蛙とび行事奈良・吉野山金峯山寺)
国・地域:
日本
蛙飛びは蓮の花を蔵王権現に供える蓮華会の行事の一環として行われる。献花の法要が一段落すると、大きな蛙が外陣に現れ受戒導師の前に出てかしこまり、法力によって人間に立ち返る法要が始まる。白河天皇の時代、不心得な男が山伏を侮辱したので鷲の窟にさらされ、その後、男は後悔したので、金峯山寺の高僧が男を蛙の姿にして救い出し、蔵王権現の宝前でその法力によって人間に立ち返らせたという伝説を実演する。
金峯山寺で行われる蔵王権現に供える蓮華会の一環として蛙飛びを実演する伝統行事です。
奈良・吉野山の金峯山寺で毎年行われる蓮華会の行事の一つです。
献花の法要後、大きな蛙が外陣に現れ受戒導師の前でかしこまります。
その蛙が法力によって人間に立ち返る様子を伝説に基づき演じます。
伝説は白河天皇の時代に山伏を侮辱した男が蛙の姿で救われた故事に由来します。
信仰と伝統芸能が融合した神秘的な儀式として注目されます。
日本
吉野山
金峯山寺