1817年
米国でエリー運河建設開始。
五大湖とハドソン川を結ぶ大規模運河の建設がニューヨークで始まりました。
建設当時、運河は交通の便が悪かったニューヨーク州を結ぶ重要な水路として計画されました。
全長約580キロメートルの運河は五大湖とハドソン川を結び、物資輸送の時間とコストを大幅に削減。
約8年の歳月と莫大な資金を投じて完成し、アメリカの西部開拓と経済発展を強力に後押ししました。
この工事は当時の土木技術の粋を集めたもので、多数の石造りアーチ式橋やロック(閘門)が採用されました。
運河開通後はニューヨーク市が東海岸最大の貿易港となり、同市の商業的地位を確立するきっかけとなりました。
1817年
エリー運河
1840年
キュナード・ラインの客船ブリタニアが就役。
英国キュナード・ライン初の豪華客船ブリタニア号が大西洋航路に就役しました。
英国の蒸気船会社キュナード・ラインが発注した本船は、当時最新鋭の蒸気機関を搭載し、定期的な大西洋横断航路を確立しました。
長さ約70メートル、速力約10ノットの設計で、貨物と乗客を安全かつ比較的速く運ぶことを可能にしました。
この就役により、商業的に成功を収めた初の定期郵便航路が開設され、英国と北米間の往来が飛躍的に拡大。
豪華な客室や食堂、サロンなども備えられ、移民だけでなく富裕層の旅行手段としても利用されました。
ブリタニア号の成功は、その後の洋上鉄道とも称される蒸気船時代の幕開けを告げるものでした。
1840年
キュナード・ライン
ブリタニア
1941年
帝都高速度交通営団設立。9月1日に営業開始。
日本初の地下鉄運営組織、帝都高速度交通営団が設立されました。
1941年7月4日、日本政府は帝都高速度交通営団を設立し、地下鉄整備を組織的に開始しました。
設立後、国会議事堂前~上野間など路線建設計画が進められ、9月1日に浅草~上野間で営業を開始しました。
公営地下鉄として都市交通の近代化を推進し、戦時中の資材不足にも対応しながら事業を継続しました。
戦後は営団地下鉄として発展し、のちの東京メトロの基礎を築きました。
東京の交通網形成における歴史的な出発点です。
1941年
帝都高速度交通営団
9月1日
1949年
国鉄が第一次人員整理30,700人を発表。国鉄三大ミステリー事件の引き金とされる。
1949年7月4日、日本国有鉄道(国鉄)が約3万人を対象とした大規模な人員整理を発表しました。後のミステリー事件の遠因とされています。
日本国有鉄道(国鉄)は戦後の経営効率化を目的に、1949年7月4日に第一次人員整理を発表しました。
整理対象は30,700人に及び、整理解雇や配置転換が行われました。
この大規模な人員削減は、鉄道事故や失踪事件など『国鉄三大ミステリー事件』の遠因とも言われています。
人員削減による従業員の不安や反発が社内外で問題視され、労働運動の高まりを招きました。
政府も国鉄改革を重視し、安全対策や組織改編を急速に進める契機となりました。
この発表は、戦後日本のインフラ再建と労働問題の複雑さを示す出来事です。
1949年
国鉄
人員整理
国鉄三大ミステリー事件
1966年
新東京国際空港の建設予定地を千葉県成田市三里塚の宮内庁下総御料牧場付近とすることを閣議決定(s:新東京国際空港の位置及び規模について)。
新東京国際空港(後の成田空港)の建設候補地が政府閣議で千葉県成田市三里塚に決定された。
1966年7月4日、政府は閣議で新東京国際空港の建設予定地を千葉県成田市三里塚の宮内庁下総御料牧場付近とすることを決定しました。この決定は羽田空港の混雑緩和と国際線受け入れ能力向上を目的としたもので、その後の成田空港建設計画の基礎を築きました。地元住民との対立は後の三里塚闘争へと発展し、日本の公共事業と市民運動のあり方に大きな議論を呼び起こしました。
1966年
新東京国際空港
宮内庁下総御料牧場
s:新東京国際空港の位置及び規模について
1967年
首都高速都心環状線が全通。
首都高速都心環状線(C1)が全線開通し、東京都心の交通網が一周可能に。
1967年7月4日、首都高速道路の都心環状線(C1)が全通しました。これにより東京23区内を循環するルートが完成し、都心部の交通渋滞緩和と各放射状道路の接続性向上が図られました。延長約10.9kmの環状線は主要ジャンクションで各高速路線と連結し、都市の交通インフラに大きなインパクトを与えました。
1967年
首都高速都心環状線
1976年
山口県柳井市との瀬戸内海の屋代島を結ぶ大島大橋が開通。
瀬戸内海の屋代島と柳井市を結ぶ大島大橋が開通し、地域の行き来が容易に。
1976年7月4日、山口県柳井市と屋代島を結ぶ大島大橋が正式に開通しました。延長約840mのこの橋により、かつては船でしかアクセスできなかった屋代島と本土が自動車で直結され、住民の生活利便性や物流が大幅に向上しました。観光や漁業にも追い風となり、地域振興に大きく寄与した橋梁として知られています。
山口県
柳井市
瀬戸内海
屋代島
大島大橋
2004年
ニューヨークのワールドトレードセンター跡地で1 ワールドトレードセンターの起工式。
2004年7月4日、ニューヨークのワールドトレードセンター跡地で1ワールドトレードセンターの起工式が執り行われました。
2001年の同時多発テロで崩壊した世界貿易センター跡地に、新たに建設される1ワールドトレードセンターの起工式が行われました。式典にはニューヨーク市長や建設関係者が参加し、都市再生への意気込みが示されました。完成後、1ワールドトレードセンターは高さ約541メートルのランドマークとなる予定で、最新の耐震・耐風設計が採用されています。再開発計画の一環として周辺の商業施設や公共スペースの整備も進められ、地域経済の活性化が期待されました。工事は長期にわたる大規模プロジェクトとして注目を集めました。
2004年
ワールドトレードセンター
1 ワールドトレードセンター