07月04日の命日 - 芸術家・音楽家

1603年

フィリップ・デ・モンテ

(1521 - 1603)

作曲家

ルネサンス期を代表する作曲家。ハプスブルク宮廷で宮廷楽長を務め、多数のマドリガーレを残した。

1521年頃にフランドル地方で生まれたとされる。ハプスブルク家の宮廷楽長としてオーストリアやボヘミアで活躍した。マドリガーレを中心に500曲以上の作品を作曲し、当時最も多作な作曲家と評された。宗教曲から世俗曲まで幅広いジャンルで才能を発揮し、後世の音楽史に大きな影響を与えた。 1603年に没し、その豊かな作品群は現在も演奏・研究の対象となっている。

1603年フィリップ・デ・モンテ作曲家 1521年

1623年

ウィリアム・バード

作曲家

イングランド・ルネサンスを代表する作曲家で、宗教音楽と世俗音楽の両面で革新をもたらしました。

ウィリアム・バード（William Byrd、1540年頃-1623年）は、イングランドの作曲家です。イングランド・ルネサンス音楽を代表する一人で、宗教音楽や世俗的声楽作品を数多く残しました。カトリックの信仰を背景に、マドリガルやモテット、ミサ曲を独自の様式で融合させた点が特色です。代表作には「Mass for Four Voices」や「Cantiones Sacrae」があり、今日も演奏され続けています。その革新的な作風は後世の作曲家にも大きな影響を与えました。

1623年ウィリアム・バード 1540年

1926年

シャルル・ルルー

(1851 - 1926)

作曲家

19世紀末から20世紀初頭に活躍した作曲家。歌劇や室内楽作品を作曲。

1851年に生まれ、ヨーロッパの音楽院で作曲を学びました。オペラ作品や歌曲、器楽曲など幅広いジャンルで作曲活動を行い、豊かな旋律と繊細な和声感覚が特徴です。彼の作品はいくつかの音楽祭で上演され、当時の聴衆に親しまれました。現在は一部の愛好家の間で再評価されています。1926年7月4日に亡くなりました。

1926年シャルル・ルルー作曲家 1851年

1939年

ルイス・ウェイン

(1860 - 1939)

画家

猫をモチーフにしたユーモラスなイラストで知られる英国の画家。特に猫の擬人化作品が人気を博し、今日でも愛され続けています。

ルイス・ウェイン(1860-1939)はイギリスの画家で、愛らしい猫のイラストを数多く制作しました。ヴィクトリア朝時代に活躍し、猫を擬人化したユニークな作風で一躍人気を得ました。雑誌や絵はがきなどに作品が掲載され、一般家庭にもその名前が浸透しました。晩年は精神的な病に苦しみながらも創作を続け、多彩なタッチの作品を残しました。没後も展覧会や書籍で再評価され、現代のキャットアートにも大きな影響を与えています。

1939年ルイス・ウェイン画家 1860年

1969年

アーウィン・ブルーメンフェルド

(1897 - 1969)

写真家

20世紀を代表するファッション写真家。斬新な構図と光の使い方で知られ、雑誌『ヴォーグ』などで活躍しました。

アーウィン・ブルーメンフェルド(1897-1969)はドイツ出身の写真家で、主にファッション写真を中心に活躍しました。1920年代にパリでキャリアをスタートし、モダンな感覚でモデルと衣装を捉えました。コラージュ技法や多重露光を用いた実験的な表現で写真芸術の可能性を拡げました。第二次世界大戦前後にはニューヨークに拠点を移し、『ハーパーズバザー』『ヴォーグ』などで作品を発表。斬新なビジュアルスタイルは後続世代にも大きな影響を与え、現代でも再評価されています。

1969年アーウィン・ブルーメンフェルド写真家 1897年

1970年

バーネット・ニューマン

(1905 - 1970)

美術家

抽象表現主義の旗手として知られるアメリカの画家。ミニマリズムに影響を与えた作品を残しました。

バーネット・ニューマン(1905-1970)はアメリカの抽象画家で、カラーフィールドと“ジップ”と呼ばれる線を特徴とする作品を制作しました。存在の本質を探求する哲学的視座を作品に込め、観る者に深い没入感を与えます。1950年代から60年代にかけてニューヨーク近代美術館などで個展を開催し、高い評価を得ました。理論的著作も発表し、抽象表現主義運動の理論的支柱としても活躍しました。彼の影響は現在のミニマリズムや現代美術にも色濃く残っています。

1970年バーネット・ニューマン 1905年

1992年

アストル・ピアソラ

(1921 - 1992)

バンドネオン奏者

タンゴ音楽を革新し「nuevo tango」を提唱したアルゼンチンのバンドネオン奏者。

アストル・ピアソラは1921年にブエノスアイレスで生まれ、幼少期からバンドネオンを学びました。クラシックやジャズの要素を取り入れた独自のタンゴ「nuevo tango」を1950年代に確立。代表作『リベルタンゴ』や『アディオス・ノニーノ』などが世界中で演奏され、タンゴの国際普及に大きく貢献。革新的な作風は多くの作曲家や演奏家に影響を与え、音楽界に新たな潮流を生み出しました。 1992年7月4日に逝去しましたが、その音楽は今も愛され続けています。

1992年アストル・ピアソラバンドネオン 1921年

1993年

ロマン・カチャーノフ

(1921 - 1993)

アニメーション監督

チェブラーシカなどの愛らしいキャラクターで知られるソ連のアニメーション監督。

ロマン・カチャーノフは1921年にロシアで生まれ、モスクワの映画学校で学びました。ソユーズムリトフィルムで数々の短編アニメーションを監督し、子供から大人まで幅広い世代に愛される作品を生み出しました。代表作『チェブラーシカ』シリーズや『ワニのゲーナ』はその温かみのあるストーリーとキャラクターで国際的にも高い評価を受けています。彼の手がけた作品はアニメーション技術と表現の両面で新たな可能性を示し、後継者に多大な影響を与えました。 1993年7月4日に逝去しましたが、その功績は今も語り継がれています。

1993年ロマン・カチャーノフアニメーション 1921年

1995年

ボブ・ロス

(1942 - 1995)

画家

テレビ番組『ザ・ジョイ・オブ・ペインティング』で人気を博したアメリカの画家。

ボブ・ロスは1942年に生まれ、米空軍勤務後に独学で絵画を学びました。 1983年から放送されたテレビ番組『ザ・ジョイ・オブ・ペインティング』で、即興で風景画を描くスタイルが話題に。「しあわせの木」などの象徴的なモチーフと穏やかな語り口で、初心者にも親しみやすい指導法を確立。その前向きなメッセージと柔らかな声は世界中の視聴者に影響を与え、芸術教育の新たな可能性を示しました。 1995年7月4日に逝去しましたが、番組は再放送やオンライン配信で新たな世代にも愛されています。

1995年ボブ・ロス 1942年

2000年

植田正治

(1913 - 2000)

写真家

鳥取砂丘での幻想的な写真で知られる日本の写真家。ミニマリスティックな構図とモノクロ作品が高く評価された。

植田正治は1913年、鳥取県で生まれた。独自の視点で被写体を幻想的に切り取り、砂丘や海岸での作品で知られる。モノクロ作品を中心に精緻な構図とユーモアが融合した作風が高く評価された。国内外で多数の個展が開催され、ニューヨーク近代美術館などでも紹介された。写真集も多く刊行され、その芸術性は後世の写真家にも大きな影響を与えた。

2000年植田正治写真家 1913年

2003年

バリー・ホワイト

(1944 - 2003)

ソウルミュージック歌手、音楽プロデューサー

ソウルミュージック歌手音楽プロデューサー

アメリカのソウルミュージシャン兼音楽プロデューサー。深いバリトンボイスと豪華なオーケストレーションが特徴的。

バリー・ホワイトは1944年にアメリカで生まれたソウルミュージックの歌手・音楽プロデューサーである。深いバリトンボイスと豪華なオーケストレーションが特徴的で、多数のヒット曲を生み出した。代表曲「Can't Get Enough of Your Love, Babe」などは世界中で愛され続けている。Love Unlimited Orchestraの創設者としても知られ、プロデュース業でも高い評価を得た。ソウルミュージック界におけるレジェンドとして、その功績は色褪せることがない。

バリー・ホワイトソウルミュージック歌手音楽プロデューサー 1944年

2005年

トーマス・カクシュカ

(1940 - 2005)

ヴィオラ奏者

オーストリアのヴィオラ奏者。アルバン・ベルク四重奏団のメンバーとして世界的に活躍した。

トーマス・カクシュカは1940年にオーストリアで生まれたヴィオラ奏者である。世界的に著名なアルバン・ベルク四重奏団のメンバーとして活躍した。豊かな音色と緻密な演奏スタイルで評価され、多くの録音や演奏会を通じて聴衆を魅了した。後進の育成にも力を注ぎ、大学で教鞭を執った。クラシック音楽界における重要なヴィオリストの一人として知られている。

2005年トーマス・カクシュカヴィオラ 1940年