1896年

ハリエット・ビーチャー・ストウ

(1811 - 1896)

アメリカの奴隷制廃止論者、作家

アメリカの奴隷制廃止論者 作家
『アンクル・トムの小屋』で知られるアメリカの作家・奴隷制廃止論者。
1811年にコネチカット州で生まれる。牧師一家に育ち、宗教的・道徳的影響を受ける。1852年に奴隷制の非人道性を描いた『アンクル・トムの小屋』を出版すると瞬く間に世界的ベストセラーに。作品は廃止運動をけん引し、南北戦争への世論形成に大きく寄与。執筆の傍ら女性教育や社会福祉にも関与。1896年に没し、その文学と社会活動は今日も高く評価される。
1896年 ハリエット・ビーチャー・ストウ アメリカ 奴隷制 1811年
1944年

ターニャ・サヴィチェワ

(1930 - 1944)

『ターニャの日記』の著作者

『ターニャの日記』の著作者
レニングラード包囲戦の悲劇を綴った少女。『ターニャの日記』は戦時下の家族の運命を記録し、戦争の悲惨さを象徴する史料となった。
1930年にレニングラードで生まれたエカテリーナ・サヴィチェワ(通称ターニャ)は、第二次世界大戦中の1941年から1942年にかけて、レニングラード包囲戦の過酷な状況下で家族の死を詳細に記した日記を残した。日記には家族の死亡記録が手短なメモとして綴られ、戦争の悲惨さを端的に示した。日記は戦後、戦争の記憶と市民の苦難を伝える証言として世界中に知られる。1944年7月1日、負傷と飢餓の影響で亡くなった。彼女の記録は平和の尊さを訴える重要な史料として評価されている。
1944年 ターニャ・サヴィチェワ ターニャの日記 1930年
1961年

ルイ=フェルディナン・セリーヌ

(1894 - 1961)

小説家

小説家
革新的な語り口と皮肉に満ちた文体で知られるフランスの小説家。代表作『夜への長い旅』で20世紀文学に大きな影響を与えた。
1894年にパリで生まれ、本業は医師だったが、小説家として活動を開始。1932年刊行の『夜への長い旅』(Voyage au bout de la nuit)で衝撃的な筆致と人間への深い洞察を示し、一躍脚光を浴びる。続く作品でも人間の苦悩や戦争の残酷さを描き出し、その革新的な文体は後進の作家に大きな影響を与えた。戦後には反ユダヤ主義的な論説で批判を浴びることもあったが、その複雑な人間像と独自の視点は文学史に刻まれている。1961年7月1日に没し、その生涯は論争を呼び続けた。
1961年 ルイ=フェルディナン・セリーヌ 小説家 1894年
2005年

萩原葉子

(1920 - 2005)

小説家

小説家
2005年 萩原葉子 1920年