ヒオウギ (檜扇)
花言葉
- 静かな愛
- 誠意
- 個性美
特徴
説明
日本、中国、インドに分布する多年草で、7-8月に橙色の花弁に濃い橙色の斑点がある6枚の花びらを大きく広げるように咲かせます。花は朝に咲き夜には閉じる一日花で、次々と咲き続けます。葉の形が公家の持っていた檜扇を広げた様子に似ていることから和名がついています。花後には黒い種子が実り、この種子は古くから「うば玉」として和歌の枕詞にも使われています。
豆知識
- 以前はヒオウギ属(Belamcanda)に分類されていましたが、DNA系統解析によりアヤメ属に移されました
- 種子の「うば玉」は万葉集にも登場する古い言葉です
- 花は朝に開いて夕方には閉じる典型的な一日花です
- 黒い種子は花材として非常に人気があります
利用方法
観賞用
- 庭園植物
- 切り花
- 茶花
薬用
- 根茎が漢方薬として使用されることがあります
注意: 専門知識なしに薬用として使用してはいけません
食用
その他
- 種子は染料として使用されることがあります
毒性
毒性レベル: 弱い
有毒部位: 根茎
症状: 大量摂取により胃腸の不調を起こす可能性があります