07月10日の誕生日 - 芸術家・音楽家

1759年

ピエール＝ジョゼフ・ルドゥーテ

(1759 - 1840)

画家

18世紀末から19世紀初頭のフランスの植物画家。精緻な画風で知られています。

ピエール＝ジョゼフ・ルドゥーテ（1759-1840）は、フランス出身の画家。ナポレオンやロゼリエ夫人の肖像画を手掛け、王立植物園の画家を務めた。『バラ図譜』など植物図譜で精巧な描写を追求し、「花のラスキューラス」と称賛された。その作品は科学的正確性と芸術性を兼ね備え、現代でも高く評価される。水彩技法を駆使し、淡い色彩と細密描写が特徴。

1759年ピエール＝ジョゼフ・ルドゥーテ画家 1840年

1830年

カミーユ・ピサロ

(1830 - 1903)

画家

フランス印象派を代表する画家で、『印象派の父』とも呼ばれる。

1830年にダニエゴ・ロハス島（現ヴァージン諸島）で生まれる。パリで画家として活動を始め、モネやルノワールらと共に印象派運動を推進した。光と色彩の表現に独自の手法を用い、田園風景や都市の街角を多数描いた。晩年はノルマンディーのエルーで制作を続け、1903年に没した。その作品は多くの美術館で高く評価され、後世の画家に影響を与え続けている。

1830年カミーユ・ピサロ 1903年

1834年

ジェームズ・マクニール・ホイッスラー

(1834 - 1903)

画家

アメリカ生まれの画家で、象徴主義やジャポニスムの影響を受けた。

1834年にマサチューセッツ州ローレルで生まれる。パリで美術を学んだ後、ロンドンを拠点に活動し、『ホイッスラーの母』などの作品で知られる。象徴主義的な構成と繊細な色彩感覚により、ジャポニスムの影響を西洋美術に取り入れた。美術批評や風刺画も手がけ、芸術論争を巻き起こすこともあった。 1903年に没し、モダニズムへの橋渡し役として評価されている。

1834年ジェームズ・マクニール・ホイッスラー

1835年

ヘンリク・ヴィエニャフスキ

(1835 - 1880)

ヴァイオリニスト、作曲家

ヴァイオリニスト作曲家

ポーランドの名ヴァイオリニスト・作曲家で、華麗な技巧を持つ演奏で知られる。

1835年にルブリンで生まれ、幼少期からヴァイオリンの天才として注目された。パリ音楽院などで研鑽を積み、世界各地で演奏旅行を行った。数多くのヴァイオリン協奏曲や小品を作曲し、『高音技巧練習曲』などが有名である。後年はロシア帝国の音楽院で教授を務め、後進の指導にも力を注いだ。 1880年に没し、その華麗なテクニックは今日も多くの演奏家に影響を与えている。

1835年ヘンリク・ヴィエニャフスキヴァイオリニスト作曲家 1880年

1888年

ジョルジョ・デ・キリコ

(1888 - 1978)

画家

イタリアの画家・美術理論家。形而上絵画の先駆者として、シュルレアリスムに大きな影響を与えた。

ジョルジョ・デ・キリコ（1888-1978）はギリシャ生まれのイタリア人画家・美術理論家。形而上絵画（メタフィジカル・ペインティング）を創始し、静謐かつ謎めいた都市風景や古典的モチーフを描いた。遠近法を駆使した不思議な空間表現は、シュルレアリストをはじめ多くの芸術家に影響を与えた。 1910年代以降、パリやミラノなどで展覧会を開催し、国際的に評価を確立した。第二次世界大戦後は古典主義的な画風に回帰し、神話や歴史を題材とした作品を制作した。作品はニューヨーク近代美術館やルーブル美術館など世界各地のコレクションに収蔵されている。

1888年ジョルジョ・デ・キリコ 1978年

1895年

カール・オルフ

(1895 - 1982)

作曲家

ドイツの作曲家・音楽教育者。『カルミナ・ブラーナ』で知られ、オルフ・アプローチを提唱した。

カール・オルフ（1895-1982）はドイツの作曲家・音楽教育者である。代表作『カルミナ・ブラーナ』（1937年）は合唱とオーケストラの壮大なスコアで世界的な人気を博した。オルフ・シュールヴェルク教育法（オルフ・アプローチ）を開発し、子供の音楽教育に革新をもたらした。リズムや演劇、ダンスを取り入れた総合的な教育法は現在も世界中の学校で用いられている。戦後は作曲活動と教育の両面で精力的に活動し、後進の育成に努めた。

1895年カール・オルフ作曲家 1982年

1900年

金丸重嶺

(1900 - 1977)

写真家

20世紀前半に活動した日本の写真家。

金丸重嶺は1900年に生まれ、昭和期に写真家として活動した。風景写真や報道写真を通じて被写体の魅力を捉え、国内外の写真展で評価を得た。独自の視点と技術力で日本の写真芸術に貢献し、1977年にその生涯を閉じた。

1900年金丸重嶺写真家 1977年

1923年

飯田善国

(1923 - 2006)

彫刻家、現代美術家、詩人

彫刻家現代美術家詩人

日本の彫刻家・現代美術家・詩人。

飯田善国は1923年に生まれ、彫刻や現代美術の分野で多彩な表現を追求した。金属や石などを用いた作品を制作し、国内外の展覧会で高く評価された。同時に詩作にも取り組み、言葉と立体作品の融合を試みた。 2006年に没するまで、芸術の境界を超えた創作活動を展開した。

1923年飯田善国彫刻家現代美術家詩人 2006年

1928年

ベルナール・ビュフェ

(1928 - 1999)

画家

フランスの画家。鋭角的な線と冷たい色調が特徴的な作品を残した。

1928年パリ生まれの画家。戦後のパリ画壇で注目を集め、独自の暗い色調と線描で知られる。「ビュフェ・スタイル」と呼ばれる抑制された表現で都市景観や人物像を描く。若くして国際的な評価を得て、多くの展覧会を開催。肖像画や風景画を中心に、絵画だけでなく彫刻や版画にも挑戦。私生活では家具デザインなど多才な活動を行った。 1999年に没後も多くの美術館で回顧展が開催され続けている。

1928年ベルナール・ビュフェ画家 1999年

1936年

平吉毅州

(1936 - 1998)

作曲家

オーケストラや合唱曲を中心に現代音楽を切り開いた日本の作曲家。

1936年に生まれる。東京芸術大学作曲科を卒業後、ヨーロッパに留学し西洋音楽の技法を学ぶ。帰国後はオーケストラ作品や合唱曲、室内楽など多岐にわたる作品を発表。日本の伝統音楽の要素を取り入れつつ、モダンな和声感覚を融合させた独自の作風で注目を集める。教育者としても後進の育成に力を注ぎ、多くの作曲家を育てた。 1998年に逝去するまで、日本の現代音楽界を牽引する存在として活躍した。

1936年平吉毅州 1998年

1938年

リー・モーガン

(1938 - 1972)

ジャズトランペット奏者

モダン・ハードバップを代表するアメリカのジャズトランペット奏者。

1938年にアメリカ・ミシガン州で生まれる。 1950年代後半にニューヨークで活動を開始し、アート・ブレイキー＆ジャズ・メッセンジャーズに加入。 1963年録音の『The Sidewinder』が大ヒットし、ハードバップの顔として広く認知される。リーダー作を多数発表し、その躍動感あふれる演奏と深い歌心で多くのファンを魅了した。 1972年に不慮の事故で亡くなるまで、ジャズ界に強い影響を与え続けた。

1938年リー・モーガンジャズトランペット 1972年

1946年

古関正裕

著作家、ミュージシャン

著作家ミュージシャン

著作家でありミュージシャン。ヴィレッジ・シンガーズのメンバー。

1960年代にヴィレッジ・シンガーズのメンバーとして音楽活動を開始し、数々のヒット曲に貢献。その後、エッセイや小説を執筆し、著作家としても活躍。音楽と執筆の両分野で独自の表現を追求し、日本の文化シーンに彩りを加えた。

1946年古関正裕著作家ミュージシャンヴィレッジ・シンガーズ