。
発明後はヨーロッパ各地で採掘や土木工事に急速に普及しました。
また、軍事目的にも応用され、後の武器技術にも影響を与えました。
ノーベルは戦争の恐怖を目の当たりにし、遺言で平和賞創設を遺しました。
1867年
アルフレッド・ノーベル
ダイナマイト
1959年
熊本大学が、水俣病の病因を有機水銀にほぼ絞り厚生省へ通達。
熊本大学が水俣病の原因を有機水銀に特定し、厚生省へ報告した。
1959年7月14日、熊本大学の研究チームが水俣病の病因を有機水銀にほぼ絞り込んだとの調査結果を厚生省に通達した。
これにより、長年原因不明とされていた水俣病の解明が大きく前進した。
有機水銀は工場排水を通じて水俣湾に流出し、魚介類を汚染したことで住民に深刻な中毒症状を引き起こした。
熊本大学の調査は医療界と行政に衝撃を与え、被害地域の調査や補償問題が本格化した。
この発見を契機に公害問題への社会的関心が高まり、環境保護運動の先駆けとなった。
1959年
熊本大学
水俣病
有機水銀
1965年
アメリカの火星探査機マリナー4号が火星に最接近。史上初めて地球以外の惑星表面の撮影に成功。
NASAのマリナー4号が火星に最接近し、初めて他惑星の表面撮影に成功した探査機。
1965年7月14日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の無人探査機マリナー4号が火星に最接近し、惑星表面の写真撮影に史上初めて成功しました。
地表のクレーターや地形のデータが地球に送信され、火星研究に新たな道を開く画期的な成果となりました。
このミッションは惑星探査技術の可能性を示し、以降の火星探査計画に大きく貢献しました。
1965年
マリナー4号
火星
1977年
日本初の気象衛星「ひまわり(初代)」が米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられる。
日本初の気象衛星「ひまわり1号」がケネディ宇宙センターから打ち上げられる。
1977年7月14日、日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」がアメリカ・フロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられました。
打ち上げ後、アジア太平洋地域の気象観測データの取得が可能となり、リアルタイムでの気象予測や防災情報の提供に大きく貢献しました。
以降、ひまわりシリーズは日本の気象衛星技術を牽引し続けています。
1977年
気象衛星
ひまわり(初代)
フロリダ州
ケネディ宇宙センター
1992年
ウィリアム・ジョリッツ・リン・ジョリッツ夫妻がUNIXライクOSである386BSD 0.1をリリース。オープンソースOSのさきがけとなる。
1992年、ウィリアム・ジョリッツ夫妻が386BSD 0.1を公開し、オープンソースOSの先駆けとなりました。
386BSDはアメリカのウィリアム・ジョリッツとリン・ジョリッツ夫妻によって開発されたUNIXライクなオペレーティングシステムです。BSDライセンスを採用し、ソースコードが公開されたことで多くの開発者が参加可能なオープンな開発モデルを確立しました。リリース当時はIntel 80386プロセッサ向けの機能強化済みカーネルを搭載し、高性能なマルチタスクを実現しました。386BSDは後のFreeBSDやNetBSDといった派生プロジェクトに大きな影響を与え、現在のOSS文化の基盤を築いたと評価されます。
1992年
ウィリアム・ジョリッツ
リン・ジョリッツ
UNIXライク
OS
386BSD
オープンソース
2015年
冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」が冥王星に最接近。
2015年、NASAの探査機ニュー・ホライズンズが冥王星に最接近し、詳細な観測を行いました。
ニュー・ホライズンズは2006年に打ち上げられ、9年の飛行を経て冥王星系に到達した無人探査機です。最接近時は約1万2000キロメートルまで接近し、表面地形や大気組成のデータを高解像度カメラや分光器で取得しました。初めて公開された冥王星の詳細画像は、氷冠や峡谷、氷火山の存在を示し、太陽系外縁天体の多様性を明らかにしました。探査結果はプラネット科学に新たな視点を提供し、後続ミッションへの知見を深めました。ミッション完了後は延長ミッションでカイパーベルト天体も観測し、探査範囲を広げています。
2015年
冥王星
ニュー・ホライズンズ