元禄11年6月3日

佐々宗淳

(1640 - 1698)

彰考館総裁、佐々木助三郎のモデル

彰考館総裁 佐々木助三郎のモデル
江戸時代の幕府官員で、彰考館総裁を務めた歴史研究家。
1640年に生まれ、江戸幕府に仕えながら学問に励む。 元禄期には彰考館総裁として幕府の歴史資料や系図の収集・編纂を指揮した。 当時の史料学の基盤を築き、幕府の公文書管理に大きな貢献を果たした。 小説『佐々木助三郎』のモデルとしても知られ、民間への影響も大きい。 1698年に死去し、その業績は後世の歴史研究に影響を与え続けている。
1698年 元禄 佐々宗淳 彰考館 佐々木助三郎 1640年
1851年

ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール

(1787 - 1851)

画家、発明家

画家 発明家
フランスの画家・発明家で、写真術「ダゲレオタイプ」を発明した先駆者。
1787年にフランスで生まれ、舞台美術家や劇場装飾家として活躍した。 1820年代からニエプスと共同で実験を重ね、1839年にダゲレオタイプを発表した。 この技術は最初の実用的な写真術とされ、瞬時に像を定着させる手法として注目を集めた。 フランス政府は技術を無償提供し、公立機関や研究者に広く普及させた。 1851年に亡くなるまで写真術の発展に寄与し、現代写真の基礎を築いた。
1851年 ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール 発明家 1787年
1910年

ヨハン・ゴットフリート・ガレ

(1812 - 1910)

天文学者

天文学者
ドイツの天文学者で、計算軌道をもとに海王星を発見した。
1812年にドイツで生まれ、ベルリン天文台で観測技術を学んだ。 1846年、ウルバン・ルヴェリエの計算に基づき、初めて海王星を望遠鏡で確認した。 その功績により名声を得て、ハンブルクやブレスラウの天文台長を務めた。 天体観測や恒星測定の技術改良に取り組み、後世の天文学研究に貢献した。 1910年に死去し、その発見は近代天文学の一里塚とされている。
1910年 ヨハン・ゴットフリート・ガレ 天文学者 1812年
1940年

ドナルド・フランシス・トーヴィー

(1875 - 1940)

音楽学者

音楽学者
イギリスの音楽学者であり、優れた音楽理論と批評で知られる。 作曲家としても活躍した多才な人物。
1875年に生まれ、ケンブリッジ大学で音楽を学んだ。 音楽分析に関する論文を多数執筆し、『音楽分析論文集』などで高く評価された。 エディンバラ大学の教授として後進の指導に尽力。 作曲家・ピアニストとしても活動し、演奏家としての視点を研究に生かした。 1940年に逝去し、音楽学の発展に大きく貢献した。
1940年 ドナルド・フランシス・トーヴィー 音楽学者 1875年
1974年

田淵寿郎

(1890 - 1974)

土木工学者、都市計画家

土木工学者 都市計画家
日本の土木工学者・都市計画家。 インフラ整備と都市の発展に貢献した。
1890年に生まれ、東京帝国大学工学部で土木工学を修めた。 ダム建設や道路整備などインフラプロジェクトに携わり、安全で効率的な都市基盤を構築。 都市計画の観点から住宅地開発や公園設計にも取り組み、住環境改善に寄与。 戦後復興期には復興計画に参画し、復興都市のモデル形成に尽力。 1974年に逝去し、日本の都市計画学界に多大な足跡を残した。
1974年 田淵寿郎 土木工学者 都市計画家 1890年
1978年

荒木俊馬

(1897 - 1978)

天文学者

天文学者
日本の天文学者。 星の観測と理論研究に貢献した。
1897年に生まれ、東京帝国大学理学部で天文学を専攻。 惑星や彗星の軌道計算など精密観測研究に従事。 国立天文台などで観測設備の整備や後進の教育にも尽力。 学界で多数の論文を発表し、日本の天文学発展を支えた。 1978年に逝去した。
1978年 荒木俊馬 天文学者 1897年
2008年

戸塚洋二

(1942 - 2008)

物理学者、東京大学特別栄誉教授

物理学者 東京大学特別栄誉教授
日本の物理学者で、東京大学の特別栄誉教授を務め、ニュートリノ研究の第一人者として知られた。
1942年に生まれた戸塚洋二は、東京大学で物理学を学び、素粒子物理学、特にニュートリノ振動の研究をリードしました。カミオカンデ実験やスーパーカミオカンデ計画において重要な役割を果たし、日本の大規模地下観測装置の発展に貢献しました。数多くの国際共同研究を指導し、世界的な物理学コミュニティで高い評価を受けました。1980年代以降は教職にも力を入れ、多くの後進研究者を育成しました。2007年には東京大学から特別栄誉教授の称号を授与されました。
戸塚洋二 物理学者 東京大学 特別栄誉教授 1942年