1935年

静岡地震。静岡市・清水市などで死傷者9299人。

1935年7月11日未明、静岡県でマグニチュード7.3の地震が発生し、死傷者約9299人を出しました。地域社会に大きな被害をもたらした大災害です。
1935年7月11日未明、駿河湾北東部を震源とするマグニチュード7.3の静岡地震が発生しました。静岡市や清水市を中心に激しい揺れが襲い、建物の倒壊や地滑りが各地で発生しました。津波も観測され、港湾施設や漁村に大きな被害が及びました。死傷者は約9299人に上り、電気・ガス・交通インフラも大きく損壊しました。復旧・復興には長い時間を要し、戦前の大災害として防災体制強化の教訓となりました。
1935年 静岡地震 静岡市 清水市
1950年

奥羽本線三関駅で貨物列車が脱線転覆。原因は人為的に駅構内のポイントの切り替えが行われなかったためであり、後日、男が往来を妨害する罪で逮捕された。

1950年7月11日、奥羽本線三関駅で貨物列車が脱線転覆し、故意によるポイント切替操作の未実施が原因とされた。
1950年7月11日、奥羽本線三関駅で貨物列車が脱線転覆した。 調査の結果、駅構内のポイント切り替え操作が意図的に行われなかったことが原因と判明。 後日、現場で往来を妨害した疑いで男が逮捕され、故意による事故であることが明らかになった。 この事故により列車ダイヤに大幅な遅延が生じ、線路や車両の復旧作業が行われた。
奥羽本線 三関駅 貨物列車 脱線 往来を妨害する罪
1951年

京都府篠村(現亀岡市)で、集中豪雨によりため池が決壊(平和池水害)。死者、行方不明者75人。

1951年7月11日、京都府篠村で豪雨によりため池が決壊し、平和池水害で75名の死者・行方不明者が発生した。
1951年7月11日、京都府篠村(現・亀岡市)で集中豪雨によりため池が決壊し、平和池水害が発生した。 決壊した池は農業用のため池で、上流の大雨で急激に水位が上昇したことが原因。 水害により死者や行方不明者合わせて75名におよぶ大きな被害が発生。 地元住民の避難や救援活動が行われたが、被災地の復旧には長期間を要した。 この災害は治水施設の脆弱性を浮き彫りにし、水害対策の強化を促す契機となった。
1951年 京都府 篠村 亀岡市 ため池 平和池水害
1961年

フィラデルフィア発デンバー行きのユナイテッド航空859便DC 8型機がデンバーのステープルトン国際空港への着陸に失敗、18名の死亡者と44名の重軽傷者を出す。

ユナイテッド航空859便DC-8型機がデンバー空港への着陸に失敗し、多数の死傷者を出しました。
1961年7月11日、フィラデルフィア発デンバー行きのユナイテッド航空859便がデンバーのステープルトン国際空港への着陸に失敗しました。 事故により18名が死亡、44名が重軽傷を負い、当時大きな衝撃を与えました。 悪天候と進入角度の調整ミスが重なったとされ、機体は滑走路付近で大きく損傷しました。 事故後、米国の運輸関連機関が詳細な調査を実施し、着陸手順や気象観測体制の見直しが進められました。 これにより航空安全基準の強化が図られました。
1961年 フィラデルフィア デンバー ユナイテッド航空 DC-8 ステープルトン国際空港
1973年

ヴァリグ・ブラジル航空820便墜落事故。リオデジャネイロ発パリ行きのヴァリグ・ブラジル航空820便ボーイング707型機でパリのオルリー空港への着陸進入中火災が発生、不時着を試みたが滑走路端5キロの地点に墜落し乗員乗客135名中124名が死亡。

1973年7月11日、リオデジャネイロ発パリ行きのヴァリグ・ブラジル航空820便が着陸進入中に機内火災を起こし墜落した事故です。135名中124名が犠牲となりました。
1973年7月11日、ヴァリグ・ブラジル航空820便(ボーイング707型機)がリオデジャネイロからパリ・オルリー空港へ向けて出発しました。 着陸進入中に客室後方で火災が発生し、乗員は不時着を試みました。 しかし滑走路端約5キロの地点で機体は墜落し大破しました。 乗員乗客135名のうち124名が死亡、11名が重軽傷を負いました。 事故調査では機内の電気系統の配線不良などが火災原因と推定されました。 この事故を受け、航空業界では内装材料の耐火性向上や非常脱出訓練の強化を進めました。
1973年 ヴァリグ・ブラジル航空820便墜落事故 リオデジャネイロ パリ ヴァリグ・ブラジル航空 ボーイング707 オルリー空港
1978年

スペインのキャンプ場で爆発事故が発生。217人が死亡(ロス・アルファケス大惨事)。

1978年7月11日、スペイン・カタルーニャ州のアルファケスキャンプ場で燃料トラックが爆発し、217人が死亡する大惨事となりました。
1978年7月11日、スペイン北東部カタルーニャ州アルファケスのロス・アルファケスキャンプ場付近で爆発事故が発生しました。 プロピレンを輸送していた燃料トラックが何らかの原因で漏洩し、炎上後に大爆発を起こしました。 爆風はキャンプ場全体を襲い、テントや移動手段を一瞬で吹き飛ばしました。 この事故で217名が死亡、300名以上が重軽傷を負う惨事となりました。 スペイン政府は危険物輸送規制を強化し、救助体制の見直しを図りました。
1978年 スペイン ロス・アルファケス大惨事
1979年

日本坂トンネル火災事故。東名高速道路・日本坂トンネル内で玉突き事故で173台が炎上し死者7人。

1979年7月11日、東名高速道路の日本坂トンネル内で玉突き事故が発生し、火災により173台が巻き込まれ、7名が死亡しました。
東名高速道路の日本坂トンネル内で、前方車両の追突による玉突き事故が発生しました。 衝突の衝撃で車両が炎上し、次々と後続車両にも火が広がりました。 トンネル内に濃煙が充満し、脱出が困難となった結果、173台の車両が巻き込まれました。 この事故で7名が死亡、多数が負傷しました。 事故後、トンネル内の緊急避難通路や防火設備の整備が進められました。
1979年 日本坂トンネル火災事故 東名高速道路 日本坂トンネル
1991年

ナイジェリア航空2120便墜落事故。カナダのノリス・エアチャーター便DC 8型機がサウジアラビアのジッダ・キング・アブドゥルアズィーズ国際空港を離陸直後に墜落、乗員乗客261名全員が死亡。なお、この機体は元日本航空のJA8057。

1991年7月11日、ジッダ発ナイジェリア航空2120便が離陸直後に墜落し、乗員乗客261名全員が死亡しました。
ナイジェリア航空2120便はキング・アブドゥルアズィーズ国際空港を離陸直後に墜落したDC-8型機のチャーター便でした。 元日本航空のJA8057号機で、離陸時にブレーキの過熱から火災が発生したとされます。 機体は滑走路端付近で制御を失い墜落し、大破炎上しました。 乗員乗客261名の全員が死亡し、1991年の航空事故の中でも犠牲者数が特に多い事故となりました。 事故後、危険品の取り扱いや機体点検基準が厳格化されました。
1991年 ナイジェリア航空2120便墜落事故 カナダ サウジアラビア ジッダ キング・アブドゥルアズィーズ国際空港
1995年

7.11水害。新潟県上越地方・長野県北信地方で集中豪雨が発生。国道148号、大糸線が長期間不通に。

1995年7月11日、新潟県上越地方と長野県北信地方を襲った集中豪雨による洪水災害が発生しました。
7月11日の集中豪雨により、千曲川水系などの河川が氾濫し、広範囲で浸水被害が発生しました。 新潟県上越地方と長野県北信地方では住宅や農地が冠水し、国道148号線や大糸線が長期にわたり寸断されました。 道路や鉄道の復旧には数ヶ月を要し、地域住民は孤立状態に陥りました。 自治体や自衛隊による救助活動やボランティアの支援が急ピッチで進められました。 防災対策として堤防強化や排水ポンプ設備の整備が進みました。
1995年 7.11水害 新潟県 上越地方 長野県 北信地方 集中豪雨 国道148号 大糸線
2012年

九州北部豪雨による九州地方で大きな被害が出た。

九州北部を襲った豪雨で河川氾濫や土砂災害が発生し、甚大な被害が出た日。
2012年7月11日、九州北部を襲った豪雨により各地で河川の氾濫や土砂災害が発生しました。 福岡県や大分県などで1時間に100ミリを超える集中豪雨が観測され、住宅浸水や道路冠水が相次ぎました。 特に杷木町(現・朝倉市)などでは大規模な土砂崩れが発生し、多くの住民が避難を余儀なくされました。 気象庁は記録的短時間大雨情報を発表し、自治体や住民への警戒喚起を行いました。 この豪雨災害は九州地方に甚大な被害をもたらし、防災対策の見直しを促す契機となりました。
2012年 九州北部豪雨 九州地方