永楽3年6月15日

明の武将鄭和が第1次航海に出発。2年後にカリカット(コーリコード)へと到達。

明朝の大航海時代を切り開いた鄭和の第1次遠征出発。 世界との交流拡大の始まり。
永楽帝の命を受けた宦官の鄭和は、巨艦を擁する艦隊を率いて航海に出発した。 目的は東南アジアからインド洋地域との貿易および国交樹立であった。 当時世界最大級の船団には数万人が乗組み、香料や絹などを交易品として携行した。 2年後、インド西岸のカリカット(コーリコード)に到達し香辛料貿易を開拓した。 この遠征は中国の海上勢力拡大と国際交流の礎を築いた画期的な出来事である。
1405年 永楽 6月15日 鄭和 コーリコード
1801年

フランスの天文学者ジャン=ルイ・ポンが初めて彗星を発見。以降、生涯に彗星発見者の中で最多の37個の彗星を発見する。

ジャン=ルイ・ポンが初の彗星を発見。 以後37個の彗星を観測した名探査者。
フランス天文学者ポンは各地の観測記録を綿密に比較していた。 7月11日、彼は初めて彗星を発見し、学会にその存在を報告した。 その後の数十年間で計37個もの彗星を発見し、個人記録として最多を誇った。 彼の発見は軌道解析技術の進歩を促し、彗星研究の発展に大きく寄与した。 ポンは『彗星王』と称えられ、後世の天文学者に多大な影響を与えた。
1801年 ジャン=ルイ・ポン 彗星
1897年

サロモン・アウグスト・アンドレーが気球による北極飛行に出発し、消息を絶つ。

1897年7月11日、サロモン・アウグスト・アンドレー率いる探検隊が北極を目指して気球飛行を開始し、その後消息を絶ちました。勇敢ながら悲劇的な冒険となりました。
1897年7月11日、スウェーデンの探検家サロモン・アウグスト・アンドレーはガス気球「オーリン」で北極点到達を目指し、スピッツベルゲン島から飛び立ちました。気球は初期の好天に恵まれたものの、やがて濃霧や強風に遭遇し航路を外れて北大西洋上へ漂流しました。捜索隊が派遣されたものの乗組員の生死は確認されず、アンドレーらの消息は謎のままとなりました。後年、彼らの遺品や日誌の一部がノルウェー沿岸で発見され、航行の一部経緯が明らかになりました。未踏の北極点を目指した壮大な挑戦は、探検史上のミステリーとして語り継がれています。
1897年 サロモン・アウグスト・アンドレー 気球 北極
1921年

東京帝国大学に航空研究所(現 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所)設立。

1921年7月11日、東京帝国大学に航空研究所が設立され、日本の航空宇宙研究の基盤が築かれました。後のJAXA宇宙科学研究所の前身です。
1921年7月11日、東京帝国大学(現・東京大学)に航空研究所が創設されました。当初は飛行機の翼型実験やエンジン性能評価など基礎研究が中心でした。研究所は後に海軍や民間航空界と連携し、航空技術の発展に寄与しました。戦後は宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所へと改組され、日本の宇宙開発をリードする機関となりました。この設立は日本の近代科学技術振興における画期的な一歩でした。
東京帝国大学 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所
1962年

日本初の国産旅客機YS 11が完成。

日本初の国産旅客機YS-11が完成し、航空産業の新たな一歩を刻みました。
1962年7月11日、日本で初めての国産旅客機YS-11が完成しました。 開発は日本航空機製造(NAMC)が担当し、戦後の航空産業復興を象徴するプロジェクトでした。 YS-11は双発ターボプロップ機で、およそ60席を配置可能な地域航空輸送向けの機体です。 同機はその後、日本国内外で広く運用され、ANAやJASなど多くの航空会社に導入されました。 この完成により、日本の航空機設計・製造技術の水準向上が大きく前進しました。
1962年 YS-11
1962年

テルスター衛星により、アメリカとイギリス・フランス間で初の大陸間衛星中継が行われる。

テルスター衛星を介してアメリカとヨーロッパ間で初の大陸間衛星中継が行われました。
1962年7月11日、テルスター1号衛星による初の大陸間衛星中継が実施されました。 同日、アメリカ東海岸とイギリス・フランスを結ぶテレビ映像や音声の中継に成功し、瞬時に映像を伝送しました。 プロジェクトはAT&Tと英国・フランスの通信事業者が共同で推進しました。 この技術的成果は、以後の国際通信や衛星放送の発展に大きな影響を与えました。 世界中でリアルタイム映像伝送の時代が幕を開けました。
テルスター衛星 アメリカ イギリス フランス
1979年

アメリカ合衆国初の宇宙ステーション「スカイラブ」が大気圏再突入して消滅。

1979年7月11日、アメリカ初の宇宙ステーション『スカイラブ』が大気圏再突入し、残骸が燃え尽きました。
スカイラブは1973年に打ち上げられたアメリカ初の宇宙ステーションでした。 その後、軌道制御システムの故障により運用が困難となり、無人状態で放置されました。 1979年7月11日に制御不能となったスカイラブは大気圏へ再突入し、残骸の大部分が燃え尽き消滅しました。 一部の破片は西オーストラリア州沖に落下しましたが、人命被害は確認されませんでした。 この事故は衛星の軌道管理と制御の重要性を再認識させるものでした。
宇宙ステーション スカイラブ 大気圏再突入
2006年

MicrosoftのOSであるWindows98(SEも含む)、Windows Millennium Editionのセキュリティーサポート終了。

MicrosoftがWindows98(SE含む)とWindows Millennium Editionのセキュリティサポートを終了した日。
2006年7月11日、MicrosoftはWindows98(SE版を含む)およびWindows Millennium Editionのセキュリティサポートを終了しました。 これによりこれらのOSは新たなセキュリティ更新プログラムの提供が停止され、既知の脆弱性への対応が行われなくなりました。 ユーザーはサポート終了後はセキュリティリスクが高まるため、Windows XP以降のOSへの移行が推奨されました。 企業や公共機関ではレガシーシステムの影響を受け、運用継続に際して独自の対策が必要となりました。 このサポート終了はMicrosoftの製品サイクル管理方針を示す重要なマイルストーンとなりました。
2006年 Microsoft Windows98(SEも含む) Windows Millennium Edition
2008年

AppleのiPhone(アイフォーン)がソフトバンクモバイルより発売される。

日本で初代iPhoneがソフトバンクから発売され、スマートフォン時代の幕開けとなった日。
2008年7月11日、Appleの初代iPhoneがソフトバンクモバイルより日本で発売されました。 日本市場におけるスマートフォンブームの火付け役となり、タッチパネル操作やApp Storeの利便性が注目されました。 従来の携帯電話とは一線を画す操作性と機能が話題を呼び、多くのユーザーが従来のケータイから乗り換えました。 キャリアの独占販売モデルと高価格設定が議論を呼びながらも、スマートフォン普及の契機となりました。 この発売は国内モバイル市場に大きな影響を与え、以降の端末開発やサービス戦略に変革をもたらしました。
2008年 Apple iPhone ソフトバンクモバイル