カラー (阿蘭陀海芋)

学名: Zantedeschia aethiopica
科名: サトイモ科

花言葉

  • 歓喜
  • 乙女のしとやかさ
  • 素晴らしい美
  • 情熱
  • 壮大な美
  • 夢見る美しさ

特徴

花色:

説明

サトイモ科サンテデスキア属の多年草で、南アフリカ原産です。江戸末期の1843年にオランダ船によって日本に渡来しました。花びらのように見える白い部分は実は「仏炎苞」と呼ばれる苞で、中央の棒状の肉穂花序に小さな真の花がついています。シスターの襟(カラー)に似ていることから名付けられ、日本では阿蘭陀海芋とも呼ばれます。冠婚葬祭の花として広く親しまれています。

豆知識

  • 江戸末期にオランダ船で日本に渡来したため「阿蘭陀海芋」と名付けられた
  • ピカソの絵画にもカラーが描かれており、芸術作品のモチーフとしても人気
  • 花びらに見える部分は実際には葉が変化した苞で、真の花は中央の棒状部分にある
  • 南アフリカでは野生のカラーが川辺や湿地に自生している

利用方法

観賞用
  • 切り花として花束やアレンジメントに使用
  • 庭植えや鉢植えとして観賞用に栽培
  • ブライダルブーケの定番花材
薬用

注意: 全草に毒性があるため、薬用としては使用されません

食用

食用不可

その他
  • 冠婚葬祭の装飾花材として重要な役割
  • 宗教的な儀式での装飾

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草, 特に球根

症状: 口内炎、皮膚炎、嘔吐、下痢、喉の腫れを引き起こす可能性があります

イングリッシュラベンダー

学名: Lavandula angustifolia
科名: シソ科

花言葉

  • いつまでも待っています
  • 沈黙
  • あなたを待っています

特徴

花色:

説明

シソ科ラベンダー属の多年草で、地中海沿岸が原産です。6-7月に青紫色の小花を穂状に咲かせ、芳香があることで知られています。ラベンダーの語源は「洗う」を意味するラテン語「ラワーレ」に由来し、古くから香料や薬草として利用されてきました。最も香りが良く、ラベンダーの代表種とされています。耐寒性があり、日本の高温多湿には弱い性質があります。

豆知識

  • ラベンダーの名前は「洗う」を意味するラテン語「ラワーレ」に由来する
  • 古代エジプトではミイラ作りの防腐剤として使用された
  • フランスのプロヴァンス地方では7月にラベンダー祭りが開催される
  • 北海道富良野のラベンダー畑は日本の代表的な観光地となっている

利用方法

観賞用
  • ガーデニングで香りの庭づくりに使用
  • ドライフラワーとして装飾
  • ポプリの材料として利用
薬用
  • リラックス効果
  • 不眠症の緩和
  • 軽い傷の治療

注意: 妊娠中の使用は避け、ペットには有毒です

食用
その他
  • アロマオイルの原料
  • 石鹸や化粧品の香料
  • 防虫剤として利用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草(ペットに対して)

症状: ペットが摂取すると嘔吐、下痢、神経症状を引き起こす可能性があります

キンギョソウ (金魚草)

学名: Antirrhinum majus
科名: オオバコ科

花言葉

  • でしゃばり
  • 清純な心
  • おしゃべり
  • 上品

特徴

花色:

説明

オオバコ科キンギョソウ属の一年草(本来は多年草)で、南ヨーロッパと北アフリカの地中海沿岸部が原産です。花の形が金魚の口に似ていることから金魚草と名付けられました。江戸時代後期に日本に渡来し、現在では春の花壇の定番として親しまれています。花色は白、ピンク、赤、黄、紫など豊富で、草丈も低いものから高いものまで様々な品種があります。

豆知識

  • 花を横から軽く押すと金魚が口をパクパクするように開閉する
  • 英名のスナップドラゴンは「噛みつくドラゴン」という意味
  • 江戸時代には「唐金魚草」とも呼ばれていた
  • 品種改良により現在では200以上の園芸品種が存在する

利用方法

観賞用
  • 花壇植物として植栽
  • 切り花として花束やアレンジメント
  • コンテナガーデンでの寄せ植え
薬用
  • 民間療法で軽い傷の治療に使用されることがある

注意: 現在は薬用としての使用は一般的ではありません

食用

食用不可

その他
  • 子供の園芸教育に適した植物
  • 蜂や蝶の蜜源植物として機能

毒性

症状: 毒性は報告されていません

フロックス (草夾竹桃)

学名: Phlox paniculata
科名: ハナシノブ科

花言葉

  • 合意
  • 一致
  • 協調
  • あなたの望みを受けます

特徴

花色:

説明

ハナシノブ科フロックス属の多年草で、北アメリカが原産です。フロックスの名前はギリシャ語で「炎」を意味する「phlogos」に由来し、花が炎を連想させる鮮やかな色であることから名付けられました。日本では草夾竹桃(クサキョウチクトウ)や花魁草(オイランソウ)とも呼ばれます。小さな花が密集して咲く花房が特徴で、6月から9月にかけて長期間咲き続けます。

豆知識

  • フロックス属には67種が知られ、一年草から多年草まで変化に富む
  • 芝桜(シバザクラ)もフロックスの仲間である
  • 高温多湿の日本の夏にも負けずに開花し続ける丈夫な性質
  • 品種によって草丈が20cmから150cmまで大きく異なる

利用方法

観賞用
  • 花壇の背景植物として植栽
  • 切り花として花瓶に活用
  • ボーダーガーデンでの群植
薬用
  • ネイティブアメリカンの民間療法で使用された歴史がある

注意: 現在は薬用としての使用は一般的ではありません

食用

食用不可

その他
  • 蝶や蜂の重要な蜜源植物
  • 香りのある庭づくりに利用

毒性

症状: 毒性は報告されていません

クレマチス (鉄線)

学名: Clematis florida
科名: キンポウゲ科

花言葉

  • 精神の美
  • 旅人の喜び
  • 策略

特徴

花色:

説明

キンポウゲ科センニンソウ属のつる性多年草で、世界各地に約300種が分布しています。学名の「Clematis」はギリシア語の「klema(ブドウなどのツル)」に由来し、つるでまつわりつく性質を表しています。日本では「鉄線」とも呼ばれ、修景用のツル植物として非常に人気が高く「ツル性植物の女王」の異名を持ちます。4月から10月にかけて長期間にわたって美しい花を咲かせます。

豆知識

  • クレマチスの原種は世界中に約300種が分布している
  • イギリスのチェルシーフラワーショーでは毎年クレマチスの新品種が発表される
  • つるが木質化して非常に長生きし、100年以上生きる個体もある
  • 日本の原種センニンソウもクレマチスの仲間である

利用方法

観賞用
  • アーチやトレリスに這わせる
  • 壁面緑化として利用
  • 鉢植えでの支柱仕立て
薬用
  • 中国では漢方薬として利用される歴史がある

注意: 毒性があるため、素人による薬用利用は危険です

食用

食用不可(毒性あり)

その他
  • ガーデニングでの修景用植物
  • 建物の装飾的緑化

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草, 特に葉と茎

症状: 皮膚刺激、口内炎、消化器症状を引き起こす可能性があります