1945年
日本海軍のロケット戦闘機秋水が初飛行するが、燃料タンクの問題によって墜落し、パイロットが死亡する。
1945年7月7日、日本海軍のロケット戦闘機『秋水』が初飛行に挑むも燃料タンクの不具合で墜落し、搭乗パイロットが殉職しました。
秋水はロケット推進を採用した世界初級の戦闘機として開発が進められた。
7月7日の初飛行では高性能を示す一方、燃料タンクの設計不備が露呈した。
飛行中にタンク破損が発生し、燃料漏れと火災が誘発された結果、機体は制御を失い墜落した。
搭乗していた試験パイロットは脱出が間に合わず、貴重な技術者としての命を落とした。
秋水のコンセプトは後のロケット機研究に影響を与えたが、実用化には至らなかった。
1945年
秋水
1946年
アメリカ陸軍の試作偵察機XF 11が初飛行で墜落し、操縦していたハワード・ヒューズが大怪我を負う。
1946年7月7日、アメリカ陸軍の試作偵察機XF-11が初飛行中に墜落し、操縦していた映画プロデューサーのハワード・ヒューズが重傷を負いました。
XF-11は高高度偵察を目的とした双発プロペラ機として開発された。
初飛行ではプロペラの合成バランス不良により振動が大きく、操縦に支障をきたした。
機体が制御を失い、ロスアンゼルス郊外に墜落した。
ハワード・ヒューズは自らパイロットを務めており、墜落の衝撃で顔と頭部に深刻な負傷を負った。
事故後も航空機開発に情熱を注ぎ、後の航空史に大きな影響を残した。
1946年
XF-11
ハワード・ヒューズ
1959年
しし座α星レグルスの金星による食が発生。
1959年7月7日、しし座α星レグルスが金星による食により一時的に隠される天文現象が観測された。
1959年7月7日、しし座α星レグルスが内惑星金星によって一時的に隠される金星食が発生。
金星食は観測が困難な稀少天文現象であり、世界各地で注目を集めた。
当時の望遠鏡や観測機器を駆使して食の始まりと終わりの時刻が詳細に記録された。
観測データは金星大気の屈折率研究や恒星位置の精密測定に貢献。
20世紀に数回しか観測例がない貴重な現象として天文学界で高く評価された。
天文ファンや研究者にとって特別なイベントとなった。
1959年
しし座
レグルス
金星
食
1988年
ソビエト連邦が火星探査機フォボス1号を打ち上げる。
ソ連が火星探査機フォボス1号を打ち上げ、火星探査競争に参入しました。
1988年7月7日、ソビエト連邦宇宙省が火星探査機フォボス1号を打ち上げました。
本機は火星の衛星フォボスの周回観測を目的として設計されました。
大型ロケットプロトンによりバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。
成功すれば衛星の地理や組成に関する詳細データが得られる予定でした。
フォボス計画はその後も宇宙探査の歴史において重要な一歩とされています。
1988年
ソビエト連邦
火星探査機
フォボス1号
2015年
気象衛星ひまわり8号が、正式運用を開始する。
2015年、気象衛星ひまわり8号が正式運用を開始し、高精度な気象観測データの提供が始まりました。
日本の気象庁と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同で開発したひまわり8号は、静止軌道から日本域を含むアジア太平洋地域の気象観測を行います。従来機であるひまわり7号を大幅に上回る高解像度の赤外線および可視光画像を取得できるため、台風や集中豪雨の監視、災害対応に大きく貢献します。2015年7月7日の正式運用開始以降、リアルタイムでデータを配信し、予報精度の向上や防災情報の強化に寄与しています。
2015年
気象衛星
ひまわり8号