07月14日の命日 - 科学者・研究者

安永6年6月10日

加藤美樹

(1721 - 1777)

国学者、歌人

国学者歌人

江戸時代の国学者・歌人。国学の発展と和歌創作に貢献。

加藤美樹（1721-1777）は、江戸時代中期の国学者・歌人。古典籍の注釈や研究を通じて国学の普及に尽力した。和歌に秀で、当時の歌壇でも高い評価を得た。研究成果を弟子に伝え、学問と詩歌の双方で後進育成に携わった。安永6年（1777年）6月10日に没し、その学風と詩才は後世に影響を与えた。

1777年 6月10日加藤美樹国学者歌人 1721年

1795年

アントン・トマシゥ・リンハルト

(1756 - 1795)

劇作家、歴史家

劇作家歴史家

スロベニアの劇作家・歴史家。スロベニア文学と歴史研究の先駆者。

アントン・トマシゥ・リンハルト（1756-1795）は、近代スロベニア文学の創始者の一人。初のスロベニア語歴史書や戯曲を執筆し、民族意識の醸成に寄与した。代表作には喜劇『Županova Micka』などがあり、演劇文化の礎を築いた。歴史家としても、地域史や言語・文化研究に重要な貢献を残した。 1795年に逝去し、彼の業績は後のスロベニア学術・文化に大きな影響を与えた。

1795年アントン・トマシゥ・リンハルト 1756年

1800年

ロレンツォ・マスケローニ

(1750 - 1800)

数学者

イタリアの数学者。コンパスのみでの幾何学構図を研究。

ロレンツォ・マスケローニ（1750-1800）は、イタリア出身の著名な数学者。「Geometria del compasso」などコンパスのみで図形を作図する方法を体系化した。マスケローニの定理として知られる数学的成果を残し、幾何学理論に大きく貢献した。ミラノ大学やパヴィア大学で教授として後進育成にも尽力した。 1800年に没し、彼の研究成果は19世紀数学に継承された。

1800年ロレンツォ・マスケローニ 1750年

1824年

アグスティン・デ・ベタンクル

(1758 - 1824)

軍人、発明家、土木技術者

軍人発明家土木技術者

スペイン出身の軍人・土木技術者。ロシアで近代土木技術を導入。

アグスティン・デ・ベタンクル（1758-1824）は、スペイン生まれの軍人・土木技術者。若くして土木工学を学び、ダムや運河建設など多くのインフラプロジェクトに従事した。ロシア皇帝エカチェリーナ2世に招聘され、帝政ロシアの道路網や鉄道建設に貢献した。ロシア通信技術研究所の設立に携わり、技術教育制度の基礎を築いた。発明家としても数々の機械設計を手掛け、近代土木工学の礎を築いた。 1824年に没した。

1824年アグスティン・デ・ベタンクル 1758年

1827年

オーギュスタン・ジャン・フレネル

(1788 - 1827)

物理学者

フランスの物理学者。光の波動説を確立し、フレネル回折やフレネルレンズなど光学分野で重要な業績を残した。

1788年にフランスで生まれ、光学を中心に研究。 1815年に光の波動説を提唱し、フレネル方程式を導出。単色光下での回折実験によって干渉現象を解明。フレネルレンズの発明により、灯台などの光学装置を飛躍的に改良。 1827年に逝去。光学理論の発展に大きく寄与した。

1827年オーギュスタン・ジャン・フレネル物理学者 1788年

1865年

ベンジャミン・ゴンペルツ

(1779 - 1865)

数学者、ゴンペルツ関数考案者

数学者ゴンペルツ関数考案者

イギリスの数学者。人口学や保険数理でゴンペルツ関数を提案し、老化や死亡率のモデル化に貢献。

1779年にイギリスで生まれ、数学と財政学を研究。 1825年に死亡率を指数関数で表すゴンペルツ関数を発表。このモデルは生物の老化や保険数理に応用され、長寿研究にも影響。金融庁や生命保険業界で広く利用される曲線を考案。 1865年に逝去。数理モデルの先駆者として知られる。

1865年ベンジャミン・ゴンペルツ英語版ゴンペルツ関数 1779年

1907年

ウィリアム・パーキン

(1838 - 1907)

化学者

イギリスの化学者。世界初の合成染料モーヴインを発見し、合成染料産業を創出した。

1838年にロンドン郊外で生まれる。 18歳の時に天然物質から紫色染料モーヴインを偶然合成。この発見は染料化学と有機合成化学の発展に大きな影響を与えた。以降、大学の教授として後進を育成し、多数の化学研究を指導。 1907年に逝去。合成化学のパイオニアとして尊敬される。

1907年ウィリアム・パーキン化学者 1838年

1948年

ハリー・ブレアリー

(1871 - 1948)

冶金学者、ステンレス鋼を実用化

冶金学者ステンレス鋼を実用化

イギリスの冶金学者で、ステンレス鋼の実用化に成功した。

ハリー・ブレアリー（1871-1948）はイギリスの冶金学者で、1913年にステンレス鋼を実用化した功績で知られています。\n研究過程で耐食性に優れた合金を発見し、鉄鋼産業に革新をもたらしました。\n彼の発明は医療器具や建築資材など多方面で応用され、その後の工業技術発展に寄与しました。\n研究者として論文も多数発表し、材料科学分野の先駆者と評価されています。\nその業績は今日のステンレス鋼普及の礎となりました。

1948年ハリー・ブレアリーステンレス鋼 1871年

1953年

リヒャルト・フォン・ミーゼス

(1883 - 1953)

工学者

オーストリア出身の工学者・数学者で、応力理論や確率論に功績を残した。

リヒャルト・フォン・ミーゼス（1883-1953）はオーストリア出身の工学者・数学者で、材料力学や確率論の分野に多大な貢献をしました。\n応力解析における「ミーゼス応力」の概念を提唱し、構造設計や流体力学の理論基盤を築きました。\n確率論や統計学の研究でも業績を上げ、フォン・ミーゼス分布などの名で知られています。\n1920年代以降はアメリカに移住し、教育者として後進の育成にも尽力しました。\nその理論は航空宇宙工学や土木工学など現代の工学計算に欠かせないものとなっています。

1953年リヒャルト・フォン・ミーゼス工学者 1883年

1960年

モーリス・ド・ブロイ

(1875 - 1960)

物理学者

フランスの物理学者。X線分光法の研究で知られ、科学界に貢献した。

モーリス・ド・ブロイ（1875年 - 1960年）はフランスの物理学者である。彼はX線分光学の先駆的研究を行い、物質の内部構造解明に貢献した。 1906年にパリ大学教授に就任し、多くの後進の教育にも尽力した。 1934年にはフランス科学アカデミーの会員に選出され、その業績が高く評価された。晩年まで精力的に研究を続け、兄ルイ・ド・ブロイとともに科学界に影響を与えた。

1960年モーリス・ド・ブロイ物理学者 1875年

1980年

長沼賢海

(1883 - 1980)

日本史学者、九州大学名誉教授

日本史学者九州大学名誉教授

1883年生まれの日本史学者。九州大学名誉教授として後進の育成に努めた。

1883年に生まれ、九州大学で教鞭を執った。日本中世史を専門とし、多数の論文や著作を発表した。研究成果は学界で高く評価され、学問の発展に寄与した。後進の指導にも熱心で、多くの史学者を育成した。 1980年に死去し、日本史学に残した業績は大きい。

1980年長沼賢海九州大学 1883年

1987年

ビクトル・ジダーノフ

(1914 - 1987)

科学者、ウイルス学者、天然痘研究者

科学者ウイルス学者天然痘研究者

天然痘研究の先駆者となったウイルス学者。

1914年生まれ。生化学を学び、ウイルス学に進む。天然痘ワクチンの改良と普及に尽力。世界保健機関(WHO)の根絶プログラムに協力し、天然痘根絶に貢献。病原体研究とワクチン開発で国際的に高く評価される。 1987年7月14日に逝去。

1987年ビクトル・ジダーノフ英語版天然痘 1914年